【hotシュシュ】3.28後楽園決戦直前!キク引退試合への想いと、しのせ愛梨紗が背負う“未来”「最後は愛梨紗とシングルで肌を合わせて、全てを託したいなと思いました」

2026年3月28日(土)、東京・後楽園ホールにて開催されるhotシュシュのビッグマッチ『hot!Step!JUMP!~キク引退試合~』。

団体を支え続けてきたキクの引退興行となる今大会には、所属選手はもちろん、国内外から個性豊かなファイターたちが集結する。

今回は引退を控えるキク、その引退試合の対戦相手に指名された若きエース・しのせ愛梨紗、そして異国から日本のリングに旋風を巻き起こすサマスとジェーク・ブラドックの4選手に集まっていただき、決戦に向けた想いをたっぷりと語ってもらった。

前編では、キクの引退に対する赤裸々なる想いと、しのせが背負うプレッシャーと覚悟に迫る。

■ 開催概要
hotシュシュ後楽園ホール大会『hot!Step!JUMP!~キク引退試合~』
日程:2026年3月28日(土)時間:10時45分開場/11時30分開始
場所:東京・後楽園ホール

■ 「まだ終わる気がしていない」キクが語る、引退決断の理由と家族の絆

――本日はhotシュシュから、キク選手、しのせ愛梨紗選手、サマス選手、そしてジェーク・ブラドック選手の4名にお越しいただきました。よろしくお願いいたします。多国籍でミステリアス、かつ華やかなメンバーが揃い、プロレスTODAY編集部が摩訶不思議な空間になりました!

全員:よろしくお願いします!

――まずは、3月28日の後楽園ホール大会で引退試合を迎えるキク選手にお伺いします。いよいよ決戦が迫ってきましたが、現在の率直なお気持ちはいかがですか?

キク:もう本当にドキドキしているんですけど……実は、まだ「最後だ」っていう気分に全くなれていないんです。自分の中では、まだまだこれからもプロレスが続いていくような気持ちでいて。

――実感はまだ湧いていないのですね。今回、引退を決断された一番の理由は何だったのでしょうか?

キク:以前、頭のケガをしてしまって休業していた時期があったんです。「またできるかな」と思って復帰したんですが、やっぱり試合を重ねるごとにダメージが体に蓄積してしまって。しびれなどの症状も出始めてしまったので、「将来的にも体のことを考えると、ここで線を引かなきゃいけないな」と思い、引退を決断しました。

――引退を決意した時、ご自身の胸に去来するものはありましたか? 寂しさや悔しさなど……。

キク:うーん、その時は「痛さ」のほうが勝っていましたね(苦笑)。本当に体がキツかったので、「もう仕方ないな」という気持ちが大きかったです。

――キク選手は40代でお母さんでありながらプロレスラーになるという、ある種「夢を叶えた」存在です。実際にプロレスラーとしてリングで戦い続けた実感はいかがでしたか?

キク:自分でも「ここまでやれるんだな」って驚く部分もありましたし、やっぱりリングの上で戦えるということ自体が本当に凄くて、貴重な経験でした。40代で、母親であっても、こうしてリングで身体を張って頑張っている姿をみんなに見せることで、「自分も頑張ろう」って思ってもらえたらいいなと、ずっとその想いで戦ってきました。

――お子さんは中学2年生と小学6年生ですよね。お母さんがプロレスラーとしてデビューした時、お子さんたちはどんな反応だったんですか?

キク:やっぱり、私が試合でやられたりしている姿を見るのは辛かったみたいで、2人とも最初は泣いていました。でも、いつも「頑張ってね」って応援してくれていたので、それが本当に支えになりました。

――お母さんがプロレスラーということで、家庭内でのリスペクト度は上がりましたか? 「お母さん凄い! だから言うこと聞こう」みたいな。

キク:いや、それは全く別みたいです(笑)。思春期もありますし、普通に反抗してきますよ。

――お子さんも以前プロレスサークルに参加されていたとお聞きしましたが、お家でプロレスごっこになったりはしないんですか?

キク:娘は痛いのが苦手なので、家でプロレス技をかけるようなことは全然ないです。もし反抗してきても、私が物理的にガツンといくことはなくて、言葉で理詰めで説教しています(笑)。

――素敵なお母さんですね(笑)。今回引退されることについて、世間に発表する前にお子さんたちにはお話しされたのですか?

キク:はい、伝えました。もともと私が復帰すること自体に子供たちは反対していたので、まずはそこを納得させていて。今回「やっぱり体が辛いから引退するよ」って言ったら、「いいんじゃない? 頑張ったよ。お疲れ様」って言ってくれました。

――それは泣けますね……。キク選手、その言葉を聞いて涙は大丈夫でしたか?

キク:大丈夫でした。そこは気丈に振る舞いました。

――ご家族の理解と支えがあったからこそ、ここまで走り抜けられたのですね。もし将来、娘さんが「プロレスラーになりたい」と言い出したらどうしますか?

キク:やっぱり親としては心配しますね。「大丈夫かな?」って。でも、自分自身がプロレスラーになるという夢を叶えちゃっているので、頭ごなしに反対はできないですよね(笑)。

――引退試合に向けて、現在のコンディションはいかがですか?

キク:なんとか、ギリギリのところで調整しています。

――無理はせず、悔いのない形で無事にリングを降りられることをファンも関係者も祈っています。引退後には、どのような活動を考えていらっしゃるのですか?

キク:両親が東京の赤羽(桐ヶ丘)で喫茶店をやっているので、まずはそのお店を手伝います。午後からはカラオケもできるようなお店なんです。将来的には自分自身でも飲食店をやりたい夢があるので、そのための勉強期間ですね。いつか「喫茶キク」の看板娘として頑張ります(笑)。

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