【ノア】女子オールスター戦は20分ドロー決着! 激闘の裏で勃発した責任転嫁の内紛と“顔面イジり”のカオス空間

プロレスの映像配信プラットフォーム「WRESTLE UNIVERSE」に参画する複数団体の猛者たちが集結した合同イベントが、3月9日、東京・新宿FACEにて幕を開けた。

プロレスリング・ノアが主催する『UNIVERSE MAGIC 2026』のリングでは、団体の垣根を越えた夢のカードが次々と実現。

第4試合には「UNIVERSE MIX MAGIC 6WOMAN」と銘打たれた、女子プロレス界を牽引するトップスターたちによる豪華絢爛な6人タッグマッチが組まれた。

岩谷麻優、岩田美香、桃野美桜組と、彩羽匠、髙瀬みゆき、林下詩美組という、いずれ劣らぬ実力者たちが一堂に会した一戦。

試合は各選手が持ち味を存分に発揮し、息もつかせぬ攻防が展開されたが、両陣営とも決定打を奪うには至らず。

激しい削り合いの末に、20分00秒の時間切れ引き分けという痛み分けの結果に終わった。

リング上では極上のプロレス芸術を披露した6人であったが、決着がつかなかったフラストレーションは、両陣営のバックステージに予期せぬ不協和音をもたらすこととなる。

先にインタビュースペースに現れた彩羽匠、髙瀬みゆき、林下詩美組は、引き分けという結果に対する不満から、あろうことか仲間割れを引き起こした。

ポジティブに振る舞おうとする髙瀬みゆきをよそに、彩羽匠と林下詩美の間で責任のなすりつけ合いが勃発する。

高瀬「惜しかったでした。惜しかったですね。勝てそうでしたね。ねえ? 詩美さん」

彩羽「あのさ、最後さ、任したのにさ、なんで3つ獲れねえんだよ?」

詩美「何、全部こっちのせいみたいな言い方してんの?」

彩羽「お前がいけるみたいな顔してるからチェンジいったんだろ」

詩美「お前が助けに来ればよかったんじゃないの?」

彩羽「助けにいっただろ。お前がスリー獲れなかったんだろ?」

詩美「こっちの責任にすんなよ」

高瀬「あと10分欲しかった。あと10分あれば獲れましたよ。私たちが勝ってた。でも岩田さんもカッコよかったですからね。仕方ない。(詩美が顔面を張って)おっとっとっと。でも詩美さんもカッコよかった。凄いカッコよかったです。パワフルでとても王子が輝いてました。匠さんも王子が輝いてましたよ。輝いてました」

必死に間を取り持とうとした髙瀬みゆきであったが、怒りの収まらない林下詩美、そして彩羽匠から立て続けに顔面を張られ、2人は早々に控室へと消えてしまう。

取り残された髙瀬みゆきは、空回りするテンションのまま独り言のように総括を続けるほかなかった。

高瀬「今日は出てる人みんなカッコよくて。私、岩谷さん初めましてで戦えたこと、とても幸せに思ってます。ねえ? 皆さん。王子、王子。あとちょっと、あとちょっとでしたよね?」

一方、岩谷麻優、岩田美香、桃野美桜組の控室も、まったく別次元のカオスな空間と化していた。

激闘の疲労から「きつい」を連発する岩谷麻優を中心に、名前の似ている岩田美香への「顔が怖い」という直球すぎる容姿イジりや、桃野美桜の唐突なジェラシーが入り乱れる、女子校の休み時間のようなドタバタ劇が展開された。

岩谷「疲れた、疲れた。きつい、きつい、きつい。マジ疲れた」

桃野「でも20分ですよ」

岩谷「凄いね。もうね、しんどいよ。しんどい、疲れれた。でもこの3人で組むの初めてで…」

桃野「何か顔についてます(と岩谷の顔についていた何かを取る)」

岩谷「どうもありがとう」

岩田「仲いいね」

岩谷「マジで最初組む前は岩田さんのことがちょっと怖かったんです」

岩田「なぜですか? 岩谷さん」

岩田に「顔が(苦笑)」

桃野「分かる」

岩谷「目が怖いじゃん」

岩田「先輩ですけど、メチャクチャ失礼な発言ですね。でも、よく私SNSとかで岩谷、岩田、名前間違われるんですよ」

岩谷「間違われるね」

岩田「間違われますよね?」

岩谷「間違われるよ」

岩田「なんかすごい大先輩ですけど、親近感沸いてましたし、試合したかったんですよ。でも今日、対角じゃなくて隣で悔しかったです。あと桃野。お前と何回タッグ組まされんだよ」

桃野「ホントだよ。まずこの3人で組むっていうことに違和感があって。やっぱ組んでても違和感があった」

岩田「うるせえな」

桃野「でも正直ね…」

岩田「先輩だぞ。誰に口利いてんだ?」

桃野「正直、岩谷麻優選手とはコスチュームが似てるけど、お前浮いてたぞ」

岩田「お前って誰に言ってんだ? 先輩だぞ、このヤロー」

岩谷「まあ、まあ、まあ、まあ。20分ドロー。今日はドローだったんで次また…ちょっと(岩田の)顔が怖いって。またやりたいんですけど、また組んでくれますか?」

岩田「お願いします!(と岩谷と握手)」

桃野「美桜はどっちとも組まない。別に」

岩田「ああいいよ。勝手にしとけよ」

桃野「二人で何かやったら?」

岩田「なんだよ? 嫉妬か? コラ!」

桃野「嫉妬じゃないし!」

岩谷麻優と岩田美香が和解の握手を交わす横で、完全にへそを曲げた桃野美桜が退室。

それを岩田美香が追いかけて口論を続けるというシュールな結末に、プロレス界のアイコンである岩谷麻優も困惑の表情を浮かべるしかなかった。

各団体のトップを張る強烈なエゴと個性がぶつかり合った6人タッグマッチ。

リング上の美しい激闘と、バックステージでのまとまりのなさは、女子プロレスの奥深い魅力と恐ろしさを同時に見せつける結果となった。

<写真提供:プロレスリング・ノア>

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加