【新日本】代打・舞華に翻弄されたキッちゃんファミリー、米国の地で無念の敗北「もう伊藤麻希、何してんねん!」
新日本プロレスが現地時間4月16日(木)、米国ラスベガスのTHE HORSESHOEにて開催した『DEATH VEGAS INVITACIONAL』。エル・デスペラードがプロデュースを手掛けた本大会において、団体と性別の壁を越えた異色のタッグマッチが実現した。
深い親交を持つドラゴン・キッドとスターライト・キッドによる「キッちゃんファミリー」のタッグ結成という話題性で注目を集めていた。
対角線に立つエル・ファンタズモのパートナーには、当初スターダムの伊藤麻希が予定されていた。
しかし、ビザ取得に関わるトラブルにより直前で出場を断念し、正体不明の「X」へと変更される波乱の幕開けとなった。

入場曲とともに明らかとなったXの正体は、同じくスターダム所属の舞華であった。
伊藤麻希の代役として突如現れたのが、真っ向勝負のパワーファイターであったことは、対戦相手にとって完全な計算外の事態となる。

試合は急遽結成されたファンタズモと舞華のタッグがペースを握る展開となった。
「世界一可愛いナックル」の共演や「こけしちゃん」へのトライなど、欠場した伊藤麻希を意識したムーブを交えつつも、舞華はその圧倒的なパワーでSLKを圧倒していく。

さらに、ファンタズモによる急所への攻撃や、SLKによる掟破りのニップル攻撃が飛び交うなど、通常の試合枠に収まらないカオスな攻防が繰り広げられた。

終盤、ドラゴン・キッドとSLKは息の合った空中殺法で形勢逆転を狙うも、舞華のサポートを受けたファンタズモがキッドの隙を突いて丸め込みを敢行。
急増タッグのパワーと機動力の前に、キッちゃんファミリーは無念の3カウントを聞く結果となった。

試合後、勝者のファンタズモと舞華は無言で控室へと姿を消した。
一方、敗北を喫したドラゴン・キッドとスターライト・キッドは、バックステージで悔しさを覗かせつつも、2年ぶりの結成を心から楽しむ和やかな掛け合いを披露した。
特製マスクのサプライズや、欠場者への愛のある苦言、そして未来の再会へ向けた希望を次のように語り合っている。

スターライト「はい、『DEATH VEGAS』!」
ドラゴン「やっと久しぶりにだよね」
スターライト「2年ぶりのタッグでしたね」
ドラゴン「タッグをキッちゃんと組めて」
スターライト「気合い入れて、今回もマスクを(※と言って、ドラゴン・キッド仕様のオーバーマスクを見せる)」
ドラゴン「いやもうビックリしたよ、マスク」
スターライト「作ってきました~」
ドラゴン「いつもサプライズするね」
スターライト「めっちゃカッコいい」
ドラゴン「サプライズが凄い」
スターライト「いや、前回勝って、今回も勝ちたかったとこなんですけど」
ドラゴン「いや、今回はね、急遽、伊藤選手の代わりに」
スターライト「もう伊藤麻希、何してんねん!」
ドラゴン「いや本当に」
スターライト「Xが誰かわかんない状態で」
ドラゴン「ギリギリまでね、リング上に上がってくるまでの間、入場曲がかかるまで」
スターライト「本当ですよ」
ドラゴン「わからなかったんで。まぁただ、舞華選手、ちょっと」
スターライト「伊藤麻希と違いすぎるよ。伊藤ムーブしてたけど」
ドラゴン「強すぎるでしょう」
スターライト「ちょっと」
ドラゴン「何なの、あのパワーは?」
スターライト「想像と違いましたね」
ドラゴン「ねぇ、ちょっと本当に」
スターライト「いや、ELPもなかなか。てか、なんと、めっちゃ(※自分の股間を押さえながら)ここ蹴られました」
ドラゴン「いやいや、本当ごめん(笑)。もう止めなきゃって思ってたんだけど」
スターライト「でも、無理やなと思って」
ドラゴン「助けに入れなかった」
スターライト「自分もちょっと(※乳首を摘む仕草をしながら)捻り返しちゃったんですけど」
ドラゴン「たぶん観てる人たちは何してんだ、助けに行けよって思ってたと思うんですけど、なかなか行けない」
スターライト「『DEATH VEGAS』だからOKということで」
ドラゴン「まぁいろいろやってましたね。(※拳を握って)こんなこともやってたね」
スターライト「やってたりしちゃったけど、まぁ今日は勝てなかったですけど、次組む時は絶対勝ちましょうね。次、いつ組めるかな?毎回デスペさんの興行で組ませていただいて」
ドラゴン「本当に楽しいなぁ、でもね、やっぱり」
スターライト「いつかスターダムのリングかドラゴンゲートのリングか、またやりましょうよ」
ドラゴン「やりましょう。というわけで、まだまだこれからも俺たちキッちゃんズで盛り上がれ!」
スターライト「盛り上がって(※と、ドラゴン・キッドと一緒に言いかけて)……盛り上がれだった(笑)。デスペさん、ありがとう!」
異国の地で起きたアクシデントを、プロレスラーとしての懐の深さで極上のエンターテインメントへと昇華させた両者。
キッちゃんズの再結成という約束が、いずれドラゴンゲートやスターダムのリングで果たされる日が待ち望まれる。
<写真提供:新日本プロレス>
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