【マリーゴールド】CHIAKI、王座奪取ならず自らバリカンで断髪!王者・青野未来「あんなヤツの覚悟が、少しだけベルトを輝かせた」

女子プロレス団体マリーゴールドは2月23日、東京・後楽園ホールにて『New Years Golden Garden 2026』を開催。

メインイベントでは凄惨な決着が待ち受けていた。

極悪ユニット「ダークネス・レボリューション(DR)」に所属するCHIAKIが、マリーゴールド・ワールド王座を保持する青野未来に挑むも敗北。

試合前に自ら懸けた「髪」を失い、リングを去る結末となった。

ことの発端は19日に行われた記者会見であった。度重なる挑戦のアピールを王者側から拒絶されていたCHIAKIは、公の場で自らの髪束をハサミで切るという実力行使に出た。

背水の陣を敷いて王座戦を強引に承諾させ、迎えた本番は青野のベルトとCHIAKIの髪の毛を天秤にかける「カベジェラ・コントラ・カンペオナート」として実施された。

ゴングが鳴ると、挑戦者は手段を選ばなかった。

試合中にハサミやバリカンを持ち出して王者を精神的に揺さぶり、さらにはレフェリーの死角を突いてパイプ椅子による凶器攻撃を敢行するなど、DRの構成員としての本領を発揮する。

しかし、10分を経過したあたりから、怒りに火がついた王者の猛反撃が始まる。

青野の強烈なラリアートを食らい、胴締めチキンウィング・フェースロックに捕獲されたCHIAKIは一気に劣勢に立たされた。

泥臭く食らいつき逆転の糸口を探ったものの、最後は青野の必殺技レッドセンセーションの前に力尽き、無念の3カウントを聞いた。

敗戦直後、怒り収まらぬCHIAKIは青野に掴みかかろうとする。

凄惨な乱闘に発展するかと思われたその時、同門であるDRの野崎渚が間に入り、静かに諭した。

「CHIAKI、その気持ちわかるよ。でもお前負けたんだよ。潔く(髪を)切ろうよ」

頼れる同志からの言葉を受け、CHIAKIはリングの中央へ力なく座り込む。その表情には、敗者の運命を受け入れる確かな覚悟が宿っていた。

勝者である青野はハサミを手にすると、CHIAKIの髪をほんのわずかだけ切り落とし、意外な言葉を投げかけた。

「もうこれでいいよ。覚悟は見せてもらった。だから今度はお前の得意なタッグマッチで勝負してやるよ」

これ以上の屈辱を与えることを良しとせず、次なる戦いの舞台を用意するという王者としての度量を示した。

しかし、反逆の闘志は決して消えてはいなかった。青野の提案に対し、CHIAKIは鋭い視線を返してこう吠えた。

「タッグは俺らの聖域だよ。次はお前に恥をかかせてやる」

そして、CHIAKIは自らの手でハサミとバリカンを握り、躊躇することなく自身の髪を次々と刈り落としていった。

その後のバックステージでも終始言葉を発することはなく、手にしたバリカンで残った髪を短く刈り上げると、悔しさを滲ませた顔で控室へと姿を消した。

リング上にひとり残された青野は、マイクを握り王者としての矜持を語った。

青野「あんなヤツとやっても、このベルトの価値なんて1ミリも上がらないと思って、タイトルマッチなんてやりたくなかった。だけど、アイツが懸けた思い、覚悟は伝わったよ。ほんの少しだけど、このベルトも輝いたと思う。だから、この2度目の防衛に誇りをもって、私はもっともっと上、もっともっとこのベルト輝かせていくんで、皆さん応援よろしくお願いします! そして、無事、しっかりCHIAKIから勝ったんで、私は私らしく、これからも王道を進みたいと思います! まあCHIAKIもきっと晴れやかな気持ちになるだろうし、これからまたもっともっとマリーゴールドもりあがっていくんで、皆さん期待しててください!」

館内に「未来」コールが鳴り響くなか、最後は青野が「シャイン! フォーエバー! マリーゴールド!!」と叫び、凄惨な決着となった大会を力強く締めくくった。

至宝のベルトには届かず、象徴であった髪も失った。

だが、青野の温情に甘んじることなく自ら頭を丸めたその姿は、DRのプライドと次なる標的への異常なまでの執念を感じさせるものであった。

戦いの舞台はシングルから、CHIAKIが「聖域」と呼ぶタッグ戦線へと移行する。

髪を失った猛獣の逆襲と、王道を歩む青野未来の防衛ロード。マリーゴールドの闘いはさらに熱を帯びていく。

<写真提供:マリーゴールド>

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