【新日本】『BOSJ』最多出場タイの田口隆祐が“代打出場”の若獅子・永井大貴を撃破「最近は言っちゃいませんけど…優勝します」

新日本プロレスが誇る“ジュニアの祭典”『BEST OF THE SUPER Jr.33』が5月14日(木)、東京・後楽園ホールにて華々しく開幕した。

第3試合に行われたAブロック公式戦は、大会の歴史とドラマが交差する注目の一戦となった。

リングに上がる田口隆祐は、今大会へのエントリーにより、あの獣神サンダー・ライガーが持つ歴代最多出場記録に並ぶという偉業を達成した。

その対角線に立つのは、DOUKIの大会ボイコットという不測の事態により、急遽代打として初出場の切符を手にしたヤングライオンの永井大貴である。

酸いも甘いも噛み分けてきた大ベテランと、千載一遇のチャンスに燃える血気盛んな若獅子という、コントラストの強い顔合わせとなった。

試合は若き挑戦者の奇襲で幕を開けた。ゴングが鳴るや否や、永井大貴が闘志をむき出しにして強襲。

自身初披露となるトペ・スイシーダを鮮やかに決めるなど、持てる気力と体力をすべてぶつけ、世代交代の波を起こそうと躍動する。

しかし、歴戦の猛者である田口隆祐の牙城は簡単には崩れない。

永井大貴の猛攻を真っ向から受け止めつつも、関節技やTシャツを用いたチョーク攻撃など、老獪なインサイドワークを駆使して徐々にペースを握る。

終盤、ダイビングヘッドバットを自爆した永井大貴に対し、田口隆祐はオーマイアンドガーアンクルで捕獲。

最後は必殺の「どどん」へと繋ぐ完璧な試合運びを見せ、貫禄の3カウントを奪い取った。

見事に初戦を白星で飾った田口隆祐。

バックステージでは、かつて自分自身が経験した「代打での初出場」という過去と、目の前の若者の姿を重ね合わせ、感慨深げに言葉を紡いだ。

そして、最後には力強い優勝宣言を口にしている。

田口「2002年……2003年か。2003年、『SUPER Jr.』、僕が初出場した時も永井に似たようなシチェーションで、初出場の機会が転がり込んできて、それから22年……いや23年か。23年ですね。最多出場、これでライガーさんに並んで、初出場の永井の『SUPER Jr.』のデビュー戦の相手を務められた。光栄なことで、長年やってきた意味があると思います。最終的にジュニアでやっていくのかわからないけど、ジュニアをね、ジュニアでやっていくならジュニアを引っ張っていく選手の1人になることは間違いないんで。今日も凄い危なかったですよ、危なかった。最初ドロップキックでちょっと面食らいましたけど、初戦でね、フレッシュだったっていうのが助かりましたね。勢いだけで乗り越えさせずになんとかね、はい、持ってけたと。まだまだ残り試合ありますけど、残り試合と、あとリーグ戦じゃない試合もあるんで、はい。ちょっとね、あのあんまりこういうことを言う、最近はこういうことを言っちゃいませんけど、そうですね……優勝します」

一方、大金星を逃したものの、強烈なインパクトを残した永井大貴は、敗戦の悔しさを噛み殺しながら、残りのリーグ戦へ向けて闘志を燃え上がらせた。

永井「クソッ!『SUPER Jr.』、まだ始まったばっかだ。俺は諦めないぞ。誰が相手でもどんな状況でも、俺はやるべきことをやるんだ。残りの相手、覚悟しとけ。俺はしぶてえぞ」

かつての自分と同じ境遇の若者に高い壁として立ちはだかった田口隆祐と、代打出場の重圧を跳ね除け全力で挑んだ永井大貴。

ジュニアの祭典の開幕戦は、世代を超えたプロレスラーの生き様が交差する、味わい深い闘いとなった。

<写真提供:新日本プロレス>

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