【新日本】佐々木大輔がエル・デスペラードを冷酷撃破し、14年ぶりの『BOSJ』で本性全開「俺の『ちょっくら優勝』が見えたな」
新日本プロレスが誇る“ジュニアの祭典”『BEST OF THE SUPER Jr.33』が5月14日(木)、東京・後楽園ホールにて開幕した。
セミファイナル(第8試合)として行われたBブロック公式戦は、リング上のモラルを嘲笑うかのような、悪童たちによる極上の騙し合いとなった。
新日本プロレスのエル・デスペラードと、DDTプロレスの佐々木大輔。
団体の垣根を越えて強い友情で結ばれている両者だが、勝負の世界においてその絆は、互いを陥れるための最高のスパイスに過ぎなかった。
試合前から特異な空気が漂う。

エル・デスペラードが求めた握手に対し、佐々木大輔は応えつつ相手の手に口づけを落とす。
エル・デスペラードも同じく手にキスを返し、美しき友情を誇示するかのように見えた。

しかし、ゴングが鳴れば一転して狡猾な心理戦へと突入する。
ロープを空けて場外戦へ誘い合う神経戦から始まり、場外では佐々木大輔がイスや鉄柱を使った非情な首攻めを展開。

終盤、エル・デスペラードがヌメロ・ドスを狙えば、佐々木大輔はクロスフェイスロックで切り返すなど、互いの手の内を知り尽くした高度な技術戦も繰り広げられた。

決着はあまりにも唐突で、そして悪辣なものだった。
エル・デスペラードの串刺し攻撃を被弾する寸前、佐々木大輔はレフェリーを巻き込んで視界を塞ぐと、ポップアップ式の急所蹴りを冷酷に一閃。

悶絶する友人をラ・ミスティカ式クロスフェイスロックで捕獲し、冷徹にギブアップ勝ちを奪い取った。
試合後、握手を求める佐々木大輔に対し、エル・デスペラードは中指を突き立てて拒絶。

悪童たちの再会は、14年ぶりに同大会へ出場した佐々木大輔が、一昨年の直接対決で敗れた雪辱を果たす形で幕を閉じた。

バックステージに戻ってきた勝者は、開幕戦での大きな白星に興奮を隠しきれない様子だった。
「オイ、ふざけんじゃねえ、オイ!新日本プロレス、『BEST OF THE SUPER Jr.』、そしてオイ、デスペラード!今日、この開幕戦でオイ、友達であるお前に勝てた、お前に勝てたことは、このリーグ戦、デカいぞ?」
友人を葬り去ったことへの罪悪感など微塵もなく、むしろその事実が自身の野望を強力に後押ししていると不敵に笑う。
戦前の会見で放った言葉が、現実味を帯びてきたことを確信していた。
「俺はな、昨日の会見でよぉ、オイ、『ちょっくら優勝』とか言ってたけどよぉ、自分自身もな、半信半疑だったけどな、オイ、デスペラード、テメーに勝ったことで、オイ、これはよぉ、100%、俺のよぉ、『ちょっくら優勝』が見えたな、オイ!」
さらに視線は次戦の相手へと向けられる。次なる標的もまた、過去に因縁を持つ相手である。
「このままよぉ、次、誰だ?KUSHIDA。KUSHIDAー!テメーともよぉ、オイ、過去の話があるな。オイ、KUSHIDA!テメーに勝ったら俺がな、オイ、この『SUPER Jr.』、全勝優勝、ちょっくら全勝優勝、してきます」

一方、敗れたエル・デスペラードは股間を氷で冷やしながらバックステージに現れ、そのまま床に大の字となって苦悶の声を上げた。
「クソーーーッ!クソッ、何もクリーンなことするとはこれっぽっちも思ってなかったけど、最後がお前、組んでアントンさん(アントーニオ本多)から獲った時(25年10月、佐々木大輔デビュー20周年記念試合)と同じか、チクショー。クソッ、アー、直前に思い出しゃよかった!」
激痛の中でエル・デスペラードの脳裏に浮かんだのは、昨年10月に行われた佐々木大輔のデビュー20周年記念試合の記憶だった。
タッグを組み、同じ手口で勝利をもぎ取ったかつての共犯関係。
その伏線が、自身の身をもって回収されたことに対する悔恨が爆発する。
「(※体を起こして)半年間、半年、半年、満を持してのチン〇ポコの伏線回収だったか、オイ!佐々木!次は俺がやり返す。お前のチンポポは綿毛になってどっか飛んでく運命だ!」
身を切り裂くような痛みと敗北の屈辱を味わいながらも、最後は復讐の予告で締めくくった。
悪童同士の歪な友情と抗争は、この一戦を経てさらに深く、そして危険な領域へと足を踏み入れた。
<写真提供:新日本プロレス>
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