【さらば第2の聖地】プロレスを支えた熱狂の空間「新宿FACE」が9月30日で閉館へ!SNSで広がるレスラーたちの惜別の声
東京・新宿歌舞伎町で21年にわたり熱狂空間を生み出し続けてきた「プロレス第2の聖地」が、その歴史に幕を下ろす。
株式会社ヒューマックスエンタテインメントは2026年3月10日、イベントスペース「新宿FACE」の営業を、定期建物賃貸借契約の満了に伴い同年9月30日をもって終了すると発表した。
2005年にライブハウス「LIQUIDROOM」の跡地に誕生し、約600人という客席とリングの近さが生み出す濃密な熱気は、数多のプロレス団体を支え続けてきた。
同施設の小川愉可支配人が「新宿FACEはステージとリングという二つの顔を持ち、公演ごとに表情を変える世界でも稀有なエンターテインメント施設であったと自負しております」と声明を発表するなか、この突然の知らせを受け、マット界からはSNSを通じて惜別と感謝の声が次々と溢れ出している。
2026年3月10日
「新宿 FACE」閉館のお知らせ
いつも新宿FACE をご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、新宿FACE は定期建物賃貸借契約の満了に伴い2026年9月30日をもちまして閉館する運びとなりました。
2005年のオープン以来、多くの皆さまにご利用・ご来場いただきましたこと、心より感謝申し上げます。新宿FACEはステージとリングという二つの顔を持ち、公演ごとに表情を変える世界でも稀有なエンターテインメント施設であったと自負しております。
このような施設が幕を下ろすことは大変残念であり、私たちにとっても大きな喪失感を抱いております。
最終営業日までスタッフ一同全力を尽くして参りますので、ぜひ新宿FACE で行われるすべての公演を最後までお楽しみいただけましたら幸いです。
また、いつかどこかでみなさまとお会いできる日が来ることを、心より願っております。
これまでのご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、最終日まで何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社ヒューマックスエンタテインメント

長年このリングに上がり続けてきたレスラーたちは、それぞれの思いをXに投稿した。
髙木三四郎は「9月末での新宿FACE閉館が発表されました。私たちも凄くお世話になった会場ですし、昨年は20周年を共にお祝いさせて頂きました。私たちにできる事は閉館までの間、新宿FACEでお客様が楽しめる空間を築き上げる事です。最後まで一緒にやっていきましょう!」と前を向く。
鈴木みのるは「お疲れ様でした!ありがとう新宿FACE!ありがとうオガワ支配人!(ジツは元パンクラススタッフだったりする)」と労いの言葉を送った。
CIMAは「最初で最後の自主興行となってしまうけど、CIMA再スタート29周年大会を新宿FACEで開催させてもらえるのはホンマに有難い。長年、プロレス界に大貢献していただき感謝しかないですよ。みんなで行こう、新宿FACE」とファンへ呼びかけている。
女子プロレス界のレジェンド、アジャコングも「F/ACE閉館か……寂しいなぁ。沢山の試合の思い出が詰まり過ぎてる9月まで、後何回FACEで試合出来るかな……」と胸中を吐露した。
ドラゴン・キッドは「数えるほどしか試合してないけれど、大切な思い出のある会場。新宿FACEでの初試合は2009.1.24ハヤブサ・プロデュース興行Fiesta del “HAYABUSA” PHOENIX。映像が残っていないので、幻の大会。あれから17年。2026.1.26 新宿FACE。となりに、ハヤブサ選手がいた。」と、亡き盟友との尊い記憶を回顧している。
また、歌舞伎町という立地がもたらした利便性と、会場が持つ唯一無二の価値について言及するレスラーも多い。
ラム会長は「エンタメがしんでいく中で、この令和に大都会・新宿歌舞伎町でプロレスが見られるってめちゃくちゃ贅沢なことだったと思う。普段会場まではなかなか足を運べないライト層も『新宿FACEなら』とか、仕事帰りに行きやすいとか現地観戦のハードルをだいぶ下げてくれた会場だった。プレイヤー、利用者、現場主義の自分にとって全てが理想的だっただけに。非常に残念。さびしいけど、まだ少し時間はあるからもっと楽しい思い出つくらせてもらおう。」と、その多大な功績を称えた。
佐藤光留は興行を打つ側の視点から、異例の呼びかけを行っている。
「プロレス団体がよく使う会場で興行をやる事に限界を感じ始めた時があった。空いてないのよ。コロナが流行りまくった時は、そもそも密閉された空間でプロレスをやる事が憚られた。そんなこんなで多くの会場を探して耕してきたが、やはり新宿FACEは奇跡の会場だ。それを閉鎖と同時に、まさに痛感してしまう。人間は愚かだが、その利便性が永遠に続くと思わせてくれた事実にこそ感謝したい。…という事で、単発で”最後の”新宿FACE興行はちょっと…という団体&選手様は佐藤光留までご連絡ください。複数の団体&選手が集まって合同興行ならきっと出来るハズ。空いてない?深夜でもか?まずは行動。それも、技術のうち。な。」
そして、このリングで幾多の試合を経験してきた選手たちからも、愛着に満ちた言葉が寄せられている。
関口翔は「新宿FACE。数え切れない思い出がいっぱい。色んな団体で、色んな試合で、立たせていただきました。新宿FACE大好き」。
米山香織は「新宿FACEにはゴキゲンな思い出がたくさん。本当にお世話になりました。とってもさみしいけど最後までよろしくお願いします!!!!」。
この会場で初陣を飾ったちゃんよたは「私がデビュー戦をしたのも新宿FACEでした思い出の詰まった新宿FACE。悲しいけれど、新宿FACEで出来る残りの時間を大切に噛み締めます…!!今日という試合を大切に闘います。」と決意を新たにした。
プロレス第2の聖地が終焉を迎える9月30日まで、残り約半年。
選手とファンの記憶が深く刻まれた歌舞伎町の熱狂空間は、最後の日までプロレスの熱を帯び続ける。














