【新日本】大流血の竹串攻防!フランシスコ・アキラが葛西純の土俵で打ち勝つ「俺がボコられると思ってただろう?」

新日本プロレスは5月27日(水)、静岡・キラメッセぬまづにて『BEST OF THE SUPER Jr.33』第8戦を開催した。

Aブロック公式戦のメインイベントは、前日の京都大会での襲撃を機に勃発した、葛西純とフランシスコ・アキラによる初のシングル対決となった。

4勝2敗で上位につける「デスマッチのカリスマ」に対し、3勝3敗で後がない「帝国の烈火」は、事前の予告通り、相手の土俵であるハードコア戦線へ自ら足を踏み入れる覚悟を見せた。

入場時、口にフォークを咥えて現れたフランシスコ・アキラ。

対する葛西純は不気味な布包みを持参し、ゴングが鳴る前からリング内外で凶器と流血が交錯する凄惨な修羅場と化した。

ゼイン・ジェイの介入も交えながら、額を割られたフランシスコ・アキラは、自らの血を胸に塗りたくるという狂気を見せる。

葛西純もレフェリーを巻き込んでのフォーク攻撃や、リバースタイガードライバーで応戦し、互いの頭頂部に竹串を突き刺し合うという常軌を逸した光景が繰り広げられた。

終盤、ゼイン・ジェイの介入を急所蹴りと竹串で排除した葛西純が不気味なキスから勝負に出るが、フランシスコ・アキラはフォークでの反撃からイス攻撃、ファイヤーボールと、なりふり構わぬ猛攻で流れを断ち切る。

最後は立ち上がった葛西純の側頭部をバズソーキックで射抜き、必殺のクラウンフォールで死闘に終止符を打った。

カリスマの土俵で真っ向から渡り合い、執念の4勝目をもぎ取ったのである。

大流血のまま勝ち名乗りを受けた勝者は、マイクを握ると、会場のファンへ向けて荒々しく語りかけた。

「みんなどこに行く? どこに行くよ。お前、英語分からないネ。だからもう帰れ。(中略)今日はカサイに俺がボコられると思ってただろう? でもどうなった? 俺と仲間のゼイン・ジェイがヌマヅでの勝者だ」

そして、カリスマへの敬意を滲ませながらも、自らが新日ジュニアを牽引する存在であるという強烈な自負を爆発させた。

「カサイ…カサイ…、お前に勝つために、俺は持ってるものを全て使い切った。お前は本当にデスマッチのレジェンドだ。でも俺とリングに立つ時は──話は別だ!(中略)俺はこのまま決勝まで突き進み、『SUPER Jr.』を制覇する。なぜなら俺は“帝国の烈火”フランシスコ・アキラで、俺こそがUNITED EMPIREだからだ!」

バックステージに戻ると、極限の死闘による疲労から一度は床に倒れ込んだものの、ゼイン・ジェイとの絆を確かめ合うと、すぐに立ち上がってこの試合の意義を力説した。

「カサイ・ジュン……これからお前を“俺がリスペクトするジュニア”のリストに加えるかもしれない。でもな、今日はお前と同じ土俵で闘った。お前と同じ手を使った。ただ……俺のほうが上手かった。そして勝った」

血の海を泳ぎ切り、カリスマを下した事実。

それは、自身がどのような過酷な状況でも諦めないという強靭な精神力の証明であった。

「俺が血まみれになって倒れる姿を見たかった連中に言ってやる……。俺は絶対に諦めない……絶対に。たとえ血の海が広がっていても……俺は自分の欲しいものを追いかけ続ける」

一方、壮絶な流血戦の末に3敗目を喫した葛西純は、控室の床で息を整えながら、手痛い敗戦の事実を噛み締めていた。

「クソ……。3つ入ったのか? でもよぉ、確かに3つ獲られたかもしんねえ。しかしだ。まだ望みは消えちゃいねえし、負けたとは言え、フランシスコ・アキラ、いい刺激を見つけたぜ」

敗北の悔しさよりも、新たな獲物を見つけた狩人のような凶暴な喜びが勝っている。自らのテリトリーで牙を剥いてきた若き才能に対し、底知れぬ狂気と共に終わりのない報復を宣言した。

「葛西純と関わったからには、お前の人生、メッチャクチャに狂わせてやるぞ、オイ。これで終わりじゃねえからな。(中略)今日が始まりだからな、お前。お前との関係は今日が始まりだ。これで終わりじゃねえ。“NEXT”あるからな!」

ハードコアの伝説と次世代の烈火。

沼津の夜を紅く染め上げた両者の因縁は、この一戦をプロローグとして、さらに凄惨なドラマを生み出していくことになりそうだ。

<写真提供:新日本プロレス>

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