【新日本】辻陽太が棚橋社長と対話「会社は俺に任せて、新日本を世界で一番のレベルまで持っていこう」トップ会談、対立構造に終止符
新日本プロレス恒例のルチャ・リブレの祭典『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2026』が2月18日、東京・国立代々木競技場・第二体育館にて開幕した。
メキシコの風が吹き荒れる会場のバックステージで、新日本プロレスの未来を左右する極めて重要な「対話」が行われた。IWGPヘビー級&GLOBALヘビー級二冠王者・辻陽太と、棚橋弘至代表取締役社長による歴史的な和解である。
事の発端は、2.11大阪大会での辻のマイクアピールだった。リング上から親会社であるブシロードに対し「俺たちレスラーはカードゲームのカードじゃねぇ」と悲痛な叫びを上げ、会社側への批判とも取れる発言を行っていた辻。
この日の第5試合に出場予定だった辻は、“諸事情”により急遽欠場となったが、試合後のバックステージに姿を現し、棚橋社長と対面した。
緊張感が漂う中、辻は大阪での発言の真意を社長に直接伝えた。

「前回の大阪でのマイク、俺は『これから一緒に頑張っていこう』ということを伝えたかったんだ」
批判ではなく、選手と会社が一丸となって進んでいきたいという熱い想い。これを聞いた棚橋社長は、王者の覚悟をしっかりと受け止めた。

「OK、辻の言いたいことはよくわかった。会社は俺に任せて、新日本を世界で一番のレベルまで持っていこう。頼んだ」
棚橋社長が右手を差し出すと、辻は迷うことなくその手を握り返した。
「やりましょう、棚橋さん」
固い握手が交わされ、体制側との対立構造に一つの区切りがついた瞬間だった。新時代の象徴である辻と、社長として団体を支える棚橋。
二人の強力なタッグが、新日本プロレスをさらなる高みへと導いていくことになりそうだ。
■代役マーロウ&SOLDIER Jr.が躍動、ティタンが安田を粉砕

辻と石森太二(フライトトラブル)の欠場により、第5試合のカードは変更された。
辻の代役としてフィリップ・マーロウ・ジュニア、石森の代役として遠い親戚にあたるBONE SOLDIER Jr.が登場し、ティタン&永井大貴とのカルテットで、エル・デスペラード&田口隆祐&マスター・ワト&安田優虎の本隊連合軍と対戦した。

急造チームながら、Unbound Co.とルチャドールの連携は冴え渡った。
SOLDIER Jr.はアームホイップやフェイントで観客を沸かせ、マーロウも軽快な身のこなしを披露。
2023年の『BEST OF THE SUPER Jr.』準優勝者であるティタンは、「再び新日本プロレスの偉大なルチャドールと共に過ごせる」と喜びを爆発させ、試合を牽引した。

試合は終盤、安田がティタンに挑みかかるも、世界を知るティタンの壁は厚かった。
トルネードDDTからの変形カッター、そして必殺のラ・ランツァを突き刺し、ティタンが安田から3カウントを奪取した。
■田口隆祐、マスク剥ぎの暴挙!

試合後には不穏な事件も発生した。金メダルを首から下げて入場した田口隆祐が、試合後にマーロウと乱闘を展開。互いにマスクを剥ぎ合う暴挙に出たのである。
素顔をさらされかけた田口は顔を隠してバックステージへ疾走。一方、マスクを剥がされたマーロウはティタンの救済措置(オーバーマスク)で難を逃れた。
田口は「メキシコの仮面の者、ナニを隠してる? 私はこれだけ顔が隠れてれば十分です」と意味深な言葉を残しており、ルチャの祭典の裏で新たな遺恨が芽生えている。
<写真提供:新日本プロレス>
Pages 1 2















