【ガンプロ】王者・渡瀬瑞基が語る、石井慧介との頂上決戦と“カリスマ”葛西純へのジェラシー「時代が俺に追いついてきた」
■ 天龍源一郎からの「あっぱれ」。嫉妬を力に変える全方位戦闘宣言

――デスマッチだけでなく、天龍プロジェクトのリングでも無骨で真っ向勝負のファイトスタイルを貫き、高い評価を得ていますね。
渡瀬:俺が小学校の頃から見てきて、「一番カッコいい、一番感動する」と思っていたプロレスラー像に、今の自分が近づいてきている実感があります。そして、それを周りから認められているというのは、本当に嬉しいことですね。
――以前、天龍源一郎さんからもお褒めの言葉をいただいていました。天龍さんが見ている前で試合をするというのは、意識するものですか?
渡瀬:普段は誰が見ていても同じだと思ってリングに上がっていますけど……嘘だな。やっぱり天龍さんが見ていると意識しちゃいますね(笑)。でも、あの天龍さんに「あっぱれ」と言わせたら、俺のプロレスは勝ちだなと思っています。
――体のダメージも蓄積していると思いますが、ガンプロを力強く牽引しています。今後の団体内での立ち位置についてはどう考えていますか?
渡瀬:前回、シングルのベルトを巻いた時は、「みんなで横一線になって、全員で一歩ずつ上を目指していこう」と思っていました。でも、それだと成長のペースが遅いなと感じ始めて。今は横一線ではなく、俺がピラミッドの頂点に立って先頭を走り、みんなを力ずくで引っ張っていく形にしたいと思っています。
――渡瀬選手が飛び抜けることで、他の選手に「追いつけ、追い越せ」と発破をかけるわけですね。
渡瀬:ええ。例えば宗達なんかは、俺が先頭を走ることで一番「嫉妬」してほしいですね。俺の経験上、プロレスラーにとって「嫉妬」はものすごい力になるんです。最近、宗達がフィリピン遠征が決まったり活躍しているのを見て、実は俺もちょっとイラッとしてるんですよ。「こいつ、やりやがるな」って(笑)。
――お互いにジェラシーを燃やしているのですね。
渡瀬:だから、若手にはもっと俺に嫉妬してほしいし、向かってきてほしい。でも若手だけじゃなく、先輩たちに対しても「俺にもっと嫉妬しろよ」と思っています。誰も先頭に立たないなら、俺が全部やっちゃうぞ、という全方位への戦闘宣言ですね。
■ カリスマ・葛西純の“弱点”を探る。王者としての在り方

©ガンバレ☆プロレス
――「嫉妬」といえば、現在タッグを組んでいる“デスマッチのカリスマ”葛西純選手に対しては、どのような思いを抱いていますか?
渡瀬:純さんは間違いなくカリスマですし、世界一のデスマッチファイターです。でも、お客さんが感じているカリスマ性って、実は全体の33%くらいしか分かっていないと思うんですよ。
――と言いますと?
渡瀬:お客さんとして見る純さんが33%。実際にリングで対角線に立って戦ってみて「これが葛西純か!」と肌で感じる凄みが66%。そして、タッグパートナーとして隣に立って組んでみて初めて、残りのピースが埋まって「だからこの人はカリスマなんだ」と100%近く理解できるんです。
――戦うだけでなく、組んでみて初めて分かる領域があるのですね。
渡瀬:お客さんからすれば100%のカリスマに見えているでしょうけど、実はその奥にさらに深い凄みがある。それを知ることができるのは、隣に立つ俺たちの特権ですね。でも、同時にものすごく悔しいんです。
――その悔しさが、葛西選手へのジェラシーですか。
渡瀬:そうです。だから今、俺は純さんとタッグを組んで、一緒にデスマッチ界をワクワクさせたいという思いがある反面、真隣にいる特権を活かして「葛西純の弱点はどこだろうな」とずっと探っているんですよ。
――味方でありながら、常に首を狙っていると。
渡瀬:ただ、裏切るような卑怯な真似はしません。堂々と真隣に立って、一番近い特等席で弱点を探し続ける。いつでも首を狙える位置にいるためのタッグです。

――まさに“血に飢えた狼”ですね。最後に、今回の石井選手との防衛戦、そしてその先に見据える方向性と、ファンへのメッセージをお願いします。
渡瀬:具体的なことは、石井慧介との試合が終わるまでは何も考えていません。ただ、チャンピオンとしてのイメージは「ファンの想像を超えたい」ということです。「きっとこういう流れで進んでいくんだろうな」という予定調和をぶっ壊して、想像を遥かに超えた景色を見せる。それが、見ている人の人生のスパイスになり、ワクワクを生み出すんだと思っています。俺はそういうチャンピオンでありたい。
――4月29日の後楽園ホール大会が楽しみです。
渡瀬:プロレスには、プロレスでしか得られない「魔力」があります。そして、ガンプロにはガンプロでしか得られない特別な熱量がある。まだその熱に触れたことがない人たちを巻き込めていないのは俺たちの落ち度ですが、一度ガンプロの沼に飛び込んでくれれば、確実に人生が少し変わるはずです。俺たちも全力でアプローチします。一度会場に来てくれれば、「We are ガンバレ☆プロレス」という言葉の意味が必ず分かります。4月29日、後楽園ホールでお待ちしています!
――狂い咲く王者の防衛戦、そしてガンプロの熱量を期待しています。本日はありがとうございました!
渡瀬:ありがとうございました!

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)
ガンバレ☆プロレス旗揚げ13周年記念大会「マッド・マックス2026」
日時:2026年4月29日(水)開場 10:30/開始11:30
会場:東京・後楽園ホール
【全対戦カード】
▼スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合
<王者>渡瀬瑞基 vs <挑戦者> 石井慧介
▼スピリット・オブ・ガンバレ世界タッグ選手権試合
<王者>今成夢人&冨永真一郎
vs
<挑戦者>和田拓也&前口太尊
▼タッグマッチ
鈴木みのる&勝村周一朗
vs
関根”シュレック”秀樹&小路晃
▼大家健デビュー25周年記念試合
大家健&ガッツ石島(TTTプロレスリング)
vs
望月成晃(DRAGONGATE)&中津良太(プロレスリングBASARA)
▼シングルマッチ
林下詩美(マリーゴールド)vs YuuRI
▼シングルマッチ
春日萌花 vs ラム会長(暗黒プロレス組織666)
▼6人タッグマッチ
趙雲子龍&PSYCHO&進祐哉
vs
中村宗達&川上翔大&元島仙多郎
















