【WWE】アスカの悪夢的介入でイヨ・スカイのIC王座奪取ならず… 5.9タンパで遺恨清算マッチ勃発「お前が家族を潰したんや」
4月27日(日本時間28日)のWWE・ロウ大会(米テキサス州ラレド・セイムズ・オート・アリーナ)。
この日、激動の女子トップ戦線において、長きにわたる因縁を持つ和製スーパースター2人の運命が大きく交錯した。
現在の背景には、かつて女子タッグ戦線を席巻した陣営の崩壊がある。
イヨ・スカイはリア・リプリーとの「リヨ」で、アスカとカイリ・セインの「カブキ・ウォリアーズ」に勝利を収めていた。
しかし、その後にリア・リプリーはスマックダウンへ移籍し、カイリ・セインはWWEの大量解雇の波に飲まれて無念の退団となった。
頼れる相棒を失い、図らずもリング上で「独りぼっち」となったイヨ・スカイとアスカの間に残されたのは、ユニット「ダメージCTRL」時代から続く根深い憎悪だけであった。
この日、イヨ・スカイは単身で頂点を目指し、祭典「レッスルマニア42」でAJリーから女子IC王座を奪還したベッキー・リンチのオープンチャレンジに名乗りを上げた。
王者から1980年代の名タッグ内格差を引き合いに出され、マーティ・ジャナッティ(ショーン・マイケルズの格下相方)扱いされる屈辱を受けたイヨ・スカイは、強烈な平手打ちで報復。
アダム・ピアーズGMの裁定により、正式にタイトルマッチが組まれた。
試合はイヨ・スカイが多彩な空中殺法と大技で王者を追い詰める展開となる。
サンセットフリップパワーボムや場外へのムーンサルト弾など、大声援を背に猛攻を仕掛けた。
しかし、スワンダイブ式攻撃を狙った決定的な場面で、怨敵アスカが突如として介入する。

©AbemaTV, Inc.
レフェリーの死角を突いて足を払い、エプロンに激突させたのだ。
この非情な一撃が決定打となり、イヨ・スカイは王者の得意技であるマンハンドルスラムを浴びて3カウントを聞いた。
王座奪取の夢を粉砕されただけでなく、試合後にはアスカからバズソーキック、そして失神寸前まで絞め上げられるアスカロックの追撃を受けた。

©AbemaTV, Inc.
惨劇のリングに響き渡ったのは、この場にいない退団者を求める「We want Kairi!(カイリを出せ!)」という観客からの悲痛な大チャントであった。
この凄惨な襲撃を経て、次回PLE「バックラッシュ」大会(5月9日=日本時間10日、米フロリダ州タンパ)でのイヨ・スカイ対アスカのシングルマッチが正式に発表された。
史上初とされる日本人スーパースター同士のPLE対決に向け、アスカは映像を通じてイヨ・スカイへ呪詛のような言葉を吐き捨てた。
「イヨ、まだ終わってへんで。わてが終わり言うまで終わらんのじゃ」と両者の因縁が未だ決着していないことを強くアピールした。
かつて先輩としてイヨを導こうと尽力してきたアスカは、イヨの反逆について、当初は自身の指導不足や過ちが原因ではないかと自責の念を抱いていたという。
しかし現在ではその考えを改めたとし、「やっとこさ気づいた。問題はお前やったということや。恩知らず、自分勝手、ああ。お前はわしの最大の失敗作じゃ」と痛烈に非難。
一連の対立は、「お前がわしを裏切ったからじゃ。家族を裏切ったんや」とイヨ自身の背信行為であると断じた。
さらにアスカは、現在両者が孤立無援の状況にあることに言及。
「今、わしらは2人とも1人ぼっちや。今まで見逃してきたんは、また家族に戻れる、そう思っていたからや」と、これまでイヨの行動を見逃してきた裏に一縷の望みがあった胸中を吐露した。
しかし、その絆を完全に破壊したイヨに対し、もはや手加減をする理由は消滅したと宣告。
「バックラッシュ大会では覚悟しとけや。お前に最後のレッスンや」と直接対決に向けた通告を突きつけると、最後は「お前が家族を潰したんや、今お前を潰すのを止めんのはもう何もあらへんのじゃ、ボケッ!」と、かつての妹分を完全粉砕することを予告した。
相棒を失ったことで、覆い隠すもののなくなった2人の剥き出しの感情。
かつて家族と呼ばれた存在は、タンパの地で完全に破壊されることになるのか。
なお、この日の『ロウ』の模様は「ABEMA」を通じて日本国内へ配信された。














