【ノア】インディー界の雄が交錯した『UNIVERSE CUP』ザ・グレート・サスケが木髙イサミを下し4強入り、敗者は「NOAH本戦にも牙をむく」と宣戦布告

プロレスの映像配信プラットフォーム「WRESTLE UNIVERSE」に名を連ねる各団体の精鋭たちが集結する「第1回UNIVERSE CUP」が3月9日、東京・新宿FACEにて華々しく開幕した。

プロレスリング・ノアが主催する興行『UNIVERSE MAGIC 2026』の中で1回戦の4試合が行われ、髙木三四郎、丸藤正道、ザ・グレート・サスケ、ハヤブサという、日本プロレス史に深く名を刻む重鎮たちが準決勝への切符を手中に収めた。

第5試合に組まれた1回戦では、みちのくプロレスの創始者であるザ・グレート・サスケと、プロレスリングBASARAの代表を務める木髙イサミが激突した。

インディーマット界を牽引してきた両者による、団体の威信と己の生き様を懸けた一戦である。

互いの意地がぶつかり合う総力戦となったが、12分24秒、ザ・グレート・サスケが一瞬の隙を突いて伝家の宝刀ラ・マヒストラルで木髙イサミを丸め込み、激闘に終止符を打った。

試合直後、バックステージに姿を見せた勝者のザ・グレート・サスケは、激しい息絶え絶えの中、対戦相手の想像を絶する気迫について驚きを交えて語り始めた。

サスケ「ちょっと、あの、自分でも信じられないんですけど、1回戦突破しましたね。ただ、イサミ選手とは過去に何度かタッグマッチながら当たってたんですけど、まるで別人のような強さでしたね」

そこに、ダメージの色を濃く残した木髙イサミが遅れてインタビュースペースへと合流する。激闘を終えたばかりの2人の間で、互いの健闘を称え合う言葉が交わされた。

イサミ「マスター、痛いですよ、マスター」

サスケ「お互い様ですかね。やっぱりね、生半可な攻撃じゃあもう勝てないと思ったしね。そっちもでしょ? むしろ。凶器…」

イサミ「そうですね。ダメージは大きいんですけど、やっぱうまいですね、さすが。せっかく勝っていただいたんで、もう僕に勝っていただいたからには優勝してください」

インディープロレスの最前線で体を張り続けてきた木髙イサミにとって、東北の地から新たなプロレスの形を確立したザ・グレート・サスケは、まさに「マスター」と呼ぶにふさわしい存在であった。

自身の思いを託されたザ・グレート・サスケは、準決勝への決意を新たにする。

サスケ「分かりました。イサミ選手の分まで戦いますよ。次はもう準決勝ですね、いよいよね。2回戦というか準決勝ね。頑張ります。必ず勝ちます」

しかし、敗れた木髙イサミの闘志は決して消え去っていなかった。配信サービスの合同トーナメントという枠組みを超え、主催団体であるプロレスリング・ノアそのものへ標的を定める不敵な宣言を放ったのである。

イサミ「僕はまたMONDAY MAGICに呼ばれるように、そしてNOAH本戦にも牙をむいていきたいと思いますので、NOAHの選手の方々、あまり気を抜かないでくださいね。よろしくお願いします。僕からは以上です」

ノアの月曜日興行だけでなく、本戦のリングをも荒らし回るという強烈な宣戦布告。その気高き反骨心に対し、ザ・グレート・サスケは神聖なる言葉でエールを送った。

サスケ「イサミ選手にも神のご加護を!」

「WRESTLE UNIVERSE」という配信サービスが結びつけた、異なる団体のトップ同士の遭遇。

ザ・グレート・サスケは初代覇者の座を目指して準決勝のリングへ向かい、敗北を喫した木髙イサミは方舟のマットを次なる狩り場と定めた。

新宿の夜に交差した2つの野望は、プロレス界に新たなうねりをもたらす予感を秘めている。

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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