【ノア】方舟の遺伝子を継ぐ男シェイン・ヘイストが悲願のGHCヘビー初戴冠「これは私の夢でした」 試合後、盟友KENTAを初防衛戦に指名
プロレスリング・ノアは5月2日、東京・両国国技館において「SPRING MAYHEM RYOGOKU 2026」を開催した。
4,539人の観衆が見守る中、ファン投票の結果を受けてメインイベントに据えられたGHCヘビー級選手権試合は、挑戦者のシェイン・ヘイストが王者Yoshiki Inamuraを30分超えの死闘の末に下し、第50代王者に輝いた。
およそ10年の歳月を経て方舟のマットに帰還した男の、執念と感謝が結実した夜であった。
2011年に母国オーストラリアから留学生としてノアの道場の門を叩き、GHCタッグ王座を獲得。
その後2016年に世界最大の団体WWEへと羽ばたいたシェイン・ヘイストは、今年4月より古巣へ本格参戦を果たし、KENTA率いる「White Raven Sqwad(WRS)」へ合流したばかりであった。

迎え撃つは、ここまで6度の防衛を重ね、絶対的なパワーでヘビー級戦線を牽引してきた王者Yoshiki Inamuraである。

序盤から力と力がぶつかり合う一進一退の攻防が展開されたが、この日のシェイン・ヘイストの戦いぶりは、ただの帰還兵のそれではなかった。


王者の無双やシットダウン式パワーボムといった規格外の投げ技を耐え凌ぐと、怒涛の反撃を繰り出してみせた。


そして終盤、王者の必殺であるDIS CHARGE(変型ダイビングボディープレス)を間一髪で回避すると、最後はボムバレーデスからの4の字ジャックナイフ固めで、巨体を完璧に丸め込んだ。

かつて留学生として学んだノアの偉大な先人たちの遺伝子を総動員し、見事に3カウントを奪い取ったのである。
満身創痍で至宝のベルトを腰に巻いた新王者は、マイクを握ると、通訳として傍らに立つ盟友KENTAを通じて、日本のファンへ偽らざる感謝の思いを伝えた。
「長い旅でしたが、今、私がトップになりました。ありがとう日本、ありがとうプロレスリングノア、ありがとうTMDK、ありがとうWRS」
青春時代を過ごしたプロレス人生の原点に立ち返り、ついに最高峰の証を手にしたシェイン・ヘイスト。
しかし、感動の戴冠劇はそこで終わらなかった。
新たな夢の成就を宣言すると同時に、次なる壮大な目標を隣に立つ男へ直接突きつけたのである。

「これは私の夢でした。私にはもう一つ夢があります。このGHCをかけてKENTAと試合がしたいです」
古巣への帰還、そして悲願のGHCヘビー級王座初戴冠。

その最初の防衛戦の相手として、自身を再びこのリングへと導き、共にユニットを牽引するKENTAを指名したのである。
KENTAもこの要求をその場で受諾し、両雄による同門対決での王座戦が決定的となった。

方舟の歴史を深く愛し、世界を渡り歩いた末にたどり着いた頂の景色。
シェイン・ヘイストの新しい航海は、最高の盟友を迎え撃つ試練から幕を開ける。
Pages 1 2














