【新日本】 混沌の10人タッグでHENAREがYuto-Ice&OSKARに突きつけた戦慄の予告「俺とグレート-O-カーンを倒すまでは、タッグ王者なんて思うんじゃないぞ」

新日本プロレスは5月6日(水・祝)、佐賀・唐津市文化体育館において『NEW JAPAN ROAD in KARATSU -IGNITION to DOMINION-』を開催した。

セミファイナル(第6試合)では、次期シリーズの覇権やタイトル戦線を巡る選手たちの思惑が交差する、10人タッグマッチが組まれた。

Yuto-Ice&OSKAR&石森太二&外道&永井大貴のUnbound Co.と、HENARE&グレート-O-カーン&フランシスコ・アキラ&ジェイコブ・オースティン・ヤング&ゼイン・ジェイによるUNITED EMPIREが激突した。

この一戦の大きな見どころは、5月4日の福岡大会でNEVER無差別級6人タッグ王座を戴冠したHENARE&グレート-O-カーンと、現IWGPタッグ王者であるKnock out brothers(Ice&OSKAR)による直接対決である。

さらに、開幕が迫る『BEST OF THE SUPER Jr.』に出場する永井大貴、フランシスコ・アキラ、石森太二、ジェイコブ・オースティン・ヤングの仕上がりにも注目が集まった。

試合開始のゴングが鳴る前から、IceとHENAREが額を突き合わせて激しく睨み合う。

先発で登場した両者は、互いの意地をぶつけ合うようなエルボー合戦を展開し、IWGPタッグ戦線への熱を帯びた火花を散らした。

その後もリング内外で目まぐるしい攻防が続く。OSKARがUNITED EMPIREの複数人を相手に圧倒的なパワーで無双すれば、ジュニア戦士たちもスピーディーな技の切り返しで客席を沸かせる。

終盤、リング上は入り乱れる大混戦となったが、UNITED EMPIREの連携が勝る。

ゼイン・ジェイが外道クラッチを阻止して隙を作ると、最後はジェイコブ・オースティン・ヤングがBITES THE DUSTを突き刺し、外道から完璧な3カウントを奪い取った。

試合終了後も両軍の興奮は冷めやらず、HENAREとIceが場外で番外戦に突入。

OSKARとグレート-O-カーンも激しい言葉をぶつけ合い、遺恨をさらに深めた。

バックステージに戻った選手たちは、目前に迫る大一番へ向けて、それぞれの熱い感情を爆発させた。

IWGPタッグ王座を狙うHENAREは、Knock out brothersに対して、これまで経験してきた修羅場の違いを突きつけ、地獄を見せると宣告した。

HENARE「みんなわかってるだろ。俺はKnock Out Brothersみたいにベラベラくだらないことを話すタイプじゃない。日本でも、ニュージーランドでも、イギリスでも、オーストラリアでも、そして今は北米でもな。俺はそういうことを言うやつじゃない。お前らみたいにな。俺が話すことは全て、心から出てる。俺のバックステージコメントは、スマホのメモを読んでるんじゃねぇんだよ! 俺の言葉はすべて本心だ。あのリングの上でやることも全部、心からのものだ!Yuto、Knock Out Brothers、お前のことを最後に見たのはニュージーランドだ。あの時お前らは、ニュージーランドのタッグ王者をまるで新人みたいに見せてた。アイツらを完全に叩きのめしてたな。イギリスでもそうだった。お前らがこの団体に来る前からだ。俺は自分の目でそれを見てきた。俺が見てたのは本物のヤバい連中だった。なんでそう言えるかって? それは、お前らがヤングライオンの頃から、血を流して流しまくって、Knock Out Brothersになったからだ。2人ともがだ。お前らひとりひとりがな。おたがいのためなら、弾丸だって受ける覚悟があるのはわかってる。Yuto、お前はオスカーのために命を張る。OSKAR、お前もYutoのために命を張る。そこに兄弟の絆があるのもわかってる。だけどな、お前ら2人には、まだわかっていないことがひとつある。お前らは“弾を受ける”ってことがどういうことか、本当の意味ではわかっていない。人生でも、ギャングでも、ストリートでも、“弾を受ける”って感覚がわかっちゃいない。アキレス腱に弾丸を食らうってことがどういうことか。首に弾丸を食らうってことが、頭のてっぺんを撃ち抜かれて、血が噴き出すってことが。お前らはそれらがどういうものか、わかっていない!だが、お前らが見ているのは、それらをわかってる人間だ!タッグ王座戦をやると決めたその時には、俺たちが地獄を見せてやる。なぜなら、お前らはこれまで、ビシャモンに勝っただけだからだ。本物のタッグチームには、一度勝っただけだ。他は寄せ集めのタッグチームだ。去年のタッグリーグで組まれた寄せ集めのタッグチームに過ぎない。お前らは、この俺HENAREからも、グレート-O-カーンからも獲ってない。UNITED EMPIREを倒してもいない。だから俺たちと対戦するとき、もしかしたら、いつかは俺たちに勝つチャンスもあるかもしれないが、それまでは、そのベルトにふさわしいなんて思うな。タッグ王者なんて思うんじゃないぞ。俺とグレート-O-カーンを倒すまではな」

標的とされたKnock out brothersの面々も、挑戦者の挑発を真っ向から受け止める。Iceは狂気を帯びた笑みを浮かべ、OSKARは王者のプライドを誇示した。

Ice「HENARE、俺とお前はよぉ、同類なんだよ。何だろなあ、お前を目の前にするとよ、ニヤつきが止まんねえ。もっと試合がしてえなあ、テメーと。で、どこでやんだ、タイトル?俺はどこでもいいぞ、オイ。だって今はよ、お前ら、オレッグと毘沙門を倒した、強くてカネになるヤツらやろ? 特にHENARE、俺とお前ならよぉ、今までにない、気が狂っちまうような、なおかつ中毒になっちまう“まぜもん”を作ってよぉ、売れると思うんだわ、あのファンどもによ。俺はよぉ、今すぐでもお前とやりたい。お前とやる時はよ、まさにこうだ。何も考えなくていい。ただ、感じるんだ。Let’s get HIGH!BIG UP!!!!」

OSKAR「アイツらが挑戦者?なぜ?俺たちがすでに倒した相手に勝ったから?この国どころか、宇宙一の最強タッグチームに挑戦できるなんて幸運だな。そしてグレート-O-カーンよ、お前がやっていた55個だかの下手くそなスポーツのどれかを続けていればよかったのに。しかし今お前はレスリングをやっていて、いまだに成功できていない。お前が得意なのは、オタク女子を巻き込むことぐらいだろう。そうだよ、ここから出て行け。誰にひれ伏せよ?俺たちが作り出すプロレスハイを先頭で体験できることを光栄に思え。その後は、またNEVER無差別級6人タッグ王座戦線に戻ればいい。オーカーンよ、どこかにお前のためだけに酸素を作っている木があるから謝りにいけ」

一方、『BEST OF THE SUPER Jr.』に向けて調整を進めるジュニア戦士たちも、闘志を燃やしている。

アキラ「今日は俺の試合じゃなかった。俺の試合じゃなかった。だが、フジタ、フジタと、5月14日、後楽園ホールのメインイベントだ。フジ、YouTubeに上げてた動画を観たぞ。お前はワトのことを30分間ずっとバカって呼んでたな。『バカバカバカ、ニホンゴ、ニホンゴ、ニホンゴ。バカバカバカ、ニホンゴ、ニホンゴ、ニホンゴ』って感じで、ウワッ!ってなったけどな。
その点については俺も否定はできないけど、あれが目上の人への話し方か? お前はよくわかってるはずだろ? 年上やセンパイを敬うのはお前の文化だろうが? だがお前はパンクだ。パンクだから誰に対してもリスペクトがない。お前みたいなパンクには言葉なんて通じないよな。お前が理解できるのは殴ることだけだ! 5月14日、後楽園ホールでお前をボコボコにしてやる。試合の後に俺の洗濯をやらせるくらいにな」

石森「今日でシリーズは終わるよな。ということは、次はいよいよ『SUPER Jr.』だ。まあ、一昨日も少し触れたけど、どうせまた記者会見あるんだろ? な。だったらよ、そこで語らせてもらうよ。ということで! これはまさしく神の恵み、そう、グレイスだ!」

永井「いよいよこのシリーズが終わって、次は『SUPER Jr.』だね。ま、若手の新宿FACEの興行もあるんだけど、俺がやっぱ意識してんのは、初めての『SUPER Jr.』だね。まあ俺はレスラーになる前は、ここ九州の、長崎の佐世保ってとこで働いて、一生懸命働きながら入門テストを受けて、ここまでやってきたんだ。
デビューしてから2年足らずで『SUPER Jr.』出場にこぎ着けたことを誇りに思うよ。別に、実力がねえから、まだまだ経験が足りねえから、出ないですなんて、そんな寂しいこと言うなよ、安田。俺もお前も、それなりに頑張ってきてんだろ? 自分に誇りを持て、もうちょっと、なぁ。
何言おうとしたか忘れたな。俺は別にお前のことは嫌いじゃないんだ。どっかの、メキシコに行ってる腐ったソーセージとは違って、お前には気持ちも、なぁ、優しい心もあるってもんだろ? まあいい。次は『SUPER Jr.』Aブロック。俺がかき回してやる。安田、俺のその背中を見て、震えて眠れ」

※グレート-O-カーン、ジェイコブ、ゼインはノーコメント
※外道はノーコメント

それぞれの野心とプライドが交錯する唐津の夜。

次期シリーズで巻き起こるであろう激しい闘いの嵐を、確信させるに十分な熱を帯びていた。

<写真提供:新日本プロレス>

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