外国人チャンピオンが新日本プロレスとノアを席巻 新たなうねりにバトルが激化
日本マット界に「日本育ちの外国人パワー」が爆発している。
ノア5・2東京・両国大会でGHCヘビー級王者シェイン・ヘイストが誕生した。昨年11月からノアマットでベルトを巻いていたYoshiki Inamuraを、熱闘の末に撃破する見事な戴冠だった。

シェインはオーストラリアでデビュー後、留学生としてノア道場に入門。日本で修行している。その後、米WWEで活動。新日本プロレス参戦を経てノアに再登場している。
日本人選手が海外修行に旅立ち経験を積み、凱旋帰国してトップ選手への階段を昇り始めるのは今も昔も変わらない。
今では日本のプロレスに憧れ来日した外国人選手が、日本で基礎から鍛えて日本から世界を目指すサクセスロードができあがっている。

©新日本プロレス
新日本5・4福岡大会で、鷹木信悟を下しIWGPヘビー級王座V1を果たしたカラム・ニューマンも日本マットで飛躍した。若くしてイギリスでデビューしており、同じイギリス出身のウィル・オスプレイに見出されている。オスプレイは新日本でトップ選手となり米AEWで暴れ、今また新日本にUターン上陸した。
ニューマンは4・4両国大会でIWGPヘビー級王者・辻陽太を退け「23歳7か月」で、新日本のナンバー1の証しを手に入れた。史上最年少戴冠記録を更新している。
オカダ・カズチカ、内藤哲也が流出し、棚橋弘至が引退した新日本で、辻は待望の生え抜き新世代王者だった。辻のV2を阻んだニューマンの快挙は、新日本ファンどころか日本いや世界中のプロレス愛好者に衝撃を与えている。

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辻はIWGPグローバルヘビー級王座も5・3福岡大会で「AEWの刺客」アンドラデ・エル・イドロに奪われ、無冠になってしまった。だが、5・6佐賀・唐津大会で鷹木と組んで、ニューマン、ジェイク・リー組と対戦し、見事にニューマンをフォール。「DOMINION(6月14日、大阪城ホール)で、挑戦者に立ってやる」と、IWGPヘビー級王座奪回に臨むことを表明した。
ただ、現状はストロング無差別級王者もボルチン・オレッグ。アマチュア時代からTEAM NEW JAPANに所属し、新日本に入門した新日本育ちだが、カザフスタン出身者だ。

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新日本の日本人・男子ヘビー級(無差別級)シングル王者はNEVER無差別級王者 成田 蓮、NJPW WORLD認定TV王者KONOSUKE TAKESHITAである。
新日本の王者リストには外国人の名前がズラリと並んでいる。女子選手も含め、王者総勢17名のうち10名、半数以上の58.8%が外国人王者。新日本の新時代を支えているのは、日本人ではなく外国人選手というのが現実だ。

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いくらトップレスラーを目指す世界中の若者が、日本マット界に憧れ日本でプロレスを学ぶことを目指す時代になったとはいえ、新日本そしてノアのトップブランドベルトを外国人選手が保持しているのは、非常事態といっていいのではないか。
「日本帰りは出世する」と、昭和の時代からよく言われた。それだけ日本のプロレスは、基礎がしっかりしたレベルの高いものだということ。誇らしい限りだ。

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国際化が進み、外国人選手の活躍を歓迎するファンも増えているのは確か。とはいえ、やはり日本人選手を応援したいファンも多いはず。

オンタイムで世界中に発信される昨今のファイト。海外ファンの獲得、市場の拡大を団体が目指すのは当然だが、肝心要の日本のファンがないがしろにされては本末転倒だろう。
ニューマン、シェインの実力に文句はない。チャンピオンとしての成長も楽しみだが、日本人選手による看板ベルトの奪還を熱望する。
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