【WWE】わずか4分46秒の残酷な世代交代! 新怪物オバ・フェミがブロック・レスナーを粉砕、伝説のビーストはリングに靴を残し無言の終幕

米国・ネバダ州ラスベガスのアレジアントスタジアムにて、プロレス界最大の祭典WWE「レッスルマニア42」の2日目が4月19日(日本時間20日)に開催された。

55,255人の大観衆が目撃したのは、四半世紀にわたり格闘界の生態系の頂点に君臨し続けた絶対的支配者の、あまりにも唐突で残酷な落日であった。

第1試合に組まれた時間無制限1本勝負。

48歳のブロック・レスナーと、27歳のオバ・フェミによる新旧怪物対決は、デビューからわずか3年半という新世代の怪物が4分46秒で圧勝するという衝撃的な結末を迎えた。


©2026 WWE, Inc. All Rights Reserved.

プロレス最高峰のWWEやIWGPのみならず、総合格闘技UFCにおいてもヘビー級の頂点に立ったブロック・レスナー。

2014年の「レッスルマニア30」では、ジ・アンダーテイカーが誇った祭典連勝記録「21」をストップさせるなど、数々の伝説を打ち立ててきた。


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長年、圧倒的なパワーと理不尽なまでの強さで他を蹂躙してきたビーストだが、この日対峙したナイジェリア出身のオバ・フェミは、かつての自身を彷彿とさせる、あるいはそれ以上の理不尽なスケール感を備えていた。

決戦前、リングアナウンサーのアリシア・テイラーからマイクを奪い取ったのは、デビュー当時からブロック・レスナーの代理人を務め、苦楽を共にしてきたポール・ヘイマンであった。

愛憎入り混じる長年の絆を乗せ、魂を込めたコールが会場に響き渡る。

「今夜、ザ・ビースト、支配者、レッスルマニアの本物の支配者・ブロック・レスナー!」

しかし、本物の支配者を決める戦いは、残酷なほど一方的なものとなった。


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試合開始のゴングが鳴り、ブロック・レスナーが渾身のショルダーアタックやラリアートで突進するも、新怪物の巨大な壁を崩すことはできない。

逆にオバ・フェミの強烈なクローズラインを浴び、たまらず場外へエスケープする場面も見られた。


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百戦錬磨の経験を活かし、隙を突いて得意のジャーマンスープレックスを3連発で決めるなど反撃を試みたものの、オバ・フェミの底知れぬ体力は削りきれない。

ついに必殺のF5を完璧な形でマットに突き刺したが、新怪物はダウンすることなく即座に立ち上がってみせた。

自身の最大の武器が通用しないという絶望。


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その直後、オバ・フェミの豪快な高角度チョークスラムが炸裂する。

最後は胸を叩く独特のポーズから、フォール・フロム・グレース(高角度シットダウンパワーボム)でマットに叩きつけられ、ブロック・レスナーから完璧な3カウントが奪われた。

自身の持ち味であった「圧倒的な破壊」を、そっくりそのまま若き怪物に返される形での完敗。


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偉業を成し遂げたオバ・フェミ自身も驚きの表情を浮かべる中、大の字になったブロック・レスナーの姿は、ひとつの時代の完全なる終焉を物語っていた。

勝者が意気揚々と退場した後のリング上で、ブロック・レスナーは静かに上半身を起こした。


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天を仰ぐと、感極まった表情のまま両手のオープンフィンガーグローブを外し、続けてリングシューズの紐を緩めて脱ぎ去った。

グローブとシューズをリング中央に揃えて置くその行為は、プロレス界において明確な「引退」を意味する。


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長年連れ添ったポール・ヘイマンに両腕で×のサインを送って抱擁を交わし、リングに残した自身の分身に対して日本式の座礼をおこなった。


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呆然としていた客席も事態を悟り、涙を流すポール・ヘイマンの横で、アレジアントスタジアムは総立ちのスタンディングオベーションに包まれた。

「サンキュー、レスナー! サンキュー、レスナー!」


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大合唱のチャントを背に受けながら、花道でファンとタッチを交わし、最後に入場ゲート手前で一度だけ振り返って姿を消したブロック・レスナー。

破壊の限りを尽くしたビースト伝説は、新たな支配者の誕生という劇的な世代交代の生贄となり、深い余韻を残して幕を下ろした。

なお、熱狂と感動に包まれた「WWEレッスルマニア42」の模様は、国内ではABEMAを通じて中継された。

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