【新日本】43歳の超人・石森太二が『BOSJ』初優勝&最年長記録を公約「優勝するのは人気者とかイケメンじゃなく、いま一番強え奴が優勝するんだ!」
新日本プロレスは5月30日(土)、富山・高岡テクノドームにて『BEST OF THE SUPER Jr.33』第10戦を開催した。
Aブロック公式戦のメインイベントは、4勝2敗で上位を走るSHOと、3勝3敗で星を五分に戻した「超人」石森太二の激突となった。
2019年から同ブロックでの対戦が続く両者だが、戦績は石森太二が大きく勝ち越している。
しかし、昨年の公式戦ではSANADAの乱入によってSHOが無法勝利を収めており、今回もHOUSE OF TORTURE(以下、H.O.T)の総力を結集した手段を選ばない戦法が展開されるのは目に見えていた。

その予感は、試合前から的中した。リングアナからマイクを強奪したSHOは、「この富山の田舎モンどもが、オラ! このホタルイカ野郎どもが!」と地元ファンを口汚く罵倒。
さらに「石森さんよ、アンタがどんだけ無茶しようがな、このワシには勝ち目はねえんじゃ、コラ!」と豪語し、ゴングを待たずに奇襲を仕掛けた。

しかし、歴戦の超人は冷静であった。SHOの奇襲を打撃で一蹴すると、相手のトーチャーツールをこっそりと自陣に隠すというインサイドワークで対抗。

その後は、SHOの木槌攻撃や金具むき出しのコーナーへの自爆誘発など、反則スレスレのラフファイトに苦しめられながらも、ハンドスプリング式のスクリューキックやデスバレーボムなどで的確にダメージを与えていった。

終盤、劣勢に立たされたSHOは隠していたトーチャーツールを使おうとするが見当たらず狼狽。その隙を突いて石森太二がBone Lockで捕獲し、ついに勝負あったかに見えた。
しかし、ここで金丸義信が勝手にゴングを鳴らすという古典的な妨害工作を発動。技を解除してしまった石森太二に対し、H.O.Tの2人がかりの猛攻が始まった。

絶体絶命の危機。だが、富山のメインイベントはここで終わらなかった。なんと、ロビー・エックスとヤングライオンの永井大貴が救出に駆けつけたのである。
エックスがプランチャで金丸を分断し、永井がドロップキックでSHOを怯ませる。
この援護射撃を受けた石森太二は、鉄板で殴りかかろうとしたSHOの顔面にフロントキックを叩き込み、そのまま自爆させることに成功。

最後は必殺のブラディークロスで死闘に終止符を打ち、見事に4勝目を奪い取った。

試合後、金丸の肩を借りて逃げるように退場していくSHOに対し、石森太二はマイクを握って爽快な言葉を投げかけた。
「オイ、SHO! ちょっと待てよ、オイ。オメーがよ、田舎モン、田舎モンってうるせえからよ、この俺、“超人”石森太二が田舎モン代表でつぶしてやったけどよ」
地元ファンの溜飲を下げる痛快なアピールに、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
そして、集まった観客に向けて超人らしい不遜なトーンで語りかける。
「どうだ、今日は楽しかったか? 声が聞こえねえよ! 楽しかったか!? 最後にもう一度聞くぞ! 楽しかったか!?……うるせえよ、さわぐなよ!」
歓声を煽っておきながら突き放すという独自のユーモアで会場を沸かせると、一転して真剣な表情でリーグ戦制覇への決意を叫んだ。
「優勝するのは人気者とかイケメンじゃなく、いま一番強え奴が優勝するんだ! この俺、“超人”石森太二が『SUPER Jr.』初優勝、史上最年長で優勝を、今日ここで約束してやるよ!」
現在43歳。史上最年長での初優勝という壮大な野望をぶち上げ、今日の劇的な勝利もまた運命であると語る。
「まあ、今日の出来事もすべて巡り合わせ、自然とこうなる運命。俺にい必要なものを与えてくれてる。これはまさしく神の恵み、そう、グレイスだ!」

試合後のバックステージでも石森は「リング上で言ったのが全てだ。もう何もないんだけど、ただ一つだけ言わせてくれ。“超人”石森太二、『SUPER Jr.』初優勝、史上最年長優勝、必ず掴んでやる。ということで、これはまさしく神の恵み、そうグレイスだ!」と力強く優勝宣言。

一方、敗北を喫したSHOはバックステージに四つん這いで現れ、腹ばいで寝転がりながら不満をぶちまけた。
「チクショー! ウゥゥ……クソーッ! どいつもこいつも……まともなヤツおらんのか、このクソが」
乱入返しで敗北した自らの悪行は棚に上げ、他の出場選手たち全員を「頭のネジがぶっ飛んでる」と罵倒する。
「俺が一人ずつちゃんとその緩んだネジよ、締めて回ってやる、あのクソッタレどもが! 優勝するのはワシじゃ、この野郎、オラ!」
最後まで逆ギレを連発しつつ、ブロック突破への意地を見せた。
H.O.Tの無法を撃破し、史上最年長優勝へ向けて弾みをつけた超人・石森太二。過酷なAブロックのサバイバルレースは、いよいよ終盤戦へと突入していく。
<写真提供:新日本プロレス>
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