【新日本】海野翔太がTAKESHITAの“アシスト”で勝利も握手拒否される!チェーズの“窃盗疑惑”で明日のTV王座戦へ遺恨沸騰「俺のベルト、返せ?」

新日本プロレスは5月3日(日)、福岡・福岡国際センターにて『レスリングどんたく 2026』2連戦の初日大会を開催した。

第5試合では、NJPW WORLD認定TV王者のKONOSUKE TAKESHITAと本隊の海野翔太が異例の越境タッグを結成。HOUSE OF TORTURE(以下、H.O.T)のチェーズ・オーエンズ&高橋裕二郎組と対戦した。

TAKESHITAとチェーズにとっては、翌日5.4福岡でのTV王座防衛戦に向けた最終前哨戦である。しかし、入場時から異変が生じていた。後から入場したTAKESHITAの腰に、あるはずのTV王座のベルトがないのだ。

TAKESHITAは丸腰のままリングに上がり、ニヤニヤと笑いかけるチェーズに対してベルトの行方を問い詰めるが、チェーズはとぼけた表情を貫く。

不穏な空気の中でゴングが鳴ると、H.O.T特有の奇襲と攪乱が越境タッグを襲う。チェーズの巧みなインサイドワークにより、TAKESHITAと海野は同士討ちを誘発され、チームワークは早々に崩壊しかけた。

しかし、中盤以降は個々のポテンシャルで盛り返す。TAKESHITAがチェーズに串刺しニーアタックやエクスプロイダーを見舞えば、海野は裕二郎にショートレンジラリアットの乱れ打ちで肉薄。

意地のぶつかり合いが続く中、リング中央でTAKESHITAと海野が背中合わせに激突し、一触即発の睨み合いへと発展してしまう。

この隙を見逃さず、裕二郎がケインを振りかざして死角から海野へ襲い掛かった。だがその瞬間、TAKESHITAが咄嗟に海野を突き飛ばし、自らの身を呈して凶器攻撃の盾となったのである。

この身を削るアシストに応えるように、海野が躍動。裕二郎を踏み台にしたチェーズへのスイング式DDTから、最後は孤立した裕二郎にSecond Chapterを炸裂させ、鮮やかな3カウントを奪い取った。

試合後、海野は勝利の立役者であるTAKESHITAに握手を求めた。しかし、TAKESHITAはその手を冷たく拒絶し、無言のまま花道を引き上げた。

バックステージにて、TAKESHITAは海野をかばった行動について「勝つための最善の手段」であったと強調し、越境タッグの馴れ合いを真っ向から否定した。

NJPW WORLD認定TV王座戦を翌日に控えたバックステージは、王者のベルト紛失事件と、不協和音の越境タッグが残した余韻により、異様な熱気に包まれていた。

KONOSUKE TAKESHITAは、入場時から自身の腰になかったベルトの行方について、対戦相手であるチェーズ・オーエンズの関与を真っ向から疑い、カメラに向かって苛立ちをぶちまけた。

「オイ、チェーズ・オーエンズ。お前、俺のベルトどこやった?お前がどっかに隠したんか、誰かに渡してんのか、持たしてんのか知らんけど、俺のベルト、返せ?な?」

窃盗の嫌疑をかけつつも、TAKESHITAの自信は揺るがない。「この俺、“世界のTAKESHITA”相手に勝ち目の一つもないから」と挑戦者を見下し、「陽動作戦か何か知らんけど、そんなことチマチマせんと」と、盤外戦術に走るチェーズを一刀両断した。

さらに、試合終盤で海野翔太を身を呈して救出した場面についても、情に流された行動ではないと冷徹に切り捨てる。

「べつに今日の試合、海野翔太のために何かしたとか、そんなつもりは1ミリもないから。ただ! 俺はこの試合に勝ちたい。この試合に勝つには、このタッグマッチに勝つには、どうするのが一番ベストな手段か、それを選んだだけやから」

一方、試合後にTAKESHITAから握手を拒絶された海野翔太の怒りは沸点に達していた。

バックステージにあったイスを激しく蹴り飛ばすと、「オイ! 勘違いすんなよ?」と語気を強める。

「お前と仲良しこよしするために、最後な、握手を求めたわけじゃない。お前がライオンマークを背負っているのか? 新日本プロレスのメンバーとして闘っていくのか? そして新日本プロレスに対する愛を確認しただけだ」

さらに海野の怒りの矛先は、対戦相手やパートナーだけでなく、現在のプロレス界を取り巻くSNSの風潮にも向けられる。AEWとの契約問題やタイトルマッチの是非など、リング外で渦巻く雑音に対し「もうAEWだとかベルトがどうだとか、ネガティブな話題やめようや。いい加減に」と痛烈な苦言を呈した。

「1年に1回楽しみに新日本プロレスを見に来てくれた、みんなをハッピーに、幸せに、笑顔にして、『明日からまた頑張ろう』って思ってもらうだけなんだ。そのために俺はベストを尽くす、全力で闘う」

そして、騒動の火種であるチェーズ・オーエンズは、TAKESHITAからの追及をのらりくらりとかわし続ける。

「ドンタクシリーズの間ずっといないくせに、いざ現れたと思ったら、無責任にバッグを開けっぱなしにするなんてな。挙句のはてにベルトを失くしておいて、俺のせいにするのか?」

その上で、チェーズは「TAKESHITA、お前のベルトを盗ったかどうかは、まあどうとでも言えるな」と不敵に笑い、「俺はしょぼい田舎の会場にも毎晩きっちり現れる」と巡業への参加をアピール。最後は「俺は闘うチャンピオンだからだ」と、テキサスへの王座流出を高らかに予告した。

消えたベルトと握手拒否。

不穏な火種を抱えたまま、舞台は翌日の王座戦へと向かう。

<写真提供:新日本プロレス>

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