【マリーゴールド】退団目前の林下詩美、怒涛の19連続マッチ完走!「2年間に築いた愛を一気に受け取った」

女子プロレス団体「マリーゴールド」は5月16日、東京・後楽園ホールで『Marigold SHINING ATTACK2026』を開催した。

今月23日の大田区総合体育館大会をもって同団体を退団することが決まっている林下詩美が、所属選手として最後となる聖地のリングに登場。

別れを惜しむ仲間たち19人が次々と立ちはだかる、壮絶かつ感動的な「全員掛け」を敢行した。

この過酷な試練は、負傷により戦列を離れている岩谷麻優とビクトリア弓月、そしてのちの試合でワールド王座戦を控える青野未来を除いた、出場可能な全所属選手との1分1本勝負という形式で行われた。

橘渚から始まり、桜井麻衣に至るまで、総勢19人が次々と林下詩美の前に姿を現す。

リング上では技の攻防以上に、濃密な感情のやり取りが繰り広げられた。

長期欠場中でありながら強い希望で参加した田中きずなからは、魂の込もった重いエルボーを被弾。

若手や中堅の意地を受け止めるなか、ザ・レディ・AIからは逆エビ固めで、メガトンからは横入り式エビ固めでそれぞれギブアップと3カウントを奪い、先輩としての壁の高さも示した。

しかし、16番目に登場した山岡聖怜にはエイオキクラッチで丸め込まれ、この日唯一となる黒星を喫している。

最終的に2勝1敗16引き分けという結果で、怒涛の19連続マッチを無事に完走した。

Marigold SHINING ATTACK2026
2026年5月16日(土)後楽園ホール

▼林下詩美全員掛け

1 vs 橘渚(1分時間切れ)
2 vs 山﨑裕花(1分時間切れ)
3 vs ハミングバード(1分時間切れ)
4 vs 越野SYOKO(1分時間切れ)
5 vs 翔月なつみ(1分時間切れ)
6 vs 山中絵里奈(1分時間切れ)
7 vs 松井珠紗(1分時間切れ)
8 vs CHIAKI (1分時間切れ)
9 vs 瀬戸レア(1分時間切れ)
10 vs 南小桃(1分時間切れ)
11 vs ザ・レディAI●(35秒、逆エビ固め)
12 vsメガトン●(20秒、横入り式エビ固め)
13 vs石川奈青(1分時間切れ)
14 vs天麗皇希(1分時間切れ)
15 vs田中きずな(1分時間切れ)
16 vs○山岡聖怜(28秒、エイオキクラッチ)
17 vs心希(1分時間切れ)
18 vs後藤智香(1分時間切れ)
19 vs桜井麻衣(1分時間切れ)

全選手との激しいぶつかり合いを終え、バックステージに姿を見せた林下詩美の表情には、疲労よりも清々しい充実感が満ちていた。

マリーゴールドのリングを牽引してきた中心選手にとって、後楽園ホールは数々のドラマを生み出してきた特別な場所である。

「マリーゴールド所属としての最後の後楽園ホールでしたね。今日は全員掛け、ほとんどの皆と試合1分とはいえ試合することが出来て本当に良かったです」

1分間という限られた時間の中で、言葉ではなく身体で語り合った仲間たち。

マリーゴールドでの在籍期間は2年という歳月であったが、その間に培われた絆の深さは計り知れない。

去りゆく大黒柱は、19人との闘いを通じて得たかけがえのない財産について、目を細めながらこう表現した。

「2年間という短い時間ではありましたが、この時間に築いた皆との愛を今日で一気に受け取ったような気持ちです……」

肉体の痛み以上に、仲間からの「愛」を全身で受け止めた林下詩美。退団を目前に控え、残すは23日の大田区大会のみとなった。

マリーゴールドの歴史に深く名を刻んだ実力者は、仲間たちから受け取った思いを胸に、万感のラストマッチへと向かう。

<写真提供:マリーゴールド>

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