【ノア】GHC王者Yoshiki Inamuraが杉浦粉砕でV4! 次期挑戦者に“恩師”拳王を指名「Inamura、よくはい上がってきたな!」

プロレスリング・ノアは2月11日、東京・後楽園ホールにて「LEGACY RISE 2026 ~NOAH Jr. TAG LEAGUE 2026~」を開催した。  

超満員札止めとなる1,598人の観衆が詰めかけた聖地のメインイベントで、GHCヘビー級王者・Yoshiki Inamuraが杉浦貴を退け、4度目の防衛に成功した。

さらに試合後、王者は次期挑戦者として、かつての盟友であり恩師でもある拳王を指名。3月8日横浜武道館でのタイトルマッチが決定的となった。

■「バッドガイでも憧れ」杉浦への変わらぬ敬意  

王者の前に立ちはだかったのは、悪の軍団「TEAM 2000X」の一員となり、冷徹な強さを振るうベテラン・杉浦貴だった。  

試合はTEAM 2000Xの不穏な空気が漂う中での激戦となったが、Inamuraは真っ向勝負で圧倒。最後は19分39秒、必殺のDIS CHARGEで杉浦をマットに沈めた。

試合後、マイクを握ったInamuraは、敵対ユニットに堕ちた杉浦に対しても変わらぬリスペクトを口にした。「ミスター杉浦!ユーはミーのあこがれです」。  

バックステージでもその思いはブレなかった。「どんなシチュエーションであれ、ミスター杉浦がグッドガイだろうとバッドガイだろうと、憧れのミスター杉浦とGHCをかけてファイトできたこと、ベリーハッピーです」。  

かつての“ノアの象徴”が悪に染まろうとも、Inamuraにとって杉浦は超えるべき壁であり続けた。

「ただ願わくばグッドでストロングでタフなミスター杉浦ともう一度GHCをかけてファイトしたいです。ミスター杉浦、生意気なこと言いますが、いつかもう一度、ミーとこのGHCをかけてファイトしてください」と、いつの日か“グッドガイ”としての再戦を願う言葉を残した。

■「今日は安心しているぞ」拳王が登場  

そして、焦点は次なる防衛戦へと移った。Yoshiki Inamuraは「ファイナリー、ようやくミスター・ケンノーとタイトルマッチがリング上…まあ、ミーとミスター・ケンノーの間でだけだけど決定しました」と、拳王の名を挙げた。  

元日の日本武道館大会以降、王者が指名するたびに乱入者による妨害が続いていたが、この日は違った。黒いジャージー姿で現れた拳王は、周囲を警戒しながらリングインすると、「今日は安心しているぞ」と安堵の表情を見せた。

■「俺の位置まではい上がってこい」の約束  

リング上で対峙した両者の間には、かつての反体制ユニット「金剛」時代の師弟関係を想起させるエモーショナルな空気が流れた。  

拳王は「昔、ここ後楽園ホールで言ったよな。お前には期待している。そして俺の位置まではい上がってこい、と。Inamura、よくはい上がってきたな!」と、かつて自身が投げかけた言葉を体現し、王者として君臨するYoshiki Inamuraを称賛した。  

その上で、「次は俺がGHCヘビーのベルト行かせてもらうぞ!お前がチャンピオンで俺が挑戦者。このシチュエーション、俺はむちゃくちゃうれしいぞ!」と挑戦を受諾。

さらにバックステージでも「お前とGHCヘビーのベルトをかけて戦えるの、本当にうれしいぞ。今日は邪魔者もいなかった。本当にお前とだったらボディとボディ、NOAHらしい戦いで、そして俺がベルトを奪ってやるよ。プロレスリング・ノアの高い壁見せてやる」と、真っ向勝負での王座奪還を宣言した。

■決戦は3.8横浜武道館  

Yoshiki Inamuraもまた、拳王の言葉に感銘を受けた様子であった。

「あの日の後楽園ホール、ユーの言葉があったからミーは腐らずにプロレスリングを続けることができました。世界で一番のタイトルマッチができる、とミーはビリーブしています」と語り、決戦の舞台として「3月8日、横浜武道館なんていかがでしょうか?」と提案。

両者の合意により、同大会でのタイトルマッチが確実となった。  

また、TEAM 2000Xの介入が懸念される点について、王者は「まだまだTEAM 2000X、ケージから放たれたら何するかわかりません。その日まで、3月8日、横浜武道館までミスター・ケンノーのバックはミーがプロテクトするので、心おきなくGHCをかけたファイトができるようにしましょう」と、まさかの“王者による挑戦者護衛”を申し出た。

■「ケンノーじゃねえぞ!」名称巡り火花  

感動的な師弟対決の決定劇であったが、最後に拳王が釘を刺す場面もあった。  

バックステージに戻った拳王は、自身の呼び名について言及。

「Inamura、もう一言だけいいか? アメリカかぶれか、英語が大好きなのか知らないけど、俺の名前は“ケンノー”じゃねえぞ。拳王だ。そこまでネイティブに読まなくていいぞ。おい、Inamura、次からはしっかりと昔のことを思い出してケン…オウと呼んでくれ」と、Yoshiki Inamura独特の英語交じりの発音に苦言を呈し、雨の水道橋へと消えていった。  

王者Yoshiki Inamuraと挑戦者拳王。方舟の未来を懸けた至高のGHC戦に向け、いよいよカウントダウンが始まった。

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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