【新日本】代打・阿部史典が米国でザック・セイバーJr.と熱戦! ザックドライバーに沈むも「世界各国でバチバチ布教活動に勤しみたい」

新日本プロレスが現地時間4月16日(木)に米国ラスベガスのTHE HORSESHOEで開催した「DEATH VEGAS INVITACIONAL」。

そのオープニングマッチは、事前の予告から異例の展開をたどった。

当初、大会公式SNSを通じて招待状を受け取っていたのは佐藤光留であった。

しかし、佐藤光留は「アメリカのビザを持っていないから行けない。佐藤光留は“日本国内専用”のプロレスラーなので行けない」と出場辞退を表明。

その代わりとして「ボクが知っている“一流の三流レスラー”に招待状を渡しておく」と、未知の刺客「X」の派遣を予告したのである。

大歓声のなか、ラスベガスの地へ降り立ったXの正体は、格闘探偵団に所属する阿部史典であった。

2023年3月1日の「ジュニア夢の祭典 〜ALL STAR Jr. FESTIVAL 2023〜」にも名を連ねた実力者が、佐藤光留の思惑を背負い、世界屈指の技巧派であるザック・セイバーJr.の対角線に立ったのである。

試合は、海を渡った阿部史典が己の流儀である過激なファイトスタイルを遺憾なく発揮する舞台となった。

細かな技術の応酬や打撃戦の果てに、阿部史典は澤宗紀直伝お卍固めや伊良部パンチといった代名詞的技を次々と繰り出していく。

ザック・セイバーJr.の高度な関節技や鋭い打撃に対しても、一歩も引かずに張り手やサッカーボールキックで真っ向から渡り合った。

異国のリングで両者の意地が激しく交錯する白熱の攻防となった。

しかし最後は、世界を知るザック・セイバーJr.の底力が上回った。

一瞬の隙を突いた必殺のザックドライバーが炸裂し、阿部史典は無念の3カウントを聞いたのである。

激闘を終え、リング上で両者は固い握手を交わした。

勝者のザック・セイバーJr.は無言を貫いたが、敗れた阿部史典の表情には、大舞台で自身のプロレスを貫き通した充実感が溢れていた。

バックステージに現れた阿部史典は、確かな手応えとともに次なる野望を熱く語った。

阿部史典「バチバチ・イン・ラスベガス。ザック・セイバーJr.、強かった。楽しかった。楽しかった。強かったけど、楽しかった。またこんなチャンスが手繰り寄せられるように、世界各国でバチバチ布教活動に勤しみたいと思います。ありがとうございました。センキュー、ザック・セイバーJr.!」

代打という形での緊急参戦ながら、本場アメリカのファンに自身の存在と流儀を強く刻み込んだ阿部史典。

敗北という結果以上に、世界へ向けた布教活動の確かな第一歩を踏み出した夜となった。

<写真提供:新日本プロレス>

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