【全日本】1日2試合の過酷な『CC』サバイバル戦は斉藤レイが真霜拳號を粉砕し大田区へ! 鈴木秀樹の握手を拒絶し「ぶっ倒してやるぜ!」とバチバチの火花
全日本プロレスは5月5日、春の祭典『チャンピオン・カーニバル2026』の最終公式戦を後楽園ホールにて開催した。
大混戦となったAブロックは、公式戦全日程を終えた時点で4選手が勝ち点8で並ぶという異常事態に発展した。
そのため、メインイベント終了後にリング上で急遽公開抽選がおこなわれ、優勝決定トーナメントへ進出する2名を決めるための「出場者決定戦」が組まれることとなった。

10分間の短いインターバルを挟んでおこなわれた第8試合は、Aブロック2位通過の座を懸けた斉藤レイと真霜拳號の激突である。両者にとって、この日2試合目となる極限のサバイバルマッチであった。

直前の公式戦で三冠ヘビー級王者・宮原健斗からギブアップを奪った真霜拳號であったが、その死闘の代償はあまりにも大きかった。
満身創痍の状態でリングへ上がった真霜拳號に対し、斉藤レイは容赦なく規格外のパワーを爆発させる。
開始直後から斉藤レイが猛烈な打撃で圧倒する展開となる。
真霜拳號も丸め込みや下からの腕ひしぎ十字固めなど、熟練のテクニックを駆使して活路を見出そうと試みたが、体力差はいかんともしがたかった。

最後は斉藤レイが強烈な頭突きで真霜拳號の動きを止め、全体重を乗せた逆エビ固めで締め上げる。ダメージの蓄積した真霜拳號はこれに耐えきれず、無念のギブアップを喫した。
この勝利により、斉藤レイは見事にAブロック2位通過を確定させ、5月17日の大田区総合体育館大会でおこなわれるトーナメント準決勝にて、Bブロック1位の鈴木秀樹と対戦することが決定した。
試合直後、バックステージで激戦の疲労を噛み締めながら喜びを語る斉藤レイの前に、次戦の対戦相手となる鈴木秀樹が突如として姿を現し、不穏な空気を作り出した。
■斉藤レイのコメント
「勝ったぜ!これで最後に望みをつないだ。だがな、次の相手は去年といっしょじゃねえか。(ここで秀樹が来てノド元を掴まれ、振り払うように)鈴木秀樹!去年といっしょだ、ぶっ倒してやるぜ!(秀樹から差し出された握手には応じず、突き飛ばして引き揚げる)」
斉藤レイが嵐のように立ち去った後、バックステージでは奇妙な光景が繰り広げられた。
1日2試合という過酷な連戦を闘い抜き、力尽きた真霜拳號に対し、鈴木秀樹が「宮原健斗と闘いたかった」という自身の身勝手な願望を理由に、理不尽なダメ出しを展開し始めたのである。
■鈴木秀樹と真霜拳號のコメント
秀樹「大会前に宮原健斗と闘いたいって言ったんですよ。ここまで来たら勝てばいいじゃないですか」
真霜「だからって宮原に負けるわけにはいかないし」
秀樹「負けていいんですよ」
真霜「さっきのレイにも負けるわけにもいかないし」
秀樹「いや、そこは勝っていいんですよ。ここまで来たら勝てばいいじゃないですか」
真霜「勝ちたかった、勝ちたかった…」
秀樹「負けるんだったら、最初のところで負ければいいわけですよ」
真霜「ちょっと頑張りすぎたかな」
秀樹「反省してください」
真霜「反省します」
秀樹「逆!宮原健斗に負けて…負けたらそこで終わりですけどね。余計なことした。余計なことしない!(引き揚げる)」
完全に鈴木秀樹のペースに巻き込まれ、敗戦のショックの中で「反省します」とまで言わされてしまった真霜拳號。
鈴木秀樹が去った後、改めて疲労困憊の表情で自身の激闘を振り返った。
真霜「あんなこと言ってますけどね、俺は決勝に残りたかったんだ。でもやっぱさ、宮原戦のダメージって、回復しなかったな。でもそれ以上にレイのパワーが凄かったわ。あの頭突きと逆エビか。あれは返せないわ。もうちょっと体力つけます!あぁ、クソ!」
勝負の世界の厳しさと、バックステージでのシュールな人間模様。
過酷な1日2試合のサバイバルを乗り越えた斉藤レイと、不条理な空間を創り出す鈴木秀樹。
春の祭典の覇権を懸けた両者の準決勝は、波乱の予感に満ちている。
<写真提供:全日本プロレス>
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