【ガンプロ】王者・渡瀬瑞基が語る、石井慧介との頂上決戦と“カリスマ”葛西純へのジェラシー「時代が俺に追いついてきた」
ガンバレ☆プロレス旗揚げ13周年記念大会「マッド・マックス2026」が、4月29日(水・祝)に東京・後楽園ホールで開催される。
親会社からの独立という激動の時期を経て、名実ともにガンプロを牽引しているのが、スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王者の渡瀬瑞基だ。
近年はガンプロのリングのみならず、天龍プロジェクトでのバチバチの肉弾戦や、他団体での過激なデスマッチなど、八面六臂の活躍でプロレス界にその名を轟かせている渡瀬。
“血に飢えた狼”のごとく狂い咲く現在の渡瀬が、ガンプロ13周年という節目の舞台で迎える挑戦者は、王者曰く最高のプロレスラー・石井慧介。
防衛戦への意気込みから、デスマッチファイターとしての覚醒、そしてタッグを組む“カリスマ”葛西純への本音まで、現在の渡瀬瑞基の脳内に迫った。
■ 大会情報
ガンバレ☆プロレス旗揚げ13周年記念大会「マッド・マックス2026」
日程:2026年4月29日(水・祝)
時間:開場 10:30 / 開始 11:30
会場:東京・後楽園ホール
【対戦カード】
▼スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合
<王者>渡瀬瑞基 vs <挑戦者> 石井慧介

■ 「時代が俺に追いついてきた」狂い咲く現在のファイトスタイル
――最近の渡瀬選手の活躍は本当に凄まじいですね。他団体でも暴れ回り、デスマッチファイターとしての頭角も現しています。ご自身では、この“狂い咲き”とも言える現在の状況をどう受け止めていますか?
渡瀬:いや、自分がやっているプロレス自体は昔から何も変わっていないんですよ。ただ、「時代が俺に追いついてきてくれたな」とは思っています。
――ついに時代が渡瀬瑞基に追いついたと。最高のフレーズですね! 今回はガンプロ旗揚げ13周年記念大会という大きな節目で、王者として防衛戦に臨みます。現在の心境はいかがですか。
渡瀬:13周年と言っても、自分がデビューした時にはすでにガンプロはありましたし、自分は途中から入った人間なので、「13周年」という数字自体にそこまで強いこだわりはないんです。大家(健)さんや今成(夢人)さんたち創設メンバーの方が、周年大会への思い入れは強いでしょうね。ただ、「周年」と銘打たれた大切な大会で、他団体の選手を王者としてリングに立たせるわけにはいかない。俺がこの団体のチャンピオンとして、ど真ん中に立って大会を迎えられることは良かったと思っています。

©ガンバレ☆プロレス
――今大会は、同じガンプロ所属同士の頂上決戦となりました。挑戦者の石井慧介選手は、会見やYouTubeで「春は自分の季節だ」とアピールするなど、心理戦を仕掛けてきています。前哨戦では急襲を受ける場面もありましたが、石井選手に対する現在の感情は?
渡瀬:気持ちは特には変わらないですね。前哨戦も、お互いにある程度「石井慧介」と「渡瀬瑞基」のプロレスを知り尽くしている中での戦いでしたから。お互いに「X」を連れてきて、試合の内容というよりは、交友関係やリング外の部分で心理戦を仕掛けるような……ある種の「遊び心」で勝負した感覚でした。
――本番を前に、あえていつもとは違う引き出しを開けて威嚇し合ったのですね。
渡瀬:ええ。でも、前哨戦で精神的に一本取ったからといって、後楽園ホールのタイトルマッチでどちらが有利になるとか、そういう計算は全くしていません。本番は本番です。

©ガンバレ☆プロレス
――渡瀬選手から見て、「石井慧介」とはどのようなプロレスラーですか?
渡瀬:石井慧介は「最高のプロレスラー」です。四六時中プロレスのことを考えていて、技のレパートリーの多さ、発想の豊かさを含めて、俺が知る中でベストなプロレスラーの一人だと思っています。
――石井選手ご自身が「実はどこかで引退の区切りをつけようと思っていた時期があった」と語っていました。しかし、渡瀬選手と戦ったことで再びファイターとしての火が点いたそうです。
渡瀬:3年前にタイトルマッチをやった時ですよね。後から「お前のおかげで引退が延びたよ」って言われました。「まだまだプロレスラーでいたい」と思わせるような試合ができたことは素直に嬉しかったですし、あの石井さんがそんな風に思ってくれる試合なんて、そう多くはないはずですから。
――レスラー冥利に尽きますね。そんな石井選手の魂に火をつけた渡瀬選手が、今度は絶対王者として彼を迎え撃ちます。
■ デスマッチの恐怖と、「痛みの先」にある感情移入

――渡瀬選手は現在、ガンプロの王者であると同時に、過激なデスマッチの世界でも結果を残しています。葛西純選手や竹田誠志選手といった歴戦の猛者たちとの死闘を経て、デスマッチファイターとして完全に開眼した印象を受けますが、ご自身ではどう感じていますか?
渡瀬:……今、こうしてインタビューを受けて普通に喋っている状態の俺からすれば、「デスマッチなんて絶対にやりたくない。無理だろ」って思ってますよ(笑)。
――えっ!? あんなに血まみれになって狂気的に戦っているのにですか?
渡瀬:俺、デスマッチ怖いですよ。デスマッチファイターの中で、一番恐怖心を持ってるんじゃないですかね。試合前はいつも「自分が選んだ道だけど、やりたくないな……」って思ってますから。入場曲が鳴るまで、全然スイッチが入らないんです。でも、リングに向かう時には「これを越えなくちゃいけないんだ」と腹を括る。その「根性」というか、精神力の部分で勝負していますね。
――試合前の恐怖心と、リングに上がってからの狂気。そのギャップが凄まじいですね。一度決めた壁は必ずクリアするという、渡瀬選手の強靭なメンタリティを感じます。
渡瀬:デスマッチファイターって、基本的には「体を傷つけて血を流すのが最高だぜ!」っていうおかしい人たちばかりなんですよ(笑)。でも、俺みたいに本当は怖くて仕方がない人間が、覚悟を決めて血を流して立ち向かっていく姿の方が、見ているお客さんの感情に一番寄り添えるし、感情移入してもらえるんじゃないかなと思っています。

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――だからこそ、葛西純選手をはじめとするデスマッチ界のトップ選手たちも、渡瀬選手のファイトを認めているのだと思います。
渡瀬:竹田(誠志)さんとシングルマッチをした時は、ちょうど大家さんと(中村)宗がセコンドに付いてくれていたんですが、二人はリング下で完全にドン引きしてましたからね(笑)。
――身内が引くほどの凄惨な戦いだったと(笑)。アドレナリンが出ているとはいえ、やはり試合のダメージは大きいですか?
渡瀬:試合中も痛いですけど、一番ツラいのはシャワーですね。傷口にめちゃくちゃ沁みるんで……(苦笑)。














