【新日本】挑発を繰り返すカラム・ニューマンに、後藤洋央紀が『NJC』で制裁の鉄槌を誓う「ずいぶんとデカい口を叩くようになったな」

新日本プロレスの春の最強戦士決定トーナメント『NEW JAPAN CUP 2026』第8戦が、3月15日に山梨・アイメッセ山梨で開催された。

過酷なトーナメントを勝ち上がる猛者たちの思惑が交錯するなか、第4試合では3.17郡山大会の準々決勝で激突する後藤洋央紀とカラム・ニューマンによる、因縁渦巻くタッグマッチが組まれた。

松本達哉を引き連れたNEVER6人タッグ王者・後藤洋央紀に対し、カラム・ニューマンはゼイン・ジェイを伴って出陣。

この一戦は単なる前哨戦の枠を超え、若き野心家がかつての憧憬を自らの手で葬り去るための、冷酷な儀式と化した。

試合開始前から、リング上には不穏な空気が充満していた。

カラム・ニューマンは対峙する歴戦の猛者に向かって堂々と中指を立ててみせる。

「ヤングライオンじゃないよ」というメッセージTシャツをまとったゼイン・ジェイも、場外からの足引きや急所への攻撃など、徹底した反則行為で後藤革命軍のペースを乱していく。

若さあふれる松本達哉もエルボーやドロップキックで決死の反撃を試みたが、帝国の勢いを止めるには至らない。

激しい打撃戦の果てに、カラム・ニューマンは後藤洋央紀を見下すように印を結ぶ動作を披露。

そのまま強烈なサッカーボールキックを放ち、最後は必殺のファイヤーボルトで松本達哉をマットに沈めた。

決着後も勝者の傍若無人な振る舞いは続く。倒れ伏す松本達哉を踏みつけながら再び印を結び、放送席の飲料水を強奪して観客席へと散布する暴挙に出た。

だが、控室に戻ったカラム・ニューマンの口から語られたのは、単なる憎悪ではなく、かつての憧れを乗り越えるための複雑な決意であった。

 

「あと2日。あと2日で、ゴトーにリベンジできる。ほかに言うことはない。ゴトー、お前のことはとてもリスペクトしている。そう見えないかもしれないがな。ニュージャパンに来る前、こうなりたいなと思う選手の1人だった。かっこいいコスチュームに闘魂。アイツのすべてが憧れだった。しかし、ヤツはもう、そんな存在ではない。俺は自分自身だ。“ニュー・マン”だ。だからゴトーよ、2日後だ。プリンスに道を開けろ。そして王冠にキスを」

過去の偶像を破壊し、新たな玉座を築く。その覚悟は揺るぎない。傍らに立つゼイン・ジェイもまた、不気味な予告とともに自らの野心をむき出しにした。

「ヘイヘイヘイ、マツモト、いいドロップキックだったよ。しかし、俺はお前を痛めつけるのが好きなんだ。楽しいんだよ。かなり楽しませてもらってる。あと数日もすれば、お前のセンパイ……お前の、ゴトー・レボリューション・アーミー(後藤革命軍)だったか? それをカラムがぶっ潰す。これまで同様、ゴトーは倒れる。俺たちは進み続ける。その準備はできている。わかるだろ?

カラムが剣を取り出し、ゴトーの心臓を突き刺すんだ。俺はそこに立ち会う。ああ、ああ、いいな、いいな、いいな。俺はこのUNITED EMPIREの下でたくさんのことを学んでる。そう、かなり近いうちに、俺自身も自分の称号をひとつ手に入れるだろう。しかし今のところ賜杯はカラムのものだ。あの勲章を手に入れるんだ。帝国に宝を。わかるか? BLESS、カス野郎ども」

一方、新世代からの痛烈な言葉を受けた後藤洋央紀は、百戦錬磨の風格を漂わせながら静かに闘志を燃やしていた。

「カラム・ニューマン、少し見ないうちに、ずいぶんとデカい口を叩くようになったな、オイ。まあ、ここで当たったのも何かの縁だろ。しっかりと返り討ちしてやるよ。

お前のモノマネか技量か知らんが、効かねえんだよ。この俺の、毘沙門の魂が乗りうつった、俺のキックをお見舞いしてやるぜ。覚悟しとけ」

憧れを殺して「ニュー・マン」へと昇華しようとする若き暗殺者か。それとも、毘沙門の魂を宿した重厚な一撃が若き芽を摘み取るのか。春の祭典を揺るがす準々決勝のゴングは、目前に迫っている。

※松本達哉はノーコメント。

<写真提供:新日本プロレス>

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