【全日本】菊田円の“鈴木秀樹討伐”は一瞬の隙に散る! 試合後は納得いかず怒りの襲撃「オイ、やり足りねぇよ!」

全日本プロレスは5月3日、春の祭典「チャンピオン・カーニバル2026」の第8戦となる栃木・ライトキューブ宇都宮大会を開催した。

セミファイナル(第7試合)のBブロック公式戦では、公式戦全日程の終了を迎える勝ち点7の鈴木秀樹と、勝ち点6で追うDRAGONGATEの菊田円が激突。

一瞬の隙を突いた鈴木秀樹が鮮やかな逆転勝利を収め、単独トップの勝ち点9で公式戦を完走した。

しかし、因縁の決着はリング上のみにとどまらず、試合後からバックステージに至るまで異様な空気を残す結果となった。

この一戦は、序盤から両者の殺気が激しく交錯した。

ゴングと同時に鈴木秀樹が奇襲を仕掛けると、戦場はすぐさま場外へと移行。5分以上にも及ぶ危険な場外乱闘からリングへ戻っても、消耗戦は果てしなく続いた。

終盤、菊田円が尻爆弾からラリアットと猛攻に転じ、必殺のローリング・ラリアットを振り抜く。

だが、勝負の機微を知り尽くした鈴木秀樹はこの一撃を鮮やかにさばき、そのまま死角からの逆さ押さえ込みで技ありの3カウントを奪い取った。

納得のいかない結末に怒り狂った菊田円は、試合終了のゴングが鳴った後も鈴木秀樹に襲い掛かり、リング上は凄惨な大乱闘へと発展。殺伐とした余韻を残したまま、両者はバックステージへと引き揚げた。

勝ち点を9(4勝2敗1引き分け)まで伸ばし、他の選手の最終戦(5月5日後楽園大会)の結果を待つ立場となった鈴木秀樹。

しかし、本人の口からは、他力本願の状況など意に介さない、あまりにも傍若無人な“フライング優勝宣言”が飛び出した。

バックステージに現れた鈴木秀樹は、現場にいた記者を無理やり巻き込み、奇妙な問答を展開する。「東京スポーツさん、何勝何敗ですか?東京スポーツしかいないな。日本プロレスのオフィシャルは東京スポーツ!何勝何敗ですか?」と記者に自身の成績を確認させ、記者が「今これで4勝1引き分けの2敗です」と真面目に答えると、鈴木秀樹は「優勝ですね。もう優勝じゃん。今日優勝決まったでしょ?どうですか?」と一方的に断言した。

記者が「リーグの勝ち抜きはこれで(※5.5後楽園大会の公式戦の結果による)」と冷静に事実を訂正しようとするも、鈴木秀樹は意に介さない。「そういうことじゃなくて、優勝決まったでしょ?よし、優勝だ!優勝、優勝」と歓喜の声を上げ、老獪なテクニックで勝利をかすめ取ったリング上の姿そのままに、独自の世界観で報道陣を煙に巻いた。

対照的に、痛恨の黒星で勝ち点6に留まった菊田円のバックステージは、底知れぬ怒りと執念に満ちていた。

他団体から過酷なリーグ戦に乗り込んできた真の目的が、この日の対戦相手を沈めることであったと告白する。「全日本プロレスで俺がこのチャンピオン・カーニバルに出た理由はただひとつ。鈴木秀樹、お前を倒すためだったんだよ」と吐き捨てた菊田円。しかし、結果は一瞬の丸め込みによる敗北であり、完全決着には程遠い。

「オイ、やり足りねぇよ。やり足りねぇよ、俺は」と不完全燃焼の怒りを爆発させると、最後は「オイ、次当たるだろうな?お前逃げんじゃねぇぞ。わかったか」と、鈴木秀樹への終わりのない報復を血走った目で宣告した。

のらりくらりと己のペースを貫き通す鈴木秀樹と、執念の炎を燃やし続ける菊田円。

対照的な両雄の交差点となった宇都宮の夜。

勝ち点を伸ばせなかった菊田円は、5月5日後楽園大会の最終公式戦で、高き壁である綾部蓮との一戦へと向かう。

<写真提供:全日本プロレス>

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