【新日本】YOHの心理戦も及ばず、ロビー・イーグルスが左膝への一点集中攻撃から執念の大逆転「強き者はくじけない」

新日本プロレスは5月23日(土)、兵庫・アクリエひめじにて『BEST OF THE SUPER Jr.33』第6戦を開催した。

Bブロック公式戦のメインイベントに組まれたのは、勝ち点6で首位タイを走る昨年度準優勝のYOHと、1勝3敗と大きく出遅れたロビー・イーグルスによる、両極端な星取状況の両雄の対戦であった。

昨年の同リーグ戦でも激突し、その際はロビー・イーグルスが勝利を収めている因縁のカードである。

試合は、互いの独特なペースと高度な技術が交錯する、スリリングな名勝負となった。

入場時からアンニュイな表情や奇抜なポージングで相手の感情を逆撫でするYOHに対し、ロビー・イーグルスは冷静沈着に左膝への徹底した一点集中攻撃を展開。

ロン・ミラー・スペシャルや低空の619でジワジワと機動力を削いでいく。YOHもDIRECT DRIVEやトラースキックで意地を見せたが、最後は左膝のダメージが致命傷となった。

ロビー・イーグルスが足を引っかけての変形DDTから、一撃必殺のHyperionを完璧に打ち抜き、粘るYOHから劇的な3カウントを奪取。リーグ戦の戦績を2勝3敗とし、逆襲への狼煙を上げた。

死闘を終えた両者は、リングに座り込んだまま言葉を交わし、固い握手を結んだ。

さらにロビー・イーグルスが自身の頬を指差して前日の仕返しとばかりにキスを要求すると、YOHもこれに応じるという、両者ならではの奇妙なノーサイドの光景に会場が沸いた。

マイクを握った勝者は、姫路のファンへ向けて喜びを爆発させ、崖っぷちからの大逆転劇を宣言した。

「ヒメジ、今日は楽しめたか? ここからが逆襲の始まりだ。1勝3敗──そしてこれが2勝目だ。俺はこの前も言った。お前らも聞いただろう。もし聞いてなかったなら、もう一度言う。俺は本気で信じてる──ナナコロビヤオキだ!」

流暢な日本語を交えて不屈の精神をアピールし、さらなる名言を飛び出させる。

「それに加えて、お前ら全員に分かるように日本語で言う──イマ、ワタシノ、カチゴロダ!」

そして、残りの公式戦全勝と大田区総合体育館での頂点をファンに力強く約束した。

「俺はもう『SUPER Jr.』で二度と負けない。全員の首を獲って、戦利品として積み上げながら、オータクで本物のトロフィーを掲げる。なぜなら俺は“強き者”で“強き者”はくじけない」

バックステージに戻ってからも、その熱量は冷めやらぬままであった。

疲労の色は隠せないものの、連勝街道への絶対的な自信をみなぎらせる。

「ここからは俺の時間だ。これが“スナイパー”の連勝街道だ。俺は負けない。俺は絶対に負けない。なぜなら、これが俺にとって8度目の『SUPER Jr.』挑戦だからだ。このトーナメント、全部俺が持っていく」

そして、ファンへ向けてSNSでの拡散を呼びかけ、共に戦い抜くことを誓った。

「気持ちを高め続けていくために……ダメージを最小限に留めるために……そして最後まで辿り着くために……みんなの力が必要だ。なぜなら……俺たちはイッショニ強き者で、俺はくじけない」

一方、痛恨の2敗目を喫し、首位戦線から一歩後退したYOHであったが、試合後の控室では敗戦のショックよりも対戦相手へのリスペクトが勝っていた。

「ロビー、テメーは俺より変態だ! You are so cool!」

独特の感性を持つ両者の交錯は、結果的にロビー・イーグルスの奥底に眠る「強き者」の魂を完全に呼び覚ますこととなった。

崖っぷちから蘇ったスナイパーの反撃が、後半戦のBブロックをさらに面白くしていくに違いない。

<写真提供:新日本プロレス>

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