【新日本】『BOSJ』わずか3分半の騙し合い!「俺のほうが上だった」と笑う石森太二に、金丸義信は「区別つかねえのか」と怒り心頭

新日本プロレスは5月23日(土)、兵庫・アクリエひめじにて『BEST OF THE SUPER Jr.33』第6戦を開催した。

第7試合のBブロック公式戦は、ジュニアマットを知り尽くしたベテランにして、共に2勝を挙げている石森太二と金丸義信による頭脳戦となった。

両者がこのリーグ戦で顔を合わせるのは、金丸義信がわずか2分7秒で丸め込み勝利を収めた2022年の後楽園大会以来のことである。

試合は、コールを受ける前の石森太二に対して金丸義信が奇襲を仕掛けるという、波乱の幕開けとなった。

執拗な足4の字固めで相手の機動力を奪いにかかる金丸義信に対し、石森太二もサイファーウタキなどの大技で応戦。

勝負の分かれ目は、レフェリーが巻き込まれて不在となった無法地帯で訪れた。

ウィスキーを口に含んで決定打を狙う金丸義信であったが、石森太二はこれをジャンピングニーで完璧に迎撃する。

さらに股間への強烈なバックキックを叩き込むと、電光石火の石森式の外道クラッチで捕獲。

海海千山千の曲者から、わずか3分30秒で逆転のスリーカウントを奪い取ってみせた。

過去の秒殺劇の意趣返しとも言える、見事なインサイドワークで白星を先行させた石森太二。

バックステージではダメージの残る左膝を押さえて座り込んだものの、その表情にはしてやったりの笑みが浮かんでいた。

「金丸、今日は、ちょっとだけ、ちょっとだけ、ちょっとだけ、俺のほうが上だったみてえだな」

自身の頭を指差しながら、プロレスIQの競い合いで上回ったことを誇示する。

さらに、過酷なリーグ戦において、この同世代のライバルから得た1勝の価値を強調した。

「しかしよ、この一番厄介な相手から勝ったのはデケえんじゃねえのか? なあ」

次世代の台頭が著しい今年のジュニアの祭典において、ベテラン勢の意地はまだまだ健在である。

厳しいサバイバルレースを見据えつつ、高いモチベーションを口にした。

「かと言って、これから先も油断できねえし、今、若いヤツらが注目浴びてるけどな、ここはよぉ! “超人”石森太二、最年長優勝いただきにいこうか」

高らかに最年長での頂点獲りを宣言し、最後は自身お決まりのフレーズで歓喜の空間を締めくくった。

「ということで! これはまさしく神の恵み。そう、グレイスだ!」

一方、自らの得意とする土俵で足をすくわれ、痛恨の2敗目を喫した金丸義信の怒りは収まらない。

バックステージに姿を現すなり、苛立ちを隠すことなく吐き捨てるように言葉を発した。

「あのな、オイ、言っていいこととな、悪いことがな、あるんだよ、お前。その区別つかねえのかよ、この野郎、お前。あ?」

敗北の屈辱からか、あるいはリング上のやり取りに対する怒りなのか、真相は定かではない。

しかし、曲者が見せた想定外の激高ぶりは、この星の落とし方がいかに不本意であったかを明確に物語っている。

互いのプライドと狡猾さが交錯した3分半の騙し合いは、石森太二の「最年長優勝」への野望を大きく加速させる結果となった。

<写真提供:新日本プロレス>

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