【新日本】迫るTMDK同門対決! 大岩陵平が快勝でザックへ「超えれると自分を信じてるから」と堂々宣言、王者・辻陽太も熱視線

新日本プロレスの春の最強戦士決定トーナメント『NEW JAPAN CUP 2026』第4戦が3月10日、岡山・シゲトーアリーナ岡山にて開催された。

第5試合では、3月14日の名古屋大会にてトーナメント2回戦で激突することが決まっているザック・セイバーJr.と大岩陵平のTMDK同門タッグが実現。

IWGPヘビー級王者の辻陽太と、血気盛んな若武者・永井大貴のUnbound Co.陣営と対戦した。

次戦で矛を交える者同士が同じコーナーに立つという特異な状況の中、ザック・セイバーJr.と大岩陵平は息の合った連携を見せつつも、互いの実力を確かめ合うかのように躍動した。

対するUnbound Co.も、王者である辻陽太が貫禄のファイトで立ち塞がり、永井大貴もドロップキックやスパインバスターで食らいつく。

しかし、最後は大岩陵平が永井大貴の突進を鮮やかに切り返し、必殺のローリングジャーマンスープレックスホールドで完璧な3カウントを奪い取った。

決着後、ザック・セイバーJr.と大岩陵平は静かに言葉を交わし、額を突き合わせてから固いグータッチで健闘を誓い合った。

バックステージに戻ったザック・セイバーJr.は、王者の辻陽太へ向けた挑発的な言葉を口にしつつ、次戦で激突する愛弟子「ロイ・ザ・ボーイ」こと大岩陵平の成長を認めながらも、絶対的な自信を覗かせた。

ザック「バカには古き良き平手打ちとチョップを食らわさないとな。まあ、それは別の機会の話だ。改めて、ヨータ、ヨータ・ツジ。いいね。IWGPヘビー級王者の姿を見られて嬉しいよ。素敵な笑顔を浮かべて。ツジ、俺が『NEW JAPAN CUP』で3度目の優勝を果たし、金ピカのベルトという褒美を獲ったなら、その笑顔も消えるだろう。ただ次は、モウスグ、マジカル・マレットヘアのロイ・ザ・ボーイと対決だ。フジタとオーイワの2人がTMDKに加入してからというもの、いつも言っているとおり、いつかそう遠くない将来、アイツらは俺たち全員を追い越していく。だが、マダマダ。これからわかる。ロイが、俺が思っているように優秀なのかどうか。あるいは、現時点では俺のほうが優れているのか。同じ年齢、コンディション、称賛で、世界で俺に並ぶ者はいない。もう1度IWGP世界ヘビー級王者になるさ。そして3度目の『NEW JAPAN CUP』優勝を果たす。とにかく、ロイ・ザ・ボーイが楽しませてくれるのが、今年になるか、もう少し先になるか。ンー、どっちだろうな、ロイ?」

一方、見事な勝利で弾みをつけた大岩陵平は、1回戦でYuto-Iceを破った新技の誕生秘話を明かし、同門の先輩から付けられた愛称を背負って下剋上を果たす決意を語った。

大岩「1回戦、Yuto-Iceに勝ってホッとしてる場合じゃないよ。次、ザック・セイバーJr.か。Yutoに勝ったあの技はロイクラッチ。ロイってあだ名を付けてくれたのがザックなんだよね。本当は、本当は取っといて、ザックにここで出して恩返しのつもりで作った技だったんだけど、1回戦も出さざるを得なかったし、まだまだ自分の手の内は明かしてないものはいっぱいあるから。ザック、バチバチでもいいよ。テクニカルでもいい。俺は今年、ザックを超えれると自分を信じてるから。(3.14)名古屋、楽しんでいきます」

対角線に立っていたIWGPヘビー級王者の辻陽太は、急成長を遂げる若手の勢いを認めつつも、トーナメントの覇権を争うライバルであるザック・セイバーJr.へ熱いエールを送った。

辻「アァ、元チャンピオンさんよ!たしかに大岩に今、流れが来てるかもしんねぇけど、ザック、こんなところで踏みとどまるザック・セイバーJr.じゃないだろう。勝ち上がってこいよ」

そして、奮闘むなしくピンフォール負けを喫した永井大貴の口からは、結果が伴わない現状への強烈な焦燥感と、決して折れない不屈の魂が絞り出された。

永井「いつも……いつもだ。何か掴みそうで、でもそれを掴もうとした瞬間、俺の手元から離れていく。これがいつまで続くかわからない。でも、俺は諦めねぇぞ。オメーらが諦めても、俺はやってやる。今に見てろ」

頂点を見据える絶対的な実力者、下剋上を狙う若き才能、そして泥臭く這い上がろうとする男。

春のトーナメントがもたらす極限の緊張感が、それぞれのプロレスラーたちの野望と焦燥をリング上で激しく交錯させている。

<写真提供:新日本プロレス>

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