【ストロングスタイル】“関節技の鬼”藤原喜明、77歳で迎える『喜寿記念試合』へ「俺の本格的な仕事は最後かもしれない」

「見に来る人は自由だから、好きに見てもらえればいい」
――やはりそういった気持ちが尽きないうちは探求も終わらないのでしょうか。
藤原 終わらないな。盆栽なんかも同じで、もっといい方法があるはずだし楽しいよ。楽しくてしょうがない。
――そういった探求心や好奇心が組長の原動力のように思われます。今回の「喜寿記念試合」に出場されるみなさんは弟子にあたる選手がほとんですね。
藤原 俺、弟子はいないんだよ。あっちが俺のことを先生だって言うならそれはしょうがないけど、みんな俺の練習相手で、だから仲間だよ。

※Photo by 若林タカヒデ
――“教えるのではなく、ともに練習する”のが組長流育成術と言えそうですが、以前インタビューで人を育てるには褒めることだと話をされていました。
藤原「コーチなんて簡単だよ、褒めときゃいいんだ」って、こないだ船木にも言いました。褒められれば嬉しいから、一生懸命やる。それでやってるうちに本当に上達する。「お前ならできる」と言って、その気にさせるのがコーチ。おだてられると嬉しいから選手は一生懸命やるし、“ひょっとしたら俺は天才かもしれない”ってみんな思うわけ。だから、これで上達するんだけど、鼻が伸びてくるのがたった一つの欠点。でも、それで天狗になって終わるやつはそれはそれで仕方ない。あとは知ったこっちゃないよ。それは別に俺の仕事じゃないから(笑)。褒められれば嬉しいし、一生懸命やる。それでちょっとずつ本当に上達する。そういうことだよ。

※Photo by 若林タカヒデ
――あとはその人次第なのですね。
藤原 その人次第。天狗になって終わるなら、そこまでの話。だから褒める、それでたまにけなす。犬のしつけと一緒だよ。まず可愛がる。それでいつも可愛がられていたのに、急にコラー! なんてやられるとすごいショックを受ける。だから1回叱ったら10回以上は褒める。いいこと言うだろ(笑)。
――先ほど「本格的な仕事は最後かもしれない」と言葉がありましたが……。
藤原 50ぐらいからずっと思っていたんだけど(笑)、いよいよ最後かもしれない。

※Photo by 若林タカヒデ
――もう十分にやり切りました?
藤原 やり切ってないよ。「“やり切った”と思ったらそれで終わりだ」ってゴッチさんも言っていたし、終点はまだまだ先よ。「誰でも年を取るけど、ジジイ・ババアになる必要はないんだ」って、これもゴッチさん。いい言葉だろ。
――大会をご覧になる方へ、最後にメッセージをお願いします。
藤原 見に来る人たちは自由だから、好きに見てもらえればいい。“藤原衰えたな”でもいいし、“衰えた割にはやってるな”とか、“もう77歳なのに結構元気だな。私も頑張らなければ”と思うのもいいし。好きに感じてくれればいい。金を使って遠くから来てくれた人に「つまらなかったな」って言わせたら俺の負けだし、「あぁ来てよかったな」と言われたら俺の勝ちです。
■ 大会情報
大会名: 初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.39
THE FIRST TIGER MASK 45th&SATORU SAYAMA 50th DEBUT ANNIVERSARY ーHISASHI SHINMA MEMORIAL in KORAKUEN HALLー
日 程: 2026年5月27日(水) 17:30開場 / 18:30開始
会 場: 東京・後楽園ホール
<全対戦カード>
▼メインイベント レジェンド選手権試合 60分1本勝負
[第21代王者]黒潮TOKYOジャパン
vs
[挑戦者]関根“シュレック”秀樹
▼セミファイナル スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
ジャガー横田 & 里奈 & キャサリン.
vs
MIRAI & 叶ミク & 若菜きらり
▼第5試合 藤原喜明 喜寿記念特別試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
(アレクサンダー大塚30周年記念試合)
藤原喜明 & 船木誠勝 & 石川雄規
vs
髙橋“人喰い”義生 & アレクサンダー大塚 & 村上和成
▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
スーパー・タイガー & 関本大介
vs
間下隼人 & 澤田敦士
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
ナイラ・ローズ & ナイトシェイド
vs
桃野美桜 & Chi Chi
▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
竹田誠志 & 阿部史典
vs
日高郁人 & 岩﨑永遠
▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
藪下めぐみ
vs
彩芽蒼空
※対戦カードは変更となる場合がございます。

<写真提供:ストロングスタイルプロレス>














