【新日本】高橋ヒロム退団、辻陽太がエール「俺はヒロムちゃんのその夢を、精一杯応援したいと思う」

新日本プロレスは2月3日、福島・いわき市立総合体育館にて『Road to THE NEW BEGINNING』第7戦を開催した。

シリーズ最終戦となる2.11大阪決戦を目前に控え、メインイベントでは「Unbound Co.」の辻陽太&ドリラ・モロニー&永井大貴組と、「UNITED EMPIRE」のジェイク・リー&HENARE&ゼイン・ジェイ組が激突する6人タッグマッチが行われた。

試合はゴング直後から荒れ模様となった。永井がボディスラムでジェイを投げるも、ジェイは鉄柱を悪用した急所攻撃で報復。

これを機に場外乱闘が勃発し、2.11大阪でIWGP世界ヘビー級王座を懸けて戦う辻とジェイク、スペシャルシングルマッチで対峙するモロニーとHENAREが激しくやり合った。

リング上では孤立した永井に対し、ジェイクが手袋をはめた手を口に押し込むという常軌を逸した攻撃を見せる。

さらにHENAREの逆水平チョップやセントーンに苦しめられた永井だったが、ショートレンジドロップキック3連発で意地を見せ、自軍コーナーへ生還した。

スイッチしたモロニーとHENAREは、互いの闘争本能をぶつけ合う肉弾戦を展開。

タックル合戦からモロニーが串刺しゴア、みちのくドライバーIIを放てば、HENAREも強烈なバックドロップを即座に返し、ジャンピングヘッドバットで応戦した。

続く辻とジェイクの対面では、辻がトペスイシーダを狙うもジェイクにかわされ、ジェイとの連携攻撃に晒される場面も。

しかし、永井のアシストを得て形勢を逆転した辻は、ジェイクに変型バックブリーカーからストンプの連撃を見舞う。

終盤、辻はジェイの猛攻を受けながらも、ブレーンバスターで形勢逆転。

ショートレンジドロップキックやラリアットで食い下がるジェイに対し、辻はポップアップしてからのカーブストンプ、そして必殺のジーンブラスターを炸裂させ、3カウントを奪取した。

試合終了のゴングが鳴っても、モロニーとHENAREの闘志は収まらない。

両者は観客席を破壊するほどの激しい乱闘を繰り広げながら、そのままバックステージへと雪崩れ込んだ。

一方、王座戦を控える辻とジェイクは不敵な笑みを浮かべ合い、静かに火花を散らした。

リング上で勝ち名乗りを受けた辻はマイクを握ると、会場のファンへ感謝を述べた後、神妙な面持ちで語り始めた。

「でも今日は、ひとつだけ、触れないといけないことがあるんだ。ヒロムちゃん…。2.11大阪で、ヒロムちゃんがここ新日本を去ることになった」

場内から惜別の声が漏れる中、辻は新ユニット「Unbound Co.」の理念と、盟友への思いを口にした。

「でも、忘れない欲しい。俺たちはUnbound Co.。Unboundだ。俺たちは誰にも縛られない。ヒロムちゃんが新日本を出ることがヒロムちゃんのUnboundなら、俺はヒロムちゃんのその夢を、精一杯応援したいと思う」

そして、辻はファンに向けて呼びかけた。

「だからみんなも、同じように、ヒロムちゃんに精一杯のエールを贈ってくれ! きっとその声援はヒロムちゃんに届いていると思う。いまは来ないけど、きっと彼の心の中では聞いていると思う」

最後に辻は、IWGP世界ヘビー級王者およびGLOBALヘビー級王者としての覚悟を新たにし、大会を締めくくった。

「EVIL、そしてヒロムちゃんがいなくなってからも、俺は新日本プロレスのIWGPヘビー級チャンピオン、そしてGLOBALチャンピオンとして、この団体を守っていかないといけない。どんな世界が待ってるのかな?なぁ、みんな、俺と一緒にその先の世界、作っていかないとな。一緒に歩いていこうぜ! よーし、いわきのみんな…いわきのみんな!この新日本プロレスを一緒に創っていく覚悟はいいか!これが俺のUnboundだ」

2.11大阪、高橋ヒロムのラストマッチ、そして辻陽太とジェイク・リーの頂上決戦。

それぞれの闘いが、まもなく幕を開ける。

<写真提供:新日本プロレス>

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