【新日本】“ストゥーカトー”有終の美! メキシコへ旅立つ若獅子・嘉藤匠馬へ、タイガーマスクが贈った30年前の涙の記憶「彼なら必ずやり遂げるだろう」

新日本プロレスのルチャ・リブレの祭典『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2026』第3戦が2月22日、大阪・ATCホール Cホールにて開催された。

第1試合では本シリーズ終了後にCMLLへの海外武者修行が決定しているヤングライオン・嘉藤匠馬が、イホ・デ・ストゥーカ・ジュニアとの日墨タッグ“ストゥーカトー”を結成し、タイガーマスク&松本達哉組と激突した。

試合は、遠征を控える嘉藤の気迫と、ストゥーカとの息の合った連携が光る展開となった。

ベテランのタイガーマスクが重い蹴りや厳しい関節技で若獅子たちに立ちはだかるも、ストゥーカトーは巧みなコンビネーションでこれを分断する。

最後は、嘉藤の肩に乗ったストゥーカが松本へトルペド・スプラッシュを投下し、見事3カウントを奪取した。

今シリーズにおける“ストゥーカトー”としてのタッグ結成は、この日が最後であった。バックステージに現れた二人は、互いの健闘を称え合い、次なる舞台であるメキシコでの再会を固く誓い合った。

ストゥーカ「カトー、俺たちの2つ目の勝利だ」

嘉藤「(※スペイン語で)そうだ!」

ストゥーカ「誰に勝ったかって? タイガーマスクに勝ったんだ。現実に起こっていることが信じられない。夢みたいだ。世界の偉大なルチャドールの一人と対戦して、このタッグパートナーと勝つことができた。“ストゥーカトー”は、今回の『FANTASTICA MANIA』で最高に良い試合の1つになったよ。お前ら準備しとけよ。たぶん、次はメキシコでやれたらいいよな、カトー。(※英語で)ストゥーカトーでメキシコに行こうよ」

嘉藤「(※スペイン語で)お願いします」

ストゥーカ「お願いします。メキシコででっかいことやろうぜ! 来いよ、いや、来なきゃダメだ」

嘉藤「一旦、ストゥーカと(※スペイン語で)今日がファイナルだ。(※日本語に戻って)今日で一旦、いま組まれているカードじゃ今日が最後だけどよ、それはまたメキシコ行っても続いていくし、ストゥーカトーはな。ネクストね、in メヒコね。」

ストゥーカ「もうすぐだ。メキシコでもっとカトーが出るし、もっとストゥーカ・ジュニアが出るよ。でも一旦、この『FANTASTICA MANIA』のシリーズでは今日が最後のタッグでの出場だ。カトー、本当にありがとう。このタッグを組めたことを誇りに思うよ」

嘉藤「ムーチャス・グラシアス」

ストゥーカ「(※英語で)タッグを組めたことに感謝するよ」

嘉藤「ありがとうございます」

ストゥーカ「アリガトウゴザイマス。アリガトウゴザイマス、シンニホン・プロレスリング」

嘉藤「3試合目、『FANTASTICA MANIA』3試合目で、ドンドン自分の中でも感覚が良くなって、ストゥーカさんとのタッグもドンドン上手くいっていて、たのしいな『FANTASTICA MANIA』。あとは何回?4つ?3つ?あと4つか。もっとたのしむぞ。じゃあまた明日や」

歓喜に沸く日墨タッグの一方で、敗れたタイガーマスクは、これから未知の国へと旅立つ嘉藤へ向けて、自身の経験を踏まえた金言を送った。

ルチャ・リブレの本場・メキシコは、決して甘い世界ではないという厳しさと、それを乗り越えてほしいという親心に溢れた言葉であった。

タイガー「ストゥーカの息子、ストゥーカ・ジュニア、メキシコではね、会ったことあるんですけど……試合は1回もやったことないですけど(笑)。やっぱり力もあるし、新日本向きの選手だなと思いますよね。彼なんかもっと新日本に上がり続ければ、たぶんもっと凄い良いものが出てくるんじゃないかと思いますよね。彼が望むなら逆にあのベルト、ボクが今度メキシコに行く時があればそのベルトに挑戦してね、獲りたいなと思うし。
まあ、あと嘉藤に関しては前回も試合をしているんだけど、これが最後かな?メキシコに彼は行きますけど、そんなに甘いもんじゃないから、海外遠征ってのはね。メキシコはこっちでやっているものとは丸っきり違うもんだから。もちろん苦しいことも、大変なこともあるけど、それが修行だし。ボクも初めてメキシコに行ったときは1996年、もう30年くらい前かな。やっぱり苦労したし、涙流しましたから。
だから、もっともっと苦しいことこれからあるけども、彼なら必ずやり遂げるだろうし。まあ、松本はもっともっとこれから新日本で、ここでみっちり鍛えて、みんな前途明るいですよね。あとはストゥーカ・ジュニア、いつでもやりますよ。素晴らしい!アイツも良い選手です」

30年前、異国の地で流した涙。黄金の虎が歩んだ過酷な道を、今度は若き獅子が歩もうとしている。嘉藤匠馬のプロレスラーとしての真の闘いは、メキシコの地から本格的に幕を開ける。

(※松本達哉はノーコメントであった)

<写真提供:新日本プロレス>

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