【ノア】GHCナショナル初防衛の丸藤正道がタダスケの実力を評価!近藤修司の挑戦表明で18年前の“ベストバウト”が現代に蘇る
プロレスリング・ノアは5月17日(日)、愛知・Lives NAGOYAで『LETHAL ODYSSEY TOUR 2026』を開催した。
メインイベントとして行われた第8試合では、GHCナショナル選手権試合が執り行われた。

初防衛戦に臨む第20代王者の丸藤正道に対し、反体制ユニット「TEAM 2000X」からの刺客としてタダスケが立ちはだかった。
試合は、挑戦者側のセコンド陣がなりふり構わず介入を繰り返す荒れた展開となった。

しかし、方舟の天才と称される丸藤正道は、相手陣営の無法な総力戦を冷静にさばき切ってみせる。

最後は一瞬の隙を突いた必殺のパーフェクトネックロックでタダスケを完璧に捕獲し、16分02秒でタップアウトを奪取。
王者の貫禄を見せつけ、見事に初防衛を飾った。
試合前の前哨戦から、丸藤正道はタダスケを「三下」と格下扱いして辛辣な挑発を繰り返していた。
しかし、激闘を終えてバックステージに姿を現した王者の口からは、対戦相手への素直な賛辞と謝罪の言葉がこぼれ落ちた。
「おい、タダスケ。三下って言ったことは素直に謝るよ。俺、結構気に入ってたんだよ、お前のこと三下って呼ぶの。でも、強かったよ」
実際に肌を合わせたからこそ伝わる本物の実力。
丸藤正道は、タダスケが単なるユニットの脇役にとどまる器ではないことを痛感し、現状に甘んじるべきではないと強い発破をかける。
「お前、TEAM 2000Xで、その位置でいいのか? タダスケ。もっとできるんじゃないのか。やりたいんじゃないのか。わからないけど、タダスケ、また次お前と試合できるの楽しみにしてるよ」
さらに、介入を繰り返した相手セコンド陣営に対し、苦言を呈するとともにタダスケのポテンシャルの高さを力説した。
「TEAM 2000Xのヤツらよ。そんな手使わなくたってよ、タダスケは立派に戦えるぞ」

そして、初防衛を果たした王者の前に、次なる挑戦者として大ベテランの近藤修司が名乗りを上げた。
両者の対決といえば、今から18年前の2008年、他団体の至宝を懸けた死闘でその年のプロレス大賞「年間最高試合(ベストバウト)」を受賞した、まさに伝説の顔合わせである。
膨大な時を経て再び相まみえる宿敵に対し、丸藤正道は自らの現在地を客観視しつつ、確かな手応えを口にした。
「次、近藤修司選手か。ベストバウトを取ったあの頃、俺たち最高のコンディションだった。でも、今はわからない。年齢も重ね、キャリアを重ね、確かにあの頃よりも劣っているかもしれないけれども、今見てくれ。俺結構調子いいんだ」
年月を重ねた分だけ研ぎ澄まされた技術と、現在のコンディションの良さへの絶対的な自信。
最後は「近藤選手、試合できるのを楽しみにしてます」と、再会を待ちわびるように静かに闘志を燃やした。
一方、挑戦を表明した近藤修司は、この日が自身のデビュー25周年を祝う記念試合の直後であった。
しかし、控室では祝祭のムードを即座に断ち切り、頂上決戦へ向けて張り詰めた空気を漂わせた。
「丸藤さん、周年とタイトルマッチは別だから。神経尖らせていこうぜ」
18年の歳月を経て、ノアの至宝を懸けて再び交わる両雄の運命。
極上の技術と歴史が交錯する次期防衛戦は、方舟のマットに再び特大の熱狂を呼び起こすに違いない。
「写真提供:NOAH WRESTLE UNIVERSE」
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