“鉄人”小橋建太が『Fortune Dream 11』で証明したプロレス界『夢の連鎖』客席の少年がメインの舞台へ「これこそ本当のフォーチュンドリーム」

■次なる野望。若手の登竜門『FortuneX』始動

 

しかし、小橋建太の視線は、すでに過去の感動ではなく「さらに先の未来」へと向けられていた。

メインイベント終了後、出場選手たちとの記念撮影を終えた小橋は、SNSで予告していた「新プロジェクト」の中身をついに発表した。

「若手を中心としてFortune Dreamを目指してもらう。そういう若手の登竜門的な大会にしたい」

その名も『FortuneX〜王者への道〜』。10月28日の新木場1stRING大会からスタートする新企画である。

大舞台であるFortune Dreamへの切符を懸け、各団体の若手たちがしのぎを削る新たな闘いの場。

そこには、現在のプロレス界が抱える課題に対する、小橋なりの強い危機感と愛情が込められていた。

「名前が出ている、今日のメインの(小田嶋)大樹とかも出場資格はあると思うんです。キャリアで絞るわけではないですけど、若い力っていうのがプロレス界には、(キャリア)10年以内ならいるんですけど、例えば3年以内とかだと、なかなか選手は育ってきていない現状があるので。そういう選手がどんどん前に出て、顔を知られるような選手になっていけば、もっと面白くなるんじゃないかなと思います」

さらに、鉄人は未来を担う若武者たちへ、檄を飛ばすことも忘れない。

「そのためにはみんな練習をしっかりとして、体を作って、プロレスラーだと名乗って、『プロレスラーだよね』と言ってもらえるような若手が。体が小さくたって横にごっつくなればそれを示すこともできますし、いろんな可能性を持った若い人たちに試合に出てほしいなと思います」

 

■エピローグ:鉄人の魂は永遠にマット界を導く

『Fortune Dream 11』は、ただプロレスの試合を提供するだけの場ではない。

小橋建太の「プロレス愛」と「不屈の精神」を次世代へ手渡す、壮大な魂の継承式なのである。

現役時代、拳を握りしめ、剛腕で数々のドラマを生み出してきた鉄人は、背広を着てリングサイドに座る今でも、マット界のど真ん中でプロレスを熱く焦がし続けている。

小橋の熱き魂を受け継ぐ若き戦士たちが、これからプロレス界の未来をどう切り拓いていくのか。

これからも決して終わることのない小橋建太の「夢の続き」を、全身全霊で追いかけ、見届けていきたい。

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