【新日本】大会前から手錠拘束の心理戦!策士・YOHが因縁のSHOを手玉に取り反則勝利、抗議するSHOを指さして笑い転げながら退場

新日本プロレスは5月20日(水)、東京・後楽園ホールで『BEST OF THE SUPER Jr.33』第4戦を開催した。

かつてタッグパートナーとして一時代を築き、現在は愛憎入り混じる因縁の抗争を繰り広げているYOHとSHOが、Bブロック公式戦のセミファイナルで激突した。

この日の両者の対立は、大会前からすでに始まっていた。

展示場で行われていたファンクラブ撮影会にSHOが乱入し、ヤングライオンの松本達哉を襲撃。

そこへYOHが救出に駆けつけ、SHOを制圧したままファンとの記念撮影を続けるという異例の事態に発展したのである。

さらに、リングの調整中にもSHOが再び襲撃を試みたが、またしてもYOHが返り討ちにし、手錠でロープに拘束。

場内ビジョンで「プロレスのルール」を学ぶ映像を見せつけるという、徹底的な心理戦を仕掛けていた。

 

怒り心頭で本番のリングに上がったSHOは、マイクを握ると「あんなもん見なくても、オレはいつもルール守って戦ってるやろうが、アッ!?(中略)今日もよ、ちゃんとルールを守ってよ、オメーなんか余裕で……」と息巻く。

しかし、YOHがすかさずマイクを奪い、「さあ、みんなで一緒に!! せ~の! ボコボコにしてやるわ!」と観客を煽り、因縁のゴングが鳴らされた。

試合は、ルールの網の目を潜り抜けるSHOの無法ファイトと、それを逆手に取ろうとするYOHの高度な騙し合いとなった。

SHOは口にラズベリーを含んで吐血を装おうとするなど、セコい反則アピールを見せる一方で、場外ではイスを用いてYOHの左腕を冷酷に破壊していく。

勝負の行方は、レフェリーの死角を突いた究極の頭脳戦によって決した。

終盤、SHOが凶器のトーチャーツールを取り出し、レフェリーが制止に入る一瞬の隙を突き、YOHが背後から強烈なローブローをお見舞い。

さらにYOHは、自らトーチャーツールでマットを叩いて大きな音を鳴らした直後、その凶器をSHOの手に握らせてマットへ大の字に倒れ込んだ。

振り返ったレフェリーの目に映ったのは、凶器を手に立ち尽くすSHOと、倒れ込むYOHの姿。

状況証拠からSHOが凶器攻撃を行ったと判断したレフェリーは、即座にゴングを要請し、YOHの反則勝ちを裁定した。

まんまと騙し討ちを成功させたYOHは、用意された担架に寝そべりながら、抗議するSHOを指さして笑い転げながら退場。

 

バックステージに運ばれてくると、ヤングライオンの松本達哉、安田を巻き込んで「せーの……あっかんべ~~~~!」と、最後まで相手をおちょくり倒して控室へと消えた。

一方、開幕からの連勝が「3」で止まり、自らの土俵である「反則」を偽装されるという屈辱的な形で初黒星を喫したSHOは、股間を押さえながら激しい怒りを爆発させた。

「どけどけどけ! どけ、オラ! クソゥ……クソッタレYOHがお前、『やり過ぎ上等!!』だからってよ、オイ、何から何までやり過ぎなんじゃ、この野郎、クソッタレが、オラ!」

自らの反則行為は完全に棚に上げ、相手の策士ぶりに猛烈なボヤキを展開する。

「オメーこそが“真壁先生”の動画観るべきじゃ、このクソッタレが、もういっぺん! アァ……アァ……反則なんかしてんじゃねえ、この野郎!」

さらに、ことわざを用いて自らの正当性を主張しつつ、独自の狂気を帯びた宣言をまくし立てた。

「オゥ、こうなったらこのワシが『過ぎたるは猶及ばざるが如し』って言葉をよ、お前ら全員に教えたるわ、このクソッタレが、オラ!(中略)狂ったジュニアのパワーバランスを俺が整えてやる、クソが! 全員ボコボコにしてやる、オラ!」

毒には毒を。かつての盟友が見せた完璧な騙し討ちは、過酷なBブロックの生存競争をさらにカオスなものへと変貌させた。

星を五分に戻したYOHの底知れぬ恐ろしさと、怒りに震えるSHOの次なる無法策に、これからも目が離せない。

<写真提供:新日本プロレス>

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