【全日本】 巨獣タロースがオデッセイを粉砕し、『CC』Aブロックは勝ち点6に6人が並ぶ異常事態へ「この組織に真のグループはひとつしかない」

全日本プロレスは5月3日、春の祭典「チャンピオン・カーニバル2026」の第8戦となる栃木・ライトキューブ宇都宮大会を開催した。

第6試合のAブロック公式戦では、身長213cmのタロースと体重200kgのオデッセイという、全日本プロレスのスケールを象徴するような超ド級のモンスターバトルが実現。

星の潰し合いとなったこの一戦はタロースが制し、Aブロックは最終戦を前に歴史的な大混戦へと突入することとなった。

白星先行で余裕を見せたいオデッセイと、黒星が先行し後がないタロース。巨大な肉体同士がぶつかり合うド迫力の攻防は、リング内にとどまらず場外でも激しい火花を散らした。

勝負の分かれ目となったのは、場外における激突である。タロースを鉄柱に挟み込もうと突進したオデッセイが痛恨の自爆を喫し、主導権が完全に入れ替わる。

 

リングに戻ると、タロースが豪快なサイドバスターやヘッドクローで猛攻を展開。オデッセイも決死のボディアタックを放って逆転を狙うが、タロースは200kgの体躯を真っ向から受け止め、そのまま衝撃的なバスターでマットに叩きつける。

最後は必殺のRide the lighten daddy(チョークスラム)でオデッセイを完全に粉砕し、星取りをイーブンに戻す価値ある3勝目を挙げた。

この規格外の対決がもたらした結果により、Aブロックの星取りは完全に混沌と化した。

最終公式戦を前に、現三冠ヘビー級王者の宮原健斗が3勝2敗1引き分けの勝ち点7で単独首位に立つものの、その背後には勝ち点6(3勝3敗)でレイ、潮﨑豪、羆嵐、真霜拳號、そしてこの日激闘を繰り広げたタロースとオデッセイの6人がピタリと並ぶ異常事態である。

バックステージへと引き揚げてきた勝者と敗者は、複雑に絡み合う星取りの中で、それぞれ最終戦へ向けた熱き思いを吐露した。

圧倒的な力で崖っぷちから踏みとどまったタロースは、「この組織に真のグループはひとつしかない。それがTitans of Calamityだ」と自身が属するユニットの最強を豪語する。

そして、次戦(火曜日)で激突する羆嵐に向けて「火曜日は羆嵐だ。なぁ、お前らは熊とレスリングしたことあるか?」と不敵な笑みを浮かべ、「俺は今から熊の皮を剥ぐところなんだ。さぁ行くぞ」と、大逆転でのブロック突破へ向けて獰猛な牙を剥いた。

一方、痛恨の3敗目を喫し、混戦の渦に飲み込まれることとなったオデッセイは、「負けたなんて信じられない。本当に勝ちたかったのに」と無念さをにじませた。「今日、僕が勝つと思っていたみなさん、本当にごめんなさい」と、期待を寄せたファンへ真摯に謝罪の言葉を口にする。

しかし、下を向いている暇はない。5月5日の最終戦では、同ユニットである潮﨑豪とのHAVOC同門対決が控えている。「5月5日、潮﨑豪、そこにいるのは僕のブラザーだ」と同門への絆を示しつつも、「彼に勝たせるつもりはない約束するよ、HAVOCは決勝に進出する」と、ブラザーを自らの手で退け、決勝の舞台へ進むという強い決意を表明した。

誰が決勝へ駒を進めてもおかしくない、紙一重の大混戦となったAブロック。

規格外のモンスターたちがもたらした熱波は、そのまま最終決戦の地へと持ち越される。

<写真提供:全日本プロレス>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加