【新日本】1000万円の重圧と無法介入を粉砕! ウルフアロンが巨獣ドン・ファレをアングルスラムで投げ切り雪辱果たす
新日本プロレスは5月3日(日)、福岡・福岡国際センターにおいて『レスリングどんたく 2026』2連戦の初日大会を開催した。
第7試合に組まれたのは、因縁渦巻くウルフアロンとドン・ファレのスペシャルシングルマッチである。
両者は3月4日の後楽園大会でおこなわれた『NEW JAPAN CUP』1回戦で激突し、HOUSE OF TORTUREの不当な介入によってウルフアロンが苦杯をなめていた。
以降、リング上で顔を合わせるたびに一触即発の事態を繰り返してきた両雄。
ウルフアロンに至っては「負けたら1000万円をファレに支払う」と公言し、自らを極限のプレッシャーへと追い込んでこの完全決着戦に臨んでいた。

試合は、コールを受けた直後のウルフアロンに対して、ドン・ファレが仕掛けた奇襲によって幕を開けた。
1000万円の賭け金と遺恨が絡む一戦は、序盤から荒れ模様となる。
ドン・ファレはウルフアロンを場外の鉄柵や客席のイスに力任せに投げつけ、イスの上に横たわった相手の腹部へ、まるで玉座にでも座るかのように腰を下ろす屈辱的な痛めつけを敢行した。

しかし、柔道で世界の頂点を極めた男の体幹と闘志は、規格外の巨獣の猛攻をもってしても破壊できなかった。

ショルダークローなどの苛烈な攻めを耐え抜いたウルフアロンは、柔道仕込みの体落としや、デビュー戦で大きな話題を呼んだハイフライフローを繰り出し、巨体から主導権を奪い返していく。

終盤、HOUSE OF TORTUREのチェーズがエプロンに登場し、レフェリーを巻き込んだ無法地帯を作り出す。
ドン・ファレとチェーズによる理不尽な連携攻撃や、ドン・ファレの必殺技であるグラネードを浴び、ウルフアロンは絶体絶命の窮地に立たされたかに見えた。
だが、金メダリストの誇りと1000万円を背負った覚悟が、ここで爆発する。
重爆エルボードロップを間一髪で回避すると、突進してきたドン・ファレを剥き出しのコーナー金具へと自爆させる。

ダメージを負った巨獣に対し、ついに執念のボディスラムを完璧に決めてみせた。

さらに、介入を試みるチェーズを場外へと排除し、Tシャツを脱ぎ捨てる。

最後は、ドン・ファレの巨体をしっかりと担ぎ上げ、必殺のアングルスラムでマットに突き刺し、堂々の3カウントを奪い取った。

不正な介入を実力でねじ伏せ、1000万円の防衛と雪辱を同時に果たしたウルフアロン。
試合後のバックステージには、言葉など必要なかった。
■ウルフアロンのコメント
※ノーコメント
■ドン・ファレのコメント
※ノーコメント
敗れた巨獣も、勝利した金メダリストも、口を閉ざしたまま控室へと姿を消した。
雄弁なマイクアピールやコメントがなくとも、ドン・ファレの巨体が宙を舞い、マットに沈んだという事実だけが、この凄絶な決着戦のすべてを物語っていた。
<写真提供:新日本プロレス>
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