【東京女子】渡辺未詩&辰巳リカの白昼夢が5年半ぶりにプリンセスタッグ王座奪還!「最多防衛記録を狙っていこう」
東京女子プロレスが5月4日、東京・後楽園ホールで「YES! WONDERLAND ’26」を開催した。白昼夢(渡辺未詩&辰巳リカ)がジ・インスピレーション(ジェシー・マッケイ&キャシー・リー)を破り、5年半ぶりにプリンセスタッグ王座奪還を果たした。瑞希&高見汐珠が挑戦の名乗りを挙げ、6・7後楽園でのタイトル戦が決定した。
白昼夢は2019年11月3日、DDTの両国国技館大会で王座初戴冠。1年間の長期に渡って王座を保持し4度の防衛に成功したが、2020年11月7日のTOKYO DOME CITY HALLで爆れつシスターズ(天満のどか=引退、愛野ユキ)に敗れ王座陥落。その後、渡辺も辰巳も個人の戦いに力を入れたこともあり、タッグ王座にはなかなか縁がなかった。同王座への挑戦は昨年7・21大田区以来、10ヵ月ぶり。

一方、インスピレーションはWWE時代、「アイコニックス」のチーム名でWWE女子タッグ王座を戴冠。その後、チーム名を「ジ・インスピレーション」に改めて、TNAノックアウト世界タッグ王座を2度獲得。両メジャー王座を奪取した世界で唯一の強豪タッグコンビ。3・29両国国技館でOber Eats(上福ゆき&上原わかな)を撃破し王座奪取。4月16日(日本時間17日)には享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)を下し初防衛に成功した。

白昼夢は4月23日の記者会見の際に作製した「インスピレーション人形」をゴング前に渡すも、インスピレーションはそれを放り投げて奇襲攻撃。インスピレーションは絶妙なコンビネーションで攻めていった。それでも白昼夢はよっしゃいくぞエルボーを決めた。辰巳はドラゴンスクリューから足4の字固めもエスケープ。インスピレーションは辰巳に合体式変型フェースクラッシャーもカウント2。

辰巳がドロップキックで2人まとめて吹っ飛ばすと、辰巳のアシストを得た渡辺がジャイアントスイングでぶん回すも2カウント。辰巳が2人同時にチョーク攻撃。辰巳が渡辺に肩車された状態からヒップドロップを投下もカウントは2。渡辺が雪崩式ティアドロップ狙いも、インスピレーションはキックで阻止。インスピレーションは必殺の合体技アドライザーを決めに行くも、渡辺がダブルハンマーでカット。辰巳がコーナーからヒップアタックを叩き込むと、白昼夢エタニティを炸裂させ、渡辺がキャシーをカバーして3カウントを奪った。

マイクを持った辰巳は「我々がタッグチャンピオン持ってたことなんて、みんな忘れちゃってると思うんだけど…。でも白昼夢が今のチャンピオンだ! インスピちゃんは世界で戦ってるだけあって、ワケわかんなかった。(世界の)広さを知りました。日本まで来てくれてありがとう。私たちここからが大変で、まずは歴代最高防衛(記録)を狙っていこうかなんて思ったりしています」と歓喜。

ここで「第6回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」準優勝チームの瑞希、高見汐珠が現れ、高見が「タッグトーナメントから瑞希さんと組むことになって。そこからたくさん一緒に戦って。もともと好きで楽しかったプロレスが毎試合どんどん好きになって、もっと楽しくなってます。だから今挑戦したいです」と挑戦表明。辰巳は「私は2人のタッグを認めてないんです。でも、白昼夢が勝つと思って、白昼夢と戦いたくて来たんだよね? ということなら、戦ってあげてもいいよ。だけど私たちが初防衛戦勝ちます。それで、このタッグを私が終わらせる」とバッサリ。瑞希は「ダメ! 私は汐珠と今を生きるって決めたから。そのベルトとついでにリカさんのハートもかっさらっていこうと思います」と言うと、渡辺は「ダメだよ! 騙されないで。まだ始まってもないから、私たちでスタート切って、このベルトをかけて戦いましょう。6月7日、後楽園で戦うのはどうでしょうか?」と提案すると、瑞希は「よろしくお願いします」と受諾した。
バックステージで辰巳は「(ベルトが)新しくなって初めて巻けて、本当に幸せです。インスピレーションも日本にわざわざ来てくれて、アウェーだったと思うんですけど、やっぱり一流のプレイっていうのを感じました。でも、負けじとそれに勝ったんだから。私たちも一流のプロレスラーってことだよね。一流でやってるんで、それを示したのかなって。ダブルでうれしい気持ちです」と満面の笑み。渡辺は「前回なし得なかった最多防衛記録を、白昼夢でもっともっと残していきたい」と意欲を見せた。
同王座の最多防衛記録は第4代王者組のマジカルシュガーラビッツ(坂崎ユカ&瑞希)が持つ6回。白昼夢がその記録を破ることができるのか注目だ。
王座から陥落したキャシーは「ここに来るのに18時間のフライトだったのよ。紙テープみたいなものが飛んできて頭にぶつけられて。ジャイアントスイングでぐるぐる振り回されて…」、ジェシーは「キャシーも私も脱水症状のような状態よ。そんなにクソみたいな一日の上に最後にベルトまで獲られて…」とおかんむり。今後の参戦について、キャシーは「東京女子に戻ってくること自体はやぶさかではないけど、いくつか約束をしてほしい。きちっとルールを守ってほしいことがいくつかある。一つはまず脱水症状で試合に上がらせない」、ジェシーは「ちゃんと冷やした水を用意しておいて。2つ目はあの危険な紙テープ、頭に当たってくるようなものを投げさせるな。3つ目は私たちのタッグタイトルにもう一度挑戦させなさい。タッグタイトルは我々のものだから、もう1回挑戦させなさい。そういったルールをきちんと守ってくれるんだったら、東京女子自体は嫌いじゃないから、また戻ってやって来てもいいとは思うわ」と条件をつけていた。
挑戦が決まった高見は「初めてタッグのベルトに挑戦するのが、瑞希さんと一緒で。今挑戦したいって、すごい素直な気持ちで思ったので、受け入れていただけてうれしいです。今楽しくて最高なので、これまでにないいろんなパワーで頑張れます」、瑞希は「汐珠を見てたら、自分も楽しい気持ちを大事にしたいと思ったし。愛を持ってわがままに、汐珠と今を突き進めたらなって思ったから。めっちゃ不安やけど、2人なら不安も吹き飛ばせるくらい、楽しみな気持ちを持って挑みたいなと思います」と意気込んだ。瑞希は坂崎の卒業以降、正式なパートナーを作らなかったが、ついに新たな道を踏み出すことになる。
【大会名】YES! WONDERLAND ’26
【日時】2026年5月4日(月・祝)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】1087人(満員)
▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○小夏れん vs 神嵜志音●
5分45秒 ショルダーバイツ
▼第2試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
YuuRI&○上原わかな&キラ・サマー vs HIMAWARI&鈴木志乃&七瀬千花●
12分12秒 片エビ固め
※スシ・トルネード
▼第3試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
○瑞希&駿河メイ&高見汐珠 vs 愛野ユキ&らく&原宿ぽむ●
12分50秒 片エビ固め
※ダイビング・フットスタンプ
▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
アジャコング&○上福ゆき vs 関口翔&桐生真弥●
9分41秒 片エビ固め
※フェイマサー
▼第5試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○水波綾 vs 凍雅●
9分48秒 片エビ固め
※スピア
▼第6試合 タッグマッチ 20分1本勝負
山下実優&●ハットリ桜 vs 中島翔子○&ハイパーミサヲ
11分11秒 片エビ固め
※吉兆籠目を切り返す。
▼第7試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>○鈴芽 vs 風城ハル●<挑戦者>
12分55秒 片エビ固め
※リング・ア・ベル。第17代王者が2度目の防衛に成功。
▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負
<王者組>ジェシー・マッケイ&●キャシー・リー vs 渡辺未詩○&辰巳リカ<挑戦者組>
12分53秒 体固め
※白昼夢エタニティ。ジ・インスピレーションが2度目の防衛に失敗、白昼夢が第21代王者組となる。
▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>○荒井優希 vs 遠藤有栖●<挑戦者>
20分38秒 片エビ固め
※Finally。第17代王者が2度目の防衛に成功。
〈写真提供:東京女子プロレス〉
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