【全日本】「はなわ家」長男・塙元輝が25歳の大決断! 安定の教職を捨て、妻子を背負いプロレスのリングへ!将来的にウルフアロンとの対戦も視野に「大きな舞台でやりたいなと思う」
全日本プロレスは3月10日、事務所にて新たな練習生契約に関する記者会見が開かれた。
登壇したのは福田剛紀代表取締役、宮原健斗選手会長、そして4月1日付での入門が決まった塙 元輝である。かつてテレビ番組の企画で日本中から注目を集めた柔道少年が、安定した職と家庭を持つ25歳となり、あえて泥臭い下積みの世界へと飛び込む覚悟を語った。
冒頭、福田剛紀代表取締役は入門の経緯について次のように説明した。
「本日はお忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。本年4月1日よりこちらにおります、塙 元輝が全日本プロレスの練習生として入門することになりましたことをご報告申し上げます。ここに至る経緯といたしましては、私どもからこの恵まれた体格と才能とそして経験を生かすよう、ぜひ一緒にやらないかというお声掛けをいたしまして、前向きに検討してもらった結果、今日の日を迎えることができました。これからデビューするまで、そしてデビューしてから成長する様を、皆様に見守っていただければ嬉しいと思います。これからよろしくお願いいたします」
180cm、110kgの屈強な肉体を誇る塙 元輝のスポーツ歴は、7歳から始まった15年間に及ぶ柔道への献身に裏打ちされている。佐賀工高時代は100kg超級で県大会を制し、全国高校総体でベスト16入り。全九州高校柔道競技大会や九州ジュニア体重別柔道大会で準優勝を果たし、強豪・国士舘大学へ進学。第33回全国体育系学生柔道体重別選手権大会でもベスト8という実績を残した。
2023年に大学を卒業したのち、山口県の東亜大にて教員として2年間指導にあたった。妻と子を持つ身でありながら、昨年5月に安定した職を退き、プロレス界からのオファーに応える決断を下した。
塙 元輝は、マット界へ足を踏み入れた胸中を明かす。

「大学生時代もプロレスはそこまで多くはないんですけど、拝見はしてまして、大学生時代はそういった気持ちは全くなかったんですけど、大学卒業してから教員をさせていただいてて、その中でプロレスラーというものが頭の片隅にずっとあって、ありがたく本当にお声がけ頂いて、そこから真剣に毎日考えて、この決断に至りました」
「昨年の5月31日に退職をして、そこからは1人でやっていたんですけども、その期間にお声がけを頂いて今に至るという感じです」
厳しいプロレスの道へ進むことに対し、周囲の理解も得ている。アスリートである妻の反応について問われると、力強く答えた。
「妻も元々柔道をやっていて、アスリートなので、前向きに頑張ってと言っていただいてるんですけど、やっぱり怪我とかそういう部分は心配ではあるんですけど、それ以上に『スターになって、もっと大きくなるチャンスが今あるから頑張って』と言っていただいてます」
父であるお笑い芸人・はなわからも「はい、もちろん、して、前向きに頑張ってと言っていただいています」と背中を押されたという。
社会人経験と家庭を持つ25歳の青年が、一人の練習生としてマット界の伝統的な下積みに挑む。「はい、 1からやっていきたいと思っています」と覚悟を語る新人に対し、同席した宮原健斗選手会長は団体が求める下積みの厳しさと期待を口にした。
「全日本プロレス選手会長宮原健斗です。この度、塙 元輝が練習生契約ということで、今、全日本プロレスは新時代が生まれまして、さらにその下の世代が出てくる時代に突入したのかなと感じています。その新たな時代を元輝には引っ張っていってほしいなと思っております。これから活躍できるように、そしてデビューを目指して頑張ってほしいなと思っております」
「状況は家庭があるので、道場に住み込むという形ではないんですけれども、全日本プロレスの合宿場がありまして、そちらでは朝8時から掃除だったり、そして10時から若い選手が集まって合同練習があったり、そして練習後はみんなでお昼ご飯を食べて、そしてその後、洗濯物を畳むとか、そういった炊事洗濯、みんなで身の回りのことやっていることは、元輝にも合宿所に住まないんですけれどもやってもらうつもりですし、はい。そういう感じで元輝も練習生がやるべきことは全てやっていくということで、1からということです」
長年培った柔道の経験をどのように生かすかという問いに対しては、謙虚ながらも向上心を見せる。
「柔道をやってたので、やっぱり柔道技とか。活かせたらなと思うんですけど、まだやったことがないので、どういったスタイルになるかもわからないですし。わからないんですけど、精一杯努力して、いいレスラーになりたいなと思います」
目指すレスラー像については、偉大な先人の名を挙げた。
「目標というか、憧れみたいな選手は、今いろいろな選手を見てるんですけど、他団体ではあるんですけど、武藤敬司さんみたいな、男らしい選手に今、憧れじゃないですけど、そんな風になってみたいな、という気持ちはあります」
また、柔道界からプロレス界へ転身した五輪金メダリストのウルフアロンについても言及する。
「僕も大学生時代、ウルフさんと練習もしたことはあるんですけど、あのそういった方があの大きい舞台で戦っている姿を見て、刺激にもなりますし、そこまで意識はしてないんですけど、僕自身が大きくなって、大きい舞台でやりたいなという思いはあります」
まだ見ぬ対戦相手や理想のスタイルについては未知数としながらも、眼差しはしっかりと未来を見据えている。
「今のところはあまり現実味がないというか、僕自身まだリングの上に立ったことないですし、まだ経験も全然ないので、今のところは対戦したい選手はいないんですけど、本当にスターになって大きい舞台でやりたいなという気持ちあります」
「そこもまだ、僕が経験がないのでわからないんですけども、本当に、塙 元輝というプロレスラーを皆さんに知っていただいて、プロレスをもっと広めて、全日本プロレスを大きくするっていう気持ちです」
新たな人生のスタートラインに立った塙 元輝は、自身の決意を力強い言葉で締めくくった。
「僕自身、柔道を今までしていて、柔道には一区切りついたと自分の中で思っています。今後、このプロレスという舞台で戦って塙 元輝というものをもっと広めて大きくしていきたいなと思っています。よろしくお願いします」
「僕個人としての目標は、やっぱり塙 元輝というプロレスラーを大きくして、スターになりたいという思いと、この全日本プロレスをさらに大きくして頑張っていきたいというか気持ちです」
教職という安定した道を離れ、雑用も厭わぬ泥臭い下積みの世界へと飛び込む異色のルーキー。全日本プロレスの新たな時代を担う原石が、今、確かな第一歩を踏み出した。
▼主な成績
高校総体佐賀県予選 個人戦(100kg超級) 優勝
高校総体(全国大会)個人戦(100kg超級)ベスト16
全九州高校柔道競技大会 個人戦(100kg超級)準優勝
九州ジュニア体重別柔道大会(100kg超級)準優勝
第33回全国体育系学生柔道体重別選手権大会(100kg超級)ベスト8
<写真提供:全日本プロレス>
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