【新日本】帝国内部に深刻な亀裂! 若き独裁者カラムがオスプレイに踏み絵を強要、負傷告白の創設者を冷酷に切り捨てる
新日本プロレスは5月4日(月・祝)、福岡・福岡国際センターにおいて『レスリングどんたく 2026』2連戦の二日目を開催した。
メインイベントでおこなわれたIWGPヘビー級選手権試合は、王者カラム・ニューマンが挑戦者・鷹木信悟を急所蹴りからのMAKE WAYで沈め、なりふり構わず初防衛を果たした。
しかし、激闘の熱冷めやらぬリング上、そしてバックステージにおいて最も暗い影を落としたのは、世界を席巻するユニット「UNITED EMPIRE」内部に走った決定的な不協和音であった。

試合決着後、リングに集結した帝国軍であったが、カラムは辻陽太に介抱される鷹木信悟へのさらなる暴行を企て、それを制止したウィル・オスプレイへ逆に制裁の実行を命じる。

一度は拒否する素振りを見せたオスプレイだったが、若き王者が「デスライダーズ」という不穏な言葉をちらつかせると、苦渋の表情を浮かべながら鷹木信悟へヒドゥンブレードを放った。

オスプレイに事実上の「踏み絵」を強要し、絶対君主として振る舞うカラムは、大ブーイングを浴びながらマイクを握り、王者の権力を振りかざして挑戦者組へ理不尽な条件を突きつけた。
カラム・ニューマン「(※鷹木と辻に対し日本語で)ダイジョーブ? ダイジョーブ? イタカッタ? イタカッタ? (※英語に戻り)オマエらが好きでも嫌いでも、いまこの会社のトップにいるのは俺たちだ(場内ブーイング)。
そして……、(※日本語で、観客に対して)バカ。(※英語に戻り)オマエら2人が、毎回毎回、俺の瞬間をぶち壊そうとしてくるのを見てるとな……、なんて名前だったっけ? 『Ignition to DOMINON』か? 2日後、決着をつけよう。カラム・ニューマン、ジェイク・リーvsヨータ・ツジ、シンゴ・タカギ。もし俺たちが勝ったら、オマエら二人は二度とこの王座に挑戦できない。価値あるものにしてやるよ。そしてもし……、もしオマエらのどちらかが王者からピンフォールを取ったら、『DOMINION』でのメイン戦をくれてやる。さあ、とっとと失せろ!「(※ヤジを入れ続ける観客に対して)もう一言声をあげてみろ。一発くらわせてやる。俺たちは日本で最高のユニット、世界で最高のユニットだ。UNITED EMPIREが支配しているんだ。オマエらは王子のために道を空けろ、そして王冠にキスをしろ」

祝勝ムードが漂うはずのバックステージでも、帝国の亀裂はさらに深まっていく。
カラムはオスプレイへ向けて「バーに行くぞ。バーの名前は確か…“DEATH RIDER”だったか?」と意図的に挑発の言葉を投げかけ、ついに両者は一触即発の睨み合いへと発展した。
ジェイコブ・オースティン・ヤングが慌てて制止に入る中、ユニットの創設者であるオスプレイの口から語られたのは、自身の肉体が抱える深刻な爆弾と、アイデンティティの喪失に苦しむあまりにも生々しい告白であった。

カラム「一つ言いたいことがあった。(※オスプレイに対して)また俺の時間を無駄にする気か?」
オスプレイ「ん? 俺、何かしたか?」
カラム「いや、すまん。ボスを怒らせたいわけじゃないんだ。UNITED EMPIRE、行くぞ。バーに行くぞ。バーの名前は確か…“DEATH RIDER”だったか?」
オスプレイ「オーケイ、わかった…」
カラム「“DEATH RIDER”か?」
※睨み合って、一発触発な状態のオスプレイとカラム
ジェイコブ「二人とも落ち着け、落ち着くんだ」

オスプレイ「よく聞け。お前は23歳だったよな? 史上最年少のIWGPヘビー級王者だ。俺にもわかる。俺も23歳で、史上最年少で『BEST OF THE SUPER Jr.』を制覇した。いろいろと分かっているつもりだった。でも、ある悲劇が起きた……二つの椎間板が脊髄を圧迫してる。思ってる以上のダメージで、手術の後もリングで頭にドロップを食うたびに、腕の力が弱まってるのを感じてる。ツアーに出る要請があっても、責任を果たせないんじゃないかという不安がある。お前には関係ない話かもしれないが、俺には大事なことだ。……もう少し説明してやらないとわからないか? これは俺が始めた、俺のユニットだ。俺は“DEATH RIDER”ではないし、これからも入ることはない。俺は生粋のUNITED EMPIREの一員だ。俺は“本当の自分”を探してる。それは信じてくれ。まだ探してるんだ。もう少し時間をくれ」
カラム「わかった」
オスプレイ「これでいいな? 俺たち…」
カラム「(※自ら手を差し出したものの、オスプレイが手を差し出してくるとそれをパンと払い除けて)バーに行くぞ!」
「生粋のUNITED EMPIREの一員だ」と組織への忠誠を誓い、己の不安を吐露して時間を求めたオスプレイ。
しかし、若き独裁者は、歩み寄るために差し出された創設者の手を無残にも払い除け、冷酷に背を向けた。
絶対的な支配力を誇示し暴走を続ける新王者と、首へのダメージに恐怖し「本当の自分」を見失っているかつてのカリスマ。
最強を誇る帝国に生じた決定的な亀裂は、新日本プロレスの勢力図を内側から崩壊させかねない危険な火種となっている。
<写真提供:新日本プロレス>
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