【ストロングスタイル】初代タイガーマスク45周年記念イベントに藤波・藤原・前田が集結! 語られた“天才・佐山”の逸話、そして“プロレス復興への誓い”「プロレスの再建から全力を尽くしていきたい」
ストロングスタイルプロレス(SSPW)は4月28日、東京・後楽園ホールにて「THE FIRST TIGER MASK 45th Anniversary初代タイガーマスク 45周年記念特別イベント」を開催した。
本興行は初代タイガーマスクのデビュー45周年、および佐山サトルのプロレスデビュー50周年を祝すものであり、会場は1350人の大観衆で超満員札止めとなった。


イベントの序盤では、山崎一夫と清水勉によるメキシコ遠征時の秘話や、ジャガー横田とSareeeによる社会福祉活動に関するトークショーが展開された。

さらに、太陽ケア、マーティー・ジョーンズ、棚橋弘至、石原伸晃、ダイナマイト・ドール、4代目タイガーマスク、白鳳、スタン・ハンセンら錚々たる顔ぶれからのビデオメッセージが上映され、スクリーンに映し出された往年の名勝負の映像がファンの熱狂を呼び覚ました。

そしてメインイベントとしておこなわれたのが、初代タイガーマスク、藤波辰爾、藤原喜明、前田日明による「史上初最強トークショー」である。新日本プロレスの黄金時代を支え、故・アントニオ猪木氏の薫陶を受けた4人のレジェンドが同じリングに集結した。
本トークショーは、単なる周年祝いや思い出話に留まらず、常人離れした佐山サトルの身体能力や知られざるエピソードを、先輩と後輩の視点から紐解く貴重な「歴史の証言」の場となった。
以下に、登壇した各氏から語られた数々の証言を記録する。

■藤波辰爾の証言(デビュー戦の衝撃とプライベート)
「ダイナマイト・キッドとのタイガーマスクのデビュー戦(1981年4月、蔵前)は衝撃だった。いまだに脳裏に残っている」
「デビューしたDキッド戦はみんな控室から見ていた。初代タイガーがデビューしたら僕のジュニアヘビーはどこかいったよな」
「僕はドラゴンロケットをやったくらい。僕のジュニアヘビー級はどこか行ってしまいましたね。早くヘビー級転向すればよかった」
「凄い飛ぶんだよな。300ヤードぐらい飛ぶんだよな。ムチのようにしなった飛ばすんだよな」
「まあ、(ボールが)飛ぶ飛ぶ。プロ顔負けだった。(ドライバーで)300ヤードくらい飛ばした」

■藤原喜明の証言(天性のバネと破天荒なエピソード)
「こんなに(体が)小さいと、プロレスラーになっても苦労するなと思ったら、俺の方が苦労した」
「佐山が走ると、カンガルーみたいにぴょんぴょん跳ぶんだ。天性のものだな」
「ちんけなマスクを被って、ダイナマイト・キッドとの試合はいい試合だった」
「いい試合でしたねぇ」
(※マサ斎藤と女性を覗きに行った若手時代の脱線トークなどを交えつつ)
「プロレスラーはちょっと馬鹿でお客さんも馬鹿だよ。仲良くやろう」
「俺、喜寿だよ。このリングで死んでやる」
「このリングで死んでやる。来月?急だな。わかった。全員来てくれるのかな」

■前田日明の証言(道場での出会いと規格外のパワー)
「入門の2か月前に道場で会って、自分より小さいのにゴリラみたいな体だった。乱取りでも全然首が動かなかった。自分と2年の差しかないのにビックリした。話してみると、すごいいい人だった」
「入門の2カ月前。身長はないが体がゴリラみたいだった。組んだらどうなのかと思ったら動かない。吹っ飛ばされた。凄いいい人だよね。優しくてパワーを持っていて、運動神経の塊の佐山さんに一個くらい勝てるだろと腕立てをやったら凄かった」
「佐山さんは11秒台で新日本では一番早かった」
「ゴリラみたいな体でした。すごいなぁ」
「話してみたら、すごいいい人なんです。誠実なスポーツマンそのものみたいな、すごい優しくて。それなのにあんな力強くて」
これらの言葉に対し、現在パーキンソン病やメニエール病と闘病中である初代タイガーマスク(佐山サトル)は、自身の口から「高校1年で背筋300キロ、垂直跳び88センチだった」とスーパー高校生時代の事実を告白。
かつての盟友たちとのやり取りに笑顔を見せつつ、プロレス界の再建へ向けた強い覚悟を語った。

■初代タイガーマスク(佐山サトル)の言葉
「今の話聞いててそんなこともあったなぁ。懐かしいなぁ。思い出は尽きないですけど、いい時代を過ごさせてもらいました」
「藤原さんが酒飲んでなくてよかった。一番危ない人です」

「必ずプロレスの時代がやってきます。新間寿に拾われて、タイガーマスクになって、師匠であるアントニオ猪木さんに育てられ、先輩たちに鍛えられ、皆の努力の結晶でタイガーマスクは生まれました。私だけの力ではないです。ダイナマイト・キッド、小林邦昭さん、そして何よりも皆さん、ファンの皆さんが45年間応援してくれる、そのエネルギーがあの時代に集約していたと思います。新しいレスラーも育てていきたいと思いますので何卒よろしくお願い致します」
「プロレスはできたらファンを含めて昔に戻したい。藤原さんや藤波さんや前田くんのようなストロングスタイルの強い人たちがリードできる練習が必要です。若い選手を指導してもらいたい。全盛期を迎えてプロレスって凄いんだなとわかってもらいたい。武道をつくるのが夢です。プロレスの再建から全力を尽くしていきたい」

トークを終え、最後は自身の足でしっかりとリングを後にした初代タイガーマスク。

闘病生活を感じさせないほどのプロレスへのあくなき情熱と、黄金期を知るレジェンドたちによる後進指導への決意が交差した本イベントは、次なる50周年に向けたプロレス界再建の新たな出発点となった。

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