15周年を迎えた“太陽神”Sareeeが語る、闘いへの渇望と覚悟「プロレスラーとしてしか生きていけない」
2026年5月5日、女子プロレス団体「マーベラス(Marvelous)」が横浜BUNTAIにて『旗揚げ10周年記念大会』を開催する。
この記念すべき大舞台のメインイベント、AAAWシングル王座戦で王者・彩羽匠に挑むのが、“太陽神”ことSareeeだ。
海外での経験を経て日本マットに復帰して以来、各団体の至宝を次々と奪取し、「本物の闘い」を体現し続けるSareee。
今大会では、最強のタッグチーム「スパーク・ラッシュ」のパートナーでもある彩羽匠との頂上決戦に挑む。
15歳でデビューし、人生の半分をプロレスに捧げてきた彼女は、今どのような景色を見ているのか。
前編では、Sareeeのプロレスに対する揺るぎない信念と、恩師・ジャガー横田から受け継いだ“全女イズム”、そしてファンへの想いに迫る。
■ 大会情報
マーベラス横浜BUNTAI大会 ~旗揚げ10周年記念~
日程:2026年5月5日(火・祝)
時間:開場 15:00 / 開始 16:00
会場:神奈川・横浜BUNTAI
【決定カード】
▼メインイベント AAAWシングル王座戦
《王者》彩羽匠 vs 《挑戦者》Sareee

■ 人生の半分をリングに捧げて。「プロレスラーとしてしか生きていけない」
――Sareee選手は現在、日本のマット界で「これが本物のプロレスだ」とファンを震わせるような、熱い試合を提供し続けていますね。
Sareee:ありがとうございます。そう言っていただけると本当に嬉しいです。
――先日、デビュー15周年を迎えられました。15年という月日を振り返って、現在の感触はいかがですか?
Sareee:15歳でデビューして、今年で30歳になりました。人生の半分をこのプロレス界で生きているんだなと思うと、「ヤバいな」って自分でも思いますね(笑)。先日、大先輩のジャガー(横田)さんが45周年を迎えられて、「50周年まで行く!」と宣言されていました。私と全く同じ15歳でデビューされたジャガーさんが、そういう途方もない背中を見せ続けてくださっているのは、本当にありがたいことです。私も、行けるところまでプロレスを極めたいと強く思っています。

――人生の半分をプロレスに費やしてきた。ご自身にとって、プロレスはまさに「天職」だと感じますか?
Sareee:もう、それしかないですね。私は「プロレスラーとしてしか生きていけない人間」なんだなと心から思います。
――例えば、他のことに興味を持ったり、「ちょっとアルバイトで喫茶店で働いてみたいな」と思ったりしたことはなかったのですか?
Sareee:全くないです! 私、人生で一度もアルバイトをしたことがないんですよ(笑)。本当にヤバいですよね。このプロレス界という世界でしか生きてきていないので、一般の社会や外の世界を全く知らないんです。それは良くも悪くもあるとは思いますけど。
――それほどまでに、ご自身の人生とプロレスが深く結びついているのですね。若いうちに「自分が登るべき山はこれだ」と見つけられたのは、ある意味で非常に幸せなことだと思います。
Sareee:子供の頃から、女子プロレスラーになることがずっと夢でした。だから、自分の大好きなことを仕事にできて、こうして15年間も続けてこれたというのは、本当に嬉しいですし、支えてくださるファンの皆さんや周りの方々のおかげだと常に感謝しています。

■ 「一番じゃなきゃ意味がない」恩師・ジャガー横田の教えと闘争心の源
――Sareee選手の試合を見ていると、相手に容赦なく立ち向かい、やられても倍返しにする強烈な闘争心を感じます。その「闘い」の覚悟や根底にあるものは、どこで培われたのでしょうか?
Sareee:それはもう、新人時代から全日本女子プロレス(全女)出身の先輩方に徹底的に叩き込まれてきたものです。伊藤(薫)さんからは、「やるか、やられるかだ。相手をぶちのめす気持ちでいけ!」と常に教えられてきました。エルボー一発、ドロップキック一発にしても、ただ技を出すんじゃなくて、相手を仕留める覚悟で打てと。「やられる前にやらなきゃダメだ」という教えは、今でも私のプロレスの根幹にありますね。
――先日、ジャガー横田選手からも熱い言葉をかけられたそうですね。
Sareee:はい。ジャガーさんに「1番じゃなきゃ意味がないから。2番なんてビリと一緒だから、絶対に1番になりなさい」と言っていただきました。その通りだなと心の底から思いましたね。
私はプロレスをやる以上、常にトップを目指しています。「1番じゃなきゃ意味がない」という言葉は、私の闘争心をさらに燃え上がらせてくれました。

――Sareee選手のその上昇志向と闘いっぷりが、ファンの心を強く惹きつけているのだと思います。新宿FACEなどの大会でも常に超満員で、ファンの声援も他の選手に対するものとは一味違う熱狂を感じます。
Sareee:本当にファンの方がいてくれるからこそ、限界を超えて頑張れています。デビュー当時からずっと応援してくれているファンの方もたくさんいますし、最近は新しいファンの方もすごく増えました。
――ご自身では、なぜそこまでファンに支持されていると客観的に分析していますか?
Sareee:うーん、自分ではよく分からないです(笑)。何だろう……。
――私は、Sareee選手が掲げる「本物の闘い」というワードと、それをリング上で体現する姿が、見ている人の心を震わせているのだと思います。「Sareeeの試合を見れば、本物のプロレスが見られる」という期待感ですね。
Sareee:もしそう思っていただけているのなら、プロレスラーとしてそれが一番嬉しいです。私はリングの上での「闘い」で見せていくことが全てだと思っているので、その熱量が皆さんに伝わっているのなら本望ですね。














