【新日本】最年少IWGP王者カラムが無法防衛! 鷹木信悟を急所蹴りで沈め、辻と鷹木へ“究極の条件”を突きつける。オスプレイとの不協和音も

新日本プロレスは5月4日(月・祝)、福岡・福岡国際センターにおいて『レスリングどんたく 2026』2連戦の二日目を開催した。

メインイベント(第9試合)では、23歳7カ月という史上最年少でIWGPヘビー級王座を戴冠したカラム・ニューマンが、ベテランの鷹木信悟を迎えて初防衛戦に臨んだ。

王者の若さと勢いか、それとも挑戦者の経験と気迫か。「家族ができた」と守るべきものを背負った鷹木信悟は、場外で観戦していた妻・なつぽいの前で王座奪還を誓い、開始から猛攻を仕掛けた。

カラムも王者としての意地を見せ、鷹木の強烈なパンピングボンバーと自身のKiss the crownの相打ちなど、真っ向からの肉弾戦を展開。

試合は一進一退の激闘となり、30分を超える死闘へと突入した。

しかし終盤、勝負の行方は非情な展開へと傾く。

鷹木の猛攻に追い詰められたカラムが、レフェリーを盾にしてピンチを脱すると、鷹木の急所を蹴り上げる暴挙に出る。

そのまま必殺のMAKE WAYを炸裂させ、なりふり構わぬ手口で3カウントを強奪。カラムが初防衛に成功した。

波乱はこれで終わらない。

試合後、UNITED EMPIREのメンバーがリングに集結すると、カラムは辻陽太が介抱する鷹木に対し、さらなる暴行を試みる。

ここで、かつてのUNITED EMPIREのリーダーであり、前日に復帰を果たしたウィル・オスプレイがカラムの行動を食い止めた。

するとカラムはオスプレイに対し「オマエがやれ」と非情な指示を下す。

拒否するオスプレイに対し、カラムは「デスライダーズ」という言葉をちらつかせ、半ば強制的に鷹木へのヒドゥンブレードを実行させた。

場内がブーイングに包まれる中、カラムはマイクを握り、理不尽なまでの宣告を行った。

カラム・ニューマン「ダイジョーブ?ダイジョーブ?イタカッタ?イタカッタ?オマエらが好きでも嫌いでも、いまこの会社のトップにいるのは俺たちだ。そして……、バカ。オマエら2人が、毎回毎回、俺の瞬間をぶち壊そうとしてくるのを見てるとな……、なんて名前だったっけ? 『Ignition to DOMINON』か?2日後、決着をつけよう。カラム・ニューマン、ジェイク・リーvsヨータ・ツジ、シンゴ・タカギ。もし俺たちが勝ったら、オマエら二人は二度とこの王座に挑戦できない。価値あるものにしてやるよ。そしてもし……、もしオマエらのどちらかが王者からピンフォールを取ったら、『DOMINION』でのメイン戦をくれてやる。さあ、とっとと失せろ!」

「もう一言声をあげてみろ。一発くらわせてやる。俺たちは日本で最高のユニット、世界で最高のユニットだ。UNITED EMPIREが支配しているんだ。オマエらは王子のために道を空けろ、そして王冠にキスをしろ」

バックステージに戻ったUNITED EMPIREは祝杯をあげたが、そこでも若き王者とオスプレイの間に不穏な空気が漂った。

「デスライダーズ」という言葉を巡り、一触即発の睨み合いを見せる両者。オスプレイは、自身の肉体的な不安と、まだ見つからない「本当の自分」への葛藤を吐露し、「俺は“DEATH RIDER”ではないし、これからも入ることはない。俺は生粋のUNITED EMPIREの一員だ」と訴えたが、カラムはオスプレイの差し出した手を払い除け、冷たく背を向けた。

カラム「一つ言いたいことがあった。(※オスプレイに対して)また俺の時間を無駄にする気か?」

オスプレイ「ん? 俺、何かしたか?」

カラム「いや、すまん。ボスを怒らせたいわけじゃないんだ。UNITED EMPIRE、行くぞ。バーに行くぞ。バーの名前は確か…“DEATH RIDER”だったか?」

オスプレイ「オーケイ、わかった…」

カラム「“DEATH RIDER”か?」

※睨み合って、一発触発な状態のオスプレイとカラム

ジェイコブ「二人とも落ち着け、落ち着くんだ」

オスプレイ「よく聞け。お前は23歳だったよな?史上最年少のIWGPヘビー級王者だ。俺にもわかる。俺も23歳で、史上最年少で『BEST OF THE SUPER Jr.』を制覇した。いろいろと分かっているつもりだった。でも、ある悲劇が起きた……二つの椎間板が脊髄を圧迫してる。思ってる以上のダメージで、手術の後もリングで頭にドロップを食うたびに、腕の力が弱まってるのを感じてる。ツアーに出る要請があっても、責任を果たせないんじゃないかという不安がある。お前には関係ない話かもしれないが、俺には大事なことだ。……もう少し説明してやらないとわからないか? これは俺が始めた、俺のユニットだ。俺は“DEATH RIDER”ではないし、これからも入ることはない。俺は生粋のUNITED EMPIREの一員だ。俺は“本当の自分”を探してる。それは信じてくれ。まだ探してるんだ。もう少し時間をくれ」

カラム「わかった」

オスプレイ「これでいいな? 俺たち…」

カラム「(※自ら手を差し出したものの、オスプレイが手を差し出してくるとそれをパンと払い除けて)バーに行くぞ!」

一方、無法な手段で敗れ、試合後も蹂躙された鷹木信悟は、怒りと共に次なる戦いへの闘志を燃やした。

鷹木「手段はどうであれ、負けは負けだ。何言い訳しても仕方ねぇ。悔しいね。限られた時間しかないはずなのに、5年前と結果は変わらずだよ。だからって5年経とうが、7年経とうが、8年経とうが、10年経とうが諦めてたまるか。諦めるかって。まあすぐ次なんて言えねぇだろうけど、まああんな鷹木信悟らしさ、強引なマイウェイ、いくら俺でもこんな挑戦の仕方はもうできねぇかもしれねぇな。しっかり実績残して、再びチャンピオンの前に立ってやる。これで終わりじゃねぇからな。このまま終わってみろ。死んでも死に切れねぇよ。今、俺一人だけの、一人だけの夢じゃねぇ。いろいろ背負ってんだ!このまま終わってたまるか。オイ、知らねぇけど、オスプレイ、カラム、テメーらのな、オイ、ユニットのことなんてどうでもいいんだよ、コラ!オイ、俺のキャリア懸けて、テメーらEMPIRE潰してやるからな、この野郎!(※立ち上がりながら)「ゼッテー許さねぇからな。オスプレイもいいとこ売ってんじゃねぇぞ、この野郎!(※引き上げながら)「ゼッテー許さねぇからな、EMPIRE!」

(※妻のなつぽいがバックステージにいるのを見つけて)「これで終わりじゃないから。なぁ、悪いな、カッコいいとこ見せられなくて、ヘヘッ……。終わりじゃないから、終わりじゃないから。なぁ、(※なつぽいとグータッチをして)ヨシ、頑張ろうな。ありがとうございました」

辻「オイ、カラム!めちゃくちゃやり過ぎだろう、お前!お前を止めるのはこの俺の責任だ!唐津でお前から必ず獲ってやる!」

若き王者の暴走、ユニット内の不協和音、そして挑戦者たちの怨念。

新日本プロレスの頂点を巡る戦いは、ドミニオンへ向けてさらなる混沌の渦へと突入する。

<写真提供:新日本プロレス>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加