【新日本】ウルフアロンが素人柔道技を一刀両断! 巨漢ファレ投げに手応えも、謎の「胸毛」トークで独壇場
新日本プロレスの春の最強戦士決定トーナメント『NEW JAPAN CUP 2026』第7戦が3月14日、愛知・名古屋金城ふ頭アリーナで開催された。
第2試合の6人タッグマッチには、トーナメント1回戦で無念の敗退を喫したウルフアロンが、小島聡、安田優虎と組んで出場。
因縁の相手であるドン・ファレ、そしてチェーズ・オーエンズ、金丸義信を擁する極悪軍団HOUSE OF TORTUREと激突した。
ウルフアロンにとっては、初戦で自身を葬ったドン・ファレへの雪辱戦という意味合いが強い。

試合開始のゴングを待たずに奇襲を受けたものの、闘志を燃やす五輪金メダリストは巨漢に対して真っ向から立ち向かった。

串刺しラリアットやエルボードロップで果敢に攻め込むも、圧倒的な体重差とパワーの前に、狙っていたブレーンバスターは未遂に終わる。

さらにチェーズ・オーエンズからは、柔道家としてのプライドを逆撫でするかのように、見よう見まねの一本背負いを仕掛けられる場面もあった。

しかし、ここは本家の意地で逆に相手を強引に投げ飛ばし、極悪軍団の横暴を許さなかった。

試合自体は、孤軍奮闘した安田優虎がチェーズ・オーエンズのラストテスタメントの前に沈み、ウルフアロン組は敗北を喫した。
しかし、試合後のバックステージは完全にウルフアロンの独壇場となった。
開口一番、自身へ不用意に柔道技を仕掛けてきたチェーズ・オーエンズに対し、専門家としての厳しいダメ出しを行ったのである。
ウルフ「オイ、チェーズ・オーエンズ、あの柔道技はなんだ?あれなんだ、背負い投げか?俺のこと投げれるわけないだろ。まず、講道館に行って、1から柔道学べ。俺は23年間、柔道やってきたんだ。柔道っていう競技では、俺は最強なんだ。はあ……あれ、なんの技だったんだろな、あれ?体落としでも背負い(投げ)でもない……見よう見まねでやるようなものじゃないから、柔道は。まあ、それはそれとして……ドン・ファレ。まあ今日も、投げ切ることはできなかったけど、少しずつ投げれそうな感覚、つかめてきてるよ。あともう少し、もっともっとプロレスの技を磨いて、力つけて、思いっきり投げ切れるその日を、楽しみにしてる」
チェーズ・オーエンズへの怒りから一転、ドン・ファレという巨大な壁を「投げる」ことへの確かな手応えを口にし、プロレスラーとしてのさらなる進化を誓った。
ところが、真面目な決意表明で終わらないのがウルフアロンという男の底知れぬ魅力である。
突然、話題は自身のデビュー戦前に犯したという「大きな失敗」へと切り替わった。
ウルフ「あと、1月4日デビュー戦、俺は一つ大きな失敗をしてしまった。それ、なんだと思う?俺は、(デビュー)前日の時間が余ってるばかり間違えて、胸毛を剃ってしまったんだよ。胸毛を剃って、今どんぐらいかな?2カ月ちょっとかな?(※自身の胸を指して)もうすぐ春ですねって感じだ。新緑の季節だよ。これ、夏になるとな、胸毛にあの、小蠅が絡むんだ。俺は、誰よりも早く夏の訪れを感じる。それは小蠅が絡むから。(※胸毛に絡んだ小蠅をつかんで取り除く仕草をして)夏だ……こういうことだ」
柔道の鬼から一転、独特のユーモアセンスで報道陣を煙に巻いたウルフアロン。
リング上での闘志と、バックステージでの予測不能なトークスキルは、確実にプロレスの枠組みの中で独自の存在感を放ち始めている。
一方、勝利したチェーズ・オーエンズは、現在のタッグ王者チームへの挑戦を不気味に示唆し、新たな標的を定めた。
チェーズ「これでなんだ、3連勝か? 3連勝。俺たちは今、連勝街道まっしぐらだ。でもどうだ、この後の予定は何もない。何も予定がないんだ。さて、ここにはめったに姿を見せない王者もいる。次の挑戦者が決まっていない王者がいる。Yuto-Ice、お前の声、聞こえたぞ。『おい、チェーズ、ファレ』『チェーズ、ファレ、来いよ』ってな。知ってるかどうかわからないが、俺とファレは元IWGPタッグ王者だ。Yuto-Ice、お前、見た目以上に頭が悪いのかもしれないな。俺たちに挑戦させるということは、凱旋帰国してから続いてるその“栄光なる政権”が奪い取られるってことだ。Knock Out Brothersよ……背後に気をつけるんだな。そしてTAKESHITA、近いうちに会おう」
また、ベテランの小島聡は、連戦の疲労を感じさせない不屈のプロレスラー魂を言葉に込めた。
小島「連日の試合だけど、1日経てば回復してまた試合する。それが、俺がずーっとやってきたプロレスの姿だから。痛くても、つらくても、体が動くのであれば、試合する。そうやって生きてきたから今日、こういうふうにまた、お客さんに迎えてもらえてると思ってるから。また腐らずに、頑張っていきます。いっちゃうぞ、また!」
それぞれの思惑と意地が交錯した第2試合。勝敗の向こう側に、各選手の生き様が色濃く反映された戦いであった。
<写真提供:新日本プロレス>
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