【新日本】TV王者TAKESHITAが若獅子を“公開処刑”! 放送席の海野翔太へ見せつけた残酷なまでの格差と余裕 「タイトルマッチ、楽しみにしてますよ」
新日本プロレスの春季シリーズ『Road to SAKURA GENESIS 2026』第5戦が4月2日、東京・後楽園ホールにて開催された。
4月4日の両国国技館大会に向けた機運が高まる中、第2試合ではNJPW WORLD認定TV王者に君臨するKONOSUKE TAKESHITAが、ヤングライオンの松本達哉を一蹴。
放送席で解説を務めていた次期挑戦者の海野翔太に対し、圧倒的な実力を見せつける残酷なデモンストレーションとなった。
この一戦の焦点は、単なる胸貸しマッチに留まらない。多忙を極めながら日米を往復する王者に対し、新日本プロレスの若手や地方大会を活性化させるというTV王座の本来の理念を取り戻そうとする海野翔太。
両者の対照的なスタンスが激突する両国決戦の、重要な前哨戦であった。

NJPW WORLD認定TV王座のベルトを腰に巻き、堂々とリングインしたKONOSUKE TAKESHITA。試合が始まると、松本達哉の果敢なチョップやエルボーを涼しい顔で受け流す。

中盤には松本達哉を場外へと引きずり出し、あろうことか放送席の海野翔太の眼の前で非情なボディスラムを見舞うなど、挑戦者の精神を激しく揺さぶった。
意地を見せる松本達哉も、得意の水車落としを炸裂させるなど決死の反撃を試みた。

しかし、王者は重たいヘッドバットや強烈なエルボーの一撃で若き反逆の芽を完全に摘み取り、最後は必殺のブルーサンダーで完璧な3カウントを奪取した。

勝負が決した後も、王者の挑発は終わらない。
コーナーポストに登り、放送席の海野翔太に向けてベルトを高く掲げる。

これに呼応してリングへ足を踏み入れた挑戦者と、至近距離での視殺戦を展開。張り詰めた空気が漂う中、KONOSUKE TAKESHITAは海野翔太の肩をポンポンと軽く叩き、絶対的な余裕を漂わせながらリングを後にした。
バックステージに戻った外敵王者は、過酷なスケジュールをこなしながらも、現在の立ち位置を大いに楽しんでいる様子を見せた。
TAKESHITA「ええ、そうっすね。個人的にはここ3週間、日本での試合も続いてて、長岡からDDTの後楽園、東京女子プロレスの両国、そして今日の後楽園、そして明後日両国国技館。この間もアメリカと日本を往復してるんで、スケジュールはハードですけど、こうやってね、今日みたいに松本選手みたいな選手が向かってきてくれるんで、俺も楽しいし、やりがいあるし、日本帰ってきた意味あるし、いや松本選手、なかなか楽しませてくれるヤングライオンでした。さっ、次は(※TV王座のベルトを見せて)このタイトルマッチ。楽しみにしてますよ」
対照的に、玉砕しながらも確かな爪痕を残した松本達哉からは、プロレスラーとしての熱き魂と、先輩への強い信頼が言葉となって溢れ出た。
松本「今日の負けは負けじゃない。何言ってるか分かるか? デビュー9カ月半のバカ野郎がよ、世界とシングル組ませてもらって燃えねぇわけねぇよな。TAKESHITAさん、あっ違う、TAKESHITA、THE ALPHA、今日は俺の負けかもしんねぇけどよ、『あん時やったヤングライオンが成長したな』っていう風に、いつかよ、絶対思わせてやるよ。アァ…海野さんに、翔太さんに繋げられたか分かんぇけど、明後日、海野さんが敵討ちしてくれるよ」
そして、両陣営の思惑を間近で目撃した海野翔太は、タイトルマッチへの決意をさらに強固なものとしていた。過密日程をこなす王者を認めつつも、TV王座が本来持つべき「存在意義」を力説し、王座奪還への揺るぎない使命感を語った。
海野「なんかTAKESHITAさん、言ってましたか?」
──ハードなスケジュールをこなしているということは言っていました。あと楽しみにしていると。
海野「別に僕はTAKESHITAさんを楽しませるために試合するわけじゃないですからね。TV王座を獲る気持ちで分捕る、それだけで今回の挑戦をさせていただくことになっていますからね。もちろん楽しみたいです、僕自身も。楽しんだ上でTAKESHITAさんに勝つ。まぁ多忙なスケジュールをこなしてると。僕はTAKESHITAさんのレスラーとしての生き方を否定するつもりは1ミリもない。ただ、TV王座は何のために生まれた?若手を中心に、そして15分1本勝負で、そして地方大会でタイトルマッチをやるためだ。多忙な、ハードスケジュールなTAKESHITAさんでは今のベルトが死んじゃうんじゃないですか?俺が分捕って、毎日でもタイトルマッチをこなしてやるよ。地方大会、もっともっと盛り上げて、新日本プロレスを世界一の団体に導くんだ。そのためにもTV王座の意味、生まれてきた意味を取り戻すためにも両国でなんとしてもTAKESHITAさんを倒さないといけない。さっき松本は俺にバトンタッチをって言ってたけど、今日の闘いを見れば分かるよ。十分に刺激もらったから」
絶対的な実力と余裕を見せつける多忙な外敵王者と、TV王座の原点回帰を誓う次代のエース。
後輩の熱い闘志を刺激に変えた海野翔太は、春の嵐が吹き荒れる両国国技館のリングで、新日本プロレスの至宝を己の手に取り戻すことができるのか。
<写真提供:新日本プロレス>
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