【新日本】タイガーマスクが佐賀のファンへ別れの挨拶! 復讐に燃えるウルフアロンは成田との遺恨激化「今度の6月大阪城ホール、俺と闘え」
新日本プロレスは5月6日(水・祝)、佐賀・唐津市文化体育館において『NEW JAPAN ROAD in KARATSU -IGNITION to DOMINION-』を開催した。
第5試合は、ウルフアロン&ボルチン・オレッグ&タイガーマスクの本隊トリオが、成田蓮&高橋裕二郎&ディック東郷のHOUSE OF TORTURE(以下、H.O.T)と激突する6人タッグマッチ。
この試合の軸となるのは、NEVER無差別級王座を巡る因縁である。5月3日の福岡大会でボルチン・オレッグの挑戦を退けた王者・成田蓮に対し、前王者のウルフアロンがリマッチを要求。

遺恨深まる両軍の激突は、ゴングを待たずにH.O.Tが奇襲を仕掛ける大荒れの幕開けとなった。
場外で成田蓮がウルフアロンを痛めつける間、リング上ではディック東郷がタイガーマスクのマスクに手をかけるなど、H.O.T得意の無法殺法が展開される。
しかし、中盤以降は本隊も反撃に転じた。

ボルチン・オレッグが規格外のパワーで高橋裕二郎を圧倒し、因縁の成田蓮と対峙したウルフアロンも、得意の大腰から串刺しラリアットで猛攻を仕掛ける。

終盤、H.O.Tのトレイン攻撃や急所攻撃の罠を掻い潜ったウルフアロンが、ディック東郷を三角絞めで捕獲し、見事なギブアップ勝ちを収めた。
試合終了のゴングが鳴っても、悪のユニットの暴走は止まらない。

高橋裕二郎がケインでウルフアロンの身動きを封じ、場外では成田蓮がボルチン・オレッグの左腕をイスで殴打。
怒りに燃えるウルフアロンが突進するも、H.O.Tは足早にバックステージへと姿を消した。
リング上に残されたのは、7月7日に引退を控える“黄金の虎”タイガーマスクである。マイクを握った猛虎は、佐賀のファンへ向けて感謝の思いを伝えた。

タイガーマスク「本日はたくさんのご来場まことにありがとうございます!自分は7月7日で引退します、あと2カ月になりました。タイガーマスクとして31年間やってきました。この佐賀のみなさんにもたくさん応援していただきました、ありがとうございます!この新日本プロレスの選手は、ますます熱くなって、この先もいい試合をしていきます。どうか応援のほう、よろしくお願いいたします。そして、長いあいだ応援、ありがとうございました!」
一方、バックステージでは、NEVER王座戦線を巡る抗争がさらに激化していた。
ウルフアロンが6月の大阪城ホール大会『DOMINION』での挑戦を正式にアピールした直後、王者・成田蓮が凶器を手にして襲い掛かったのである。
■ウルフアロンと成田蓮のバックステージでのやり取り

ウルフ「オイ、成田、オイ!オイ、テメー気付いてんだろう、オイオイ! 今度の6月、大阪城ホール『DOMINION』、俺と闘え。テメー、スカすなよ」

成田「(※突然やって来て)うるせぇな、この野郎!(※と叫びながら改良型プッシュアップバーでウルフを襲撃)。(※ウルフに暴行を働き、踏みつけながら)誰がスカすって?アァ!2月に俺に負けたくせによ、偉そうな口ぶりだな。テメーはな、苦しい顔が紙面に合うんだよ。バカ野郎(※と吐き捨て、最後にプッシュアップバーで側頭部を2度殴りつけて引き上げていく)」
ウルフ「(※苦悶の表情を浮かべつつ上体を起こしながら)ふざけんなよ……。(※立ち上がりながら)いつでも相手してやるよ……ゲホッゲホッ!」
無残な闇討ちに遭いながらも、ウルフアロンの瞳から闘志が消えることはなかった。
そして、佐賀でのラストマッチを終えたタイガーマスクも、巡業の思い出や、間近に迫ったプロレスリング・ノア参戦への思いを穏やかな表情で語った。
■タイガーマスクのバックステージコメント

「まあ毎回毎回こうやって試合をしていくところが、僕にとって最後の会場になっていく。そして最後の土地になっていくということでね、この佐賀県も僕、あんまり何回も来た覚えはないんですけど、まあそれでもこうやって新日本プロレス、そしてタイガーマスクを応援してくれた人は必ずいるわけですから、その方たちにお礼を言いたいということで、毎回毎回僕もこうやって全ての大会ではお礼を言っているんですけど、本当にこういうふうに言えるのが最後になってきて、正味あと2ヵ月、残り2ヵ月になったんでね。
だからといって、凄くその何って言うんだろう、悲しいとかそういう部分はないんですけども、やはりこう控室にいて、巡業バスに乗って控室に行ってっていう、みんな仲間とくだらない話をしてるっていうのはね、これが僕にとって本当に最高の時間だったというか、みんなと仲間と共有できる時間だったんでね、それがなくなるっていうのはちょっと寂しいかなっていうのはありますけどね。
まあ今日で『どんたく』、そしてこの唐津の大会が終わって、僕は、次は13日にNOAHさんに上がります。丸藤くんからね、声をかけていただいて、『最後にやりませんか。やってください』っていうふうに言っていただいて、本当にそれもありがたいことで、こうやって声をかけてもらえることがやはり長年やってきた僕にとってのなんて言うんだろうな、宝というか、やはり他団体でも仲間というね。
今まではNOAHさんには外敵としては上がっていたんですけど、今回はそういうものもなく、本当に天才・丸藤を凄く味わって終わりたいなっていうのもありますんでね、はい。是非、NOAHさんのファンの皆さん、ブーイングはなしで、ハハハハ(笑)。元々ね、丸藤くんとはシューティング時代にね、まあ直接じゃないんだけど先輩後輩になるんでね。マルとは本当に私生活でもよく連絡をもらったりしててね。まあ本当にNOAHさんにもこういう場を与えてもらったことに感謝しています。ありがとうございます、はい。以上でございます」
※ボルチンはノーコメント
※裕二郎、東郷はノーコメント
引退へ向けてカウントダウンを進めるレジェンドの温かな別れと、血みどろの抗争を続ける現役選手たちの怨念。
佐賀・唐津の夜は、プロレスが持つ様々な感情が交差する濃密な空間となった。
<写真提供:新日本プロレス>














