【大日本・FREEDOMS】菊田一美&杉浦透「血まみれのリングでしか得られない快楽」タッグ王者が語るデスマッチドリーム

――過去の自分への厳しい戒めですね。それだけ心の成長を遂げられた証拠だと思います。さて、デスマッチを見に来る観客も、普通のプロレスとは違う「非日常の刺激」や「エクスタシー」を求めて会場に足を運んでいます。特に新木場1stRINGのような客席と近い会場では、血やガラスの破片が飛んでくることもあります。そんな観客に対して、お二人はどんな想いで試合を届けていますか?

菊田:やることは常に一緒ですが、僕はいつも「お客さんには、お腹いっぱいで帰ってもらいたい」と思っています。「今日はつまんなかったな」とか「まだ食べ足りないな」とは絶対に思わせたくない。「もうこれ以上見られません、お腹いっぱいです!」って限界まで満たして、でもまたお腹が空いたら必ず会場に戻ってきてほしいんです。
世の中、仕事や人間関係で嫌なことっていっぱいあるじゃないですか。僕らが血を流して戦うデスマッチを見て、その嫌な日常を少しでも吹っ飛ばしてくれたら最高ですね。

杉浦:本当にそうですね。難しいことは一切考えずに、目の前のリングで起きている狂乱を心から楽しんでほしい。僕らが血みどろになって殴り合っているのを見て、「うわ、引くわ……」ってなるのはしょうがない。でも、見ている時はバカみたいに酒を飲んで、大声出してバカ騒ぎして、嫌なことを全部忘れてほしい。
そして、「ああ、あいつらあんなにボロボロになって頑張ってるんだから、俺も明日から仕事頑張ろうかな」って、少しでも生きる勇気や活力にしてもらえたら。それが、僕らが血を流す最大のやりがいなんです。

――「明日への活力」。まさにプロレスの本質ですね。今回はタッグ王者として2度目の防衛戦となりますが、この試合、そして今後の防衛ロードで「BJWタッグ王者として見せたいもの」は何でしょうか?

菊田:僕らには、まだ倒していない「伝説のタッグチーム」がたくさんいます。上の世代のレジェンドたちですね。そういった強敵を次々と倒していくことで、このベルトにさらに箔がつくし、我々二人のレスラーとしての価値も上がっていくと思っています。

杉浦:大日本とFREEDOMS、それぞれ団体間の思惑や歴史のしがらみは色々とある間柄です。でも、今の時代、団体同士でいがみ合っている場合じゃないんですよ。他ジャンルとの競合や、娯楽が多様化している現代において、僕たちが手を取り合って「デスマッチ」というこの特別なジャンルを生き残らせ、さらに発展させていかなければならない。だからこそ、大日本とFREEDOMSのトップである僕らが組んだこのタッグチームで、王者としての圧倒的な強さと存在感を見せつけていきたいですね。

――素晴らしい決意です。最後に、日本のプロレス文化における特別なジャンルである「デスマッチ」を、今後どのように発展させ、次の世代へ繋いでいきたいですか?

杉浦:まずは「デスマッチをやりたい!」と思う若い人材の発掘が急務ですね。そのためには、僕らが誰よりも激しくてカッコいいデスマッチをやって、若い子たちに「デスマッチ・ドリーム」を見せなきゃいけない。「俺もデスマッチのリングに上がって、あんな風に熱狂を生み出して、金も名声も掴んでやる!」って思わせるような、夢のある背中を見せ続けることが僕らの使命だと思っています。

菊田:大日本でも、デスマッチ志望で入ってきた若い選手がいます。僕が入門した時は、伊東さんや小林さんがバリバリのトップで高い壁として立ちはだかっていました。だから僕も、若い選手にとっての「高く険しい壁」として、バリバリの最前線で立ち塞がり続けたい。団体は違えど、杉浦透と一緒に、体を張ってデスマッチの火を守り続けていきます。

――「デスマッチ・ドリーム」、最高の言葉ですね。それでは最後に、3月31日の新木場大会、伊東竜二&デイル・パトリックスとの防衛戦を楽しみにしているファンへ、そして今後の展望について熱いメッセージをお願いします!

杉浦:3月31日、伊東竜二とデイルを撃破するのは大前提です。今後の目標は、菊田一美が常々言っている「めんどくさい世代(レジェンドたち)の完全駆逐」。これが第一です。そして、せっかく日本を代表するデスマッチ二大団体の人間が巻いているベルトですから、日本にとどまっているだけじゃ面白くない。めんどくさい世代を全て駆逐したら、世界に打って出て「ワールドワイド・デスマッチ」を見せつけたい。俺たちがデスマッチ日本代表として、世界と戦っていきます!

菊田:あの「めんどくさい世代」の人たちは、殺しても死なないような頑丈な人たちばかりなんで(笑)。とりあえず、今回の防衛戦で伊東竜二をきっちり黙らせて、一旦おとなしくしてもらいましょう。次を防衛すれば、自ずと4月29日の横浜武道館という大舞台も見えてきます。杉浦透のスケジュールは知りませんが、勝つのは決まっているんで、武道館のスケジュールは空けておいてください(笑)。お客さんには、日々の嫌なことを全部忘れて、笑顔でお腹いっぱいになって帰ってもらえるような最高のデスマッチを見せます。ぜひ新木場へ見に来ていただいて、その先もずっと、僕らのデスマッチとプロレスを信じてついてきてください!

――熱い言葉の数々、ありがとうございました。お二人が見せる「デスマッチ・ドリーム」の体現、そして3.31新木場大会での激闘を心から楽しみにしております!

菊田・杉浦:ありがとうございました!

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

「fang of death」
東京・新木場1stRING大会
日時:2026年3月31日(火)18:00 開場18:30 開始
会場:東京・新木場1stRING

【全対戦カード】

▼メインイベント BJW認定タッグ選手権試合
鉄檻+蛍光灯デスマッチ
30分1本勝負
【第66代王者組】
杉浦透&菊田一美
vs
【挑戦者組】
伊東竜二&デイル・パトリックス
※2度目の防衛戦

▼セミファイナル 流血無双コンビvs余所者
タッグデスマッチ(形式未定)
30分1本勝負
【流血無双コンビ】
アブドーラ・小林&若松大樹
vs
【余所者】
神谷英慶&藤田ミノル

▼第4試合 タッグデスマッチ(形式未定)
30分1本勝負
高橋匡哉&櫻井匠
v
伊東優作&影山道雄

▼第3試合 ”ストロングBJ”シングルマッチ
20分1本勝負
橋本大地
vs
吉田和正

▼第2試合 大日本プロレスvs令和ガロガ軍
タッグマッチ20分1本勝負
【令和ガロガ軍】
高井憲吾&マリ卍
vs
星野勘九郎&中之上靖文

▼”ストロングJ”オープニングタッグマッチ
15分1本勝負
森廣祐基&小仲=ペールワン
vs
チチャリート・翔暉&関茂隆真

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