【新日本】バリエンテ・ジュニアのルチャ殺法をThrill Rideで粉砕!藤田晃生が『BOSJ』連覇へ向けて再加速「オマエらが求めてるもん以上のものを返してやる」

新日本プロレスは5月29日(金)、新潟・燕市民体育館にて『BEST OF THE SUPER Jr.33』第9戦を開催した。

Aブロック公式戦のメインイベントに組まれたのは、史上最年少連覇を狙う前年度覇者・藤田晃生と、CMLLからの初出場で負け越しが懸かるバリエンテ・ジュニアの一戦。

ここまで3勝3敗で星を五分にしている藤田晃生としては是が非でも白星を先行させたい局面であり、2勝4敗のバリエンテ・ジュニアにとっても文字通り背水の陣となる激突であった。

試合は、互いの意地とプライドが激しく交錯する熱戦となった。

藤田晃生は序盤から相手の負傷箇所である右膝へ狙いを定め、ニークラッシャーや逆片エビ固めで徹底的な脚攻めを展開して機動力を削ぎにかかる。

しかし、本場のルチャドールの執念も凄まじく、ティヘラからのトペ・コンヒーロやホルヘ・リベラ・スペシャルといった華麗な空中戦とジャベで猛反撃を試みた。

終盤、バリエンテ・ジュニアが必殺のバリエンテスペシャルの体勢に入り勝負を懸けたが、藤田晃生はこれをカッターで鋭く切り返す。

そのまま一気に相手を担ぎ上げ、必殺のThrill Rideを完璧に炸裂させてスリーカウントを奪取。

大きな4勝目を挙げ、過酷なブロック突破へ向けて力強く前進した。

試合後、勝ち名乗りを受けた勝者は、握手を求めてきた敗者を冷酷にリング下へ追いやり、自らマイクを握って新潟のファンへ語りかけた。

先の田口隆祐戦での自身の髪型にまつわる出来事を引き合いに出し、白星先行となった喜びを口にする。

「いつまでもよ、3勝3敗で“中分け”してるわけにはいかねえからな。今日、新潟メインで勝ったぞ!」

そして、今年の「やり過ぎ上等」をテーマに掲げる大会の中で生じている、リング内外の様々な騒動やファンの過剰な反応に対し、前年度覇者としての確固たる信念を真っ直ぐに突きつけた。

「『SUPER Jr.』を通して、一個だけオマエらに、な、カメラの奥のオマエらに言いたいことがあるんだ。やれ、脚立を押さえたヤングライオンが、やれ、竹串を持って入場したがどうとか、クソどうでもいい! なあ、もっともっと純粋な気持ちでプロレス楽しめよ!」

周辺の雑音を一蹴し、リング上の闘いそのものに目を向けるよう呼びかける。

さらに、沸き起こる客席からのコールを身振りで制止すると、力強い言葉でプロレスラーの魂の強さを代弁してみせた。

「オマエらが応援してる選手が勝とうが、オマエらが応援してる選手がクソみたいな負けかたをしようが、レスラーはそんなもんじゃ折れない!」

過酷な勝負の世界を生き抜く者たちの覚悟を示し、最後はファンに対して、最高のエンターテインメントを提供することを声高に約束して大会を締めくくった。

「オマエらが求めてるもん以上のものを返してやるから、しょうもないヘンなこと考えずに、純粋にプロレス楽しめ! 俺たち新日のレスラーが、非日常を見せてやるから。新日本プロレスを、『SUPER Jr.』を、クソ楽しめー!!」

連覇へ向けた強い意志と、プロレスという競技への深い愛情。

藤田晃生の叫びは、激闘が続くジュニアの祭典において、確かな指針として響き渡った。

<写真提供:新日本プロレス>

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