【ノア】AMAKUSAがGHCジュニアV2達成直後、傷ついた拳王へ異例の対戦直訴! 封印された過去が蘇る4.1後楽園「あいつの顔を見ていると、さとうさん…。そう言いたくなってくるかもな」
プロレスリング・ノアは3月8日、神奈川・横浜武道館にて『APEX CONQUEST 2026 in YOKOHAMA』を開催した。
セミファイナルのGHCジュニアヘビー級王座の防衛戦、そしてメインイベント終了後には、階級やユニットの枠を超え、封印されていたはずの「過去の記憶」が激しく交錯するドラマチックな展開が待ち受けていた。

セミファイナル(第7試合)で行われたGHCジュニアヘビー級選手権試合では、王者のAMAKUSAが挑戦者マーク・トゥリューを迎撃。
海外からの刺客が見せる猛攻を凌ぎ切り、12分10秒、開国から強引にエビ固めで押さえ込んで3カウントを奪取。第60代王者として2度目の防衛に成功した。
激闘を終えたAMAKUSAは、敗者へ向けて次のような言葉を送り、王者としての歩みを止めない覚悟を示した。
「トゥリュー殿、これでそなたとの決着がついたとは言わぬ。また何度でもこの方舟でそなたと戦いたい。あの日の思いは確かに紡いだ。我はこの先の闘いに向け、また歩みを進めて参りまする」
一方、王座奪取ならなかったマーク・トゥリューと、セコンドに就いたレイシーも、バックステージで真っ直ぐに前を向いた。
レイシー「本当にトゥリューはよくやったけれど、残念ながらベルトには届かなかった。だけれども、こうしてNOAHに2人で参戦して、2人とも凄く成長できたと思う。タッグとして、今まで以上に強くなったと自分たちは感じている」
トゥリュー「今回NOAHに来て、思い通りにはならなかった。トロフィーを持って帰ることもできない。そして、ベルトも持って帰ることもできない。だけれど、絶対にここに必ず帰ってくる。そして、NOAHに帰ってきて、俺たちが必ずNOAHの中でベストタッグチームだということをみんなに証明してみせる」
AMAKUSAが次なる行動を起こしたのは、メインイベント終了直後のことであった。
GHCヘビー級王者のYoshiki Inamuraに敗れ、リング上で大の字になっていた拳王の元へ、GHCジュニアのベルトを巻いたAMAKUSAが突如として現れたのである。
AMAKUSAは無言のまま傷ついた拳王に肩を貸し、2人寄り添うようにしてインタビュースペースへと姿を消した。
そしてバックステージにて、AMAKUSAは拳王に対し、魂の共鳴とも言える熱い言葉で一騎打ちを要求した。
「拳王殿、そなたの戦いにはいつも心動かされておりまする。またひとつ、思い出したことがございまする。そなたと同じNOAHを思う強き信念、いつもこの胸にありまする。我と一騎打ち、お願いできませぬか……というお問いかけ、愚問でしょうか」
この直訴に対し、拳王の口から飛び出したのは、現在の「AMAKUSA」という存在の奥底に眠る、かつての姿を想起させる禁断のワードであった。
「AMAKUSA、いや、覇王。いや、あいつの顔を見ていると、さとうさん…。そう言いたくなってくるかもな。一騎打ち、もちろんいいよ」
「覇王」、そして「さとうさん」。それは反体制ユニット「金剛」で苦楽を共にした時代や、さらに時計の針を巻き戻した東北のマット(みちのくプロレス)で切磋琢磨した日々を匂わせる、あまりにもノスタルジックな呼称である。
この両者の合意を受け、プロレスリング・ノアは大会終了後、4月1日の後楽園ホール大会にて、スペシャルシングルマッチを電撃決定したと発表した。
試合に冠されたタイトルは「郷愁の陸奥」。
GHCジュニアの頂点に立つ孤高の王者と、ヘビー級王座戦で敗れ再起を誓う反逆者。
交わるはずのなかった2人の運命が、過去の記憶に引き寄せられるように後楽園のリングで激突する。方舟マットは今、極上の人間ドラマに包まれている。
<写真提供:プロレスリング・ノア>















