【新日本】辻陽太がタッグで“闇の王者”カラムを直接粉砕しIWGPヘビー挑戦権を奪取「新日本プロレスを背負うのは、このオレだ!」
新日本プロレスは5月6日(水・祝)、佐賀・唐津市文化体育館において『NEW JAPAN ROAD in KARATSU -IGNITION to DOMINION-』を開催した。
メインイベント(第7試合)のスペシャルタッグマッチは、新世代の覇権を巡る運命の決定戦となった。鷹木信悟&辻陽太のUnbound Co.組が、IWGPヘビー級王者カラム・ニューマン&ジェイク・リー組と激突。

この一戦は、王者のカラムが「Unbound Co.が勝てば『DOMINION』(大阪城ホール)でのメイン戦(王座挑戦権)を与えるが、負ければ二度と挑戦できない」という究極の条件を突きつけた因縁の対決である。

試合は、ゴングを待たずにUnbound Co.が奇襲を仕掛ける荒れ模様の展開で幕を開けた。
王者のカラムは、先のタイトルマッチで負傷した鷹木信悟の左腕や脇腹を冷酷に攻め立て、レフェリーを盾にした急所攻撃(ローブロー)を繰り出すなど、なりふり構わぬ無法ファイトを展開する。

しかし、百戦錬磨の鷹木信悟がカラムの反則を読み切ってお株を奪う急所攻撃で逆襲に転じると、勝負を託された辻陽太が一気に爆発。

最後は渾身のジーンブラスターを王者カラムに突き刺し、堂々のピンフォール勝ちを収めた。

自らの手で大阪城ホールでの王座挑戦権をもぎ取った辻陽太は、大歓声の中でマイクを握った。
王者がもたらす“闇”を切り裂き、新日本プロレスを希望の光へと導く覚悟を高らかに宣言している。

■辻陽太のリング上でのマイクアピール
「オイ、カラム!悪いがな、オレにとっちゃ、オマエの作る道は闇なんだ。オレはそんな道を、新日本プロレスに歩ませない。オレはもっと希望の光へ、この新日本プロレスを導いてやる!棚橋弘至が引退して、2.11、そして両国、DOMINIONを経て、この新日本プロレスは大きく変わった。あのIWGPのベルトを分解した者として、その責任と覚悟を胸に、オレは次のDOMINION、メインイベント、カラム・ニューマンの前に挑戦者として立ってやるよ!オイ、新日本プロレス!そしてカラム・ニューマンよ、覚悟はいいかーー!!!!新日本プロレスを背負うのは、このオレだ!」

バックステージに戻った辻陽太と鷹木信悟は、互いの男気を称え合い、大一番に向けた強固な絆とブレない信念を語った。

鷹木「オゥ、オゥフーッ。おかしいなぁ。5.4福岡、IWGP戦で負けて確かに大ダメージを負ったが、昨日のオフで完全復活したはずなんだが、さすがにそうはいかねぇか。でもよ、俺はもう簡単には試合休めねぇからな。なぜなら俺はプロのレスラーだからよ。IWGPは陽太、任せたぞ」

辻「鷹木さん!言葉はなくとも、アンタの男気、俺はリングの上で感じ取った。アンタのその男気と共に俺は次の『DOMINION』、カラムの前に堂々と立ってやる。なぁ、カラム!文句はねぇだろう!お前の言った通りだ。お前から1本獲ってやったぞ。わかってるさ。俺は何を言われようと、誰からどんなことを言われようと、決して屈しない。こんな言いたいことも言えない世の中じゃ、プロレスラーぐらい、自分を騙すことなく生きていかねぇとな」
一方、敗北を喫したジェイク・リーは、独自の哲学めいた言葉を残して姿を消した。

ジェイク「九州最後、負けちまったよ~!修行だな。復帰して4ヵ月、なんとな~く掴んできたものもある。だから修行だ。探さないでおくれ」
そして、屈辱のフォール負けを喫した王者カラム・ニューマンは、ダメージを引きずりながらも、辻陽太の息の根を止めるという残酷な予告と共に、新世代によるプロレス界の完全掌握を宣言した。

カラム「クソ……。ヨシ、また対戦だな。この団体でデビューした当初、彼は、最初に俺を倒したヤツらの一人だった。それが今、俺が最後の対戦相手となろうとしている。ヤツが退団するからではない。アイツの息の根を止めるからだ。(※カメラを見て)もし今、家にいて死体を見たいと思うなら、オーサカジョーホールに来い。ツジ、お前は俺の闘い方も、小技も、俺の全てを知っている。シンゴ・タカギ、俺はドラゴンを倒した。数百万年前まで遡って、恐竜の頭を落とした。お前なんかたいしたことはない。俺にとって何の価値もない。3日のうちに、イギリスに戻る。世界にカラム・ニューマンが世界最高のヘビー級レスラーの一人だということを見せつけるんだ。いいか、ツジ? 『DOMINION』で会おう。完売にしようぜ。古株どもに頼らなくてもいいってことを見せるんだ。新世代が台頭する。俺たちがその中心だ。俺たちはそれをリョーゴクですすでに成し遂げた。お前にはちょっと引っかかるものがあるんだろう。それは俺も同じだ。(※フラフラと立ち上がりながら)ああ……ヤバい」
若き王者と、新日本プロレスの未来を背負う覚悟を決めた挑戦者。
両者の信念が激突する大阪城決戦は、団体の歴史の大きな転換点となる。
<写真提供:新日本プロレス>














