【スターダム】HANAKOが姫ゆりあを粉砕しフューチャー王座V4、挑戦表明の八神蘭奈の挑発を一蹴しV5戦へ猛加速「とっとと防衛して3周年に備えたいねん」
女子プロレス界を牽引するスターダムの春爛漫を告げる『シンデレラ・トーナメント2026』。
その準々決勝が組まれた3月11日の東京・後楽園ホール大会にて、もう一つの熱き闘いが繰り広げられた。
若手選手の登竜門であるフューチャー・オブ・スターダム選手権試合である。
王者のHANAKOと挑戦者の姫ゆりあは、数日前の3月6日に行われた同トーナメント1回戦(愛知・名古屋大会)で激突するも、結果は無念の両者リングアウトという痛み分けに終わっていた。

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完全決着をつけるべく組まれた今回のタイトルマッチは、単なるベルトを懸けた戦いという枠を超え、互いの意地とプライドが交錯する激闘となった。

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試合は開始のゴングが鳴り響く前に、挑戦者の姫ゆりあが奇襲を仕掛ける荒れ模様の幕開けとなった。
しかし、王者のHANAKOは全く動じない。持ち前の規格外のパワーを見せつけ、強烈なボディースラム一撃で挑戦者をマットに沈め、深いダメージを与えた。

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必死に食らいつく姫ゆりあは、持てる力をすべてぶつけるようにエルボーを8発連続で打ち込む。
だが、王者はその猛攻を表情一つ変えずに受け止めきり、逆に重厚な一撃を叩き込んで圧倒的な実力差を見せつけた。

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終盤、挑戦者が得意とする首4の字固めに捕らえられる場面や、決死のプランチャを浴びる場面もあったが、強靭な肉体と精神力でこれを凌ぎ切る。
最後は12分3秒、必殺のJPコースターを完璧なタイミングで炸裂させ、片エビ固めで力強く3カウントを奪取。堂々の4度目の防衛に成功した。

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決着後、マイクを握ったHANAKOの口からは、この対戦を実現させるに至った真の動機が語られた。
そこには、かつて同じユニットで共闘し、現在も多大な影響力を持つ先輩レスラー・白川未奈の名前があった。
「ビーナスの後継者が誰か、確かにゆりあと戦いたかったきっかけは白川未奈や」
偉大な先人の後継者争いという文脈。
しかし、闘いを通じて王者が感じ取ったのは、過去の因縁以上に、眼の前の挑戦者が放つ純粋な熱量であった。
HANAKOは静かに、しかし力強く姫ゆりあへ向けて次のように言葉を紡いだ。
「でも一番の理由は、お前がずっとこのフューチャーを思ってくれていたからや」

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ベルトへの愛と執念。それを肌で感じ取ったからこそ、王者は挑戦者を真っ向から叩き潰し、その思いを昇華させたのである。
しかし、絶対王者として君臨するHANAKOに、勝利の余韻に浸る時間は与えられなかった。
熱戦の熱気が冷めやらぬリング上へ、次なる刺客として八神蘭奈が姿を現したのである。
八神蘭奈はマイクを奪うと、王者の現在の置かれた状況を冷酷にえぐり出し、挑発的な言葉で挑戦状を叩きつけた。
「ユニットがなくなって、タッグパートナもいなくなってヒマでしょ?そのベルトかけてタイトルマッチやらせてください」
孤高の王者に対する、あまりにもストレートで手厳しい要求である。
だが、HANAKOは怯むどころか、持ち前の早口で反論をまくしたて、挑戦者を徹底的に見下した。
そして、目前に迫る自身の大切な節目を理由に、八神蘭奈の挑戦をあっさりと受諾してみせた。

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「とっとと防衛して25日の(デビュー)3周年記念に備えたいねん」
眼の前の挑戦者は、自らの記念日を飾るための単なる通過点に過ぎない。そう言い放つ王者の姿には、微塵の揺らぎもなかった。
このやり取りを受け、次期シリーズのビッグマッチである3月15日の神奈川・横浜武道館大会にて、フューチャー・オブ・スターダム選手権のV5戦が正式に決定した。
先人の影を打ち払い、若き挑戦者の思いを受け止めた上で粉砕したHANAKO。
己の信じる道を突き進む王者は、絶え間なく押し寄せる次なる波乱を「ヒマつぶし」として片付け、3周年の栄光へと猛進していく。
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